受動態の基本文・疑問文・否定文の作り方と前置詞の選択!!

 

過去分詞 (2)

 

英語では普段「行為者を主語、対象を目的語にした能動文」が使われます。

しかし、文によっては「対象を主語にした受動文」が好まれることもあり、
能動文と受動文を使い分けることによって表現が幅を広げる事ができます。

その受動文が好まれるタイミングとは以下の4つです。

1.言う必要のない時・誰がやったのか分からない時
2.頭でっかちな文を避ける時
3.話題の中心を合わせたい時
4.話に一般性を持たせる時

こちらについては、前回の記事でご紹介いたしました。

今回は、実際の「受動文(受動態)の作り方」についてお伝えしようと思います。

 

受動文(受動態)の基本文の作り方!!

 

過去分詞 (4)

 

学校でも教わった「受動文(受動態)」は「be動詞+過去分詞」を使います。

おそらく、多くの人は以下のように教わったのではないでしょうか?

・主語 + be動詞 + 過去分詞 + by + 行為者

ですが、その考え方で受動文を使いこなすのは難しいです。

確かに形だけ見ると「そういう形」に見えるので、
主語を目的語にして、目的語を主語にして、be動詞と過去分詞を使って。。。

そんな感じで機械的に組み立ててしまいます。

実際、私達はそんな風に受動文を作ろうとしてしまいがちですが、
実は受動文(受動態)も「be動詞」を使った普通の修飾文の1つに過ぎません!!

 

せっかくなので、分かりやすく具体例を見てみましょう!!

まずは、以下の2つの文をご覧下さい↓

①【能動文】 The dog attacked Tom.(その犬はトムを襲った)
②【受動文】 Tom was attacked by the dog.(トムはその犬に襲われた)

①の文は「犬がトムを襲った」という能動文ですが、
私達はこれを受動文にすると「襲われる対象はトム」を前に持ってきて、
主語の「犬」は「トムを襲う行為者」だから、後ろに持ってきて「by」で繋げればOK

。。。といった感じで並べ替えて考えてしまいますよね?

ですが、受動文も「be動詞」を使った通常の文と同じ考えで対応できます。

 

例えば、以下の文をご覧下さい↓

①【能動文】 Tom is a nice guy.(トムは良い奴だ)
②【受動文】 Tom was attacked by the dog.(トムはその犬に襲われた)

①の能動文は「be動詞」を使った「何の変哲もない普通の文」ですよね?

トムは「良い奴なんですよ」と普通に「be動詞」を使って導いている文です。

では、②の受動文はどうなっているのでしょうか?

実は、こちらの受動態を使った文も、よくよく見てみると、
トムは「犬に襲われたんですよ」と「be動詞」を使って導いている文に過ぎません。

 

そうなんです。

私達は受動態を、まるで「ひとつの特別な表現」のように教わりましたが、
実は受動態も普通の「be動詞」の文となんら変わらない文なのです!!

Tom is a nice guy.(トムは良い奴だ)
=Tom is… ← a nice guy.(トムは良い奴なんだよ)

Tom was attacked by the dog.(トムはその犬に襲われた)
=Tom was… ← attacked ← by the dog.(トムは襲われたんだよ、その犬にね)

こんな風に、受動文も「トムがどういう状態なのか」を、
過去分詞を使って説明(修飾)しているだけに過ぎないんですね。。。

なので、受動文だから「be動詞+過去分詞だ」と捉えるのではなく、
受動文は「過去分詞でbe動詞の文を修飾しているんだ」と捉えると簡単になります。

 

そう考えると、行為者の前に必然的に前置詞が付く理由も分かりますよね?

犬という行為者によって行われたから「by」を使って、
トムは「その犬によって襲われたんだよ」と自然に導いているという訳です!!

Tom was… ← attacked ← by the dog.(トムは襲われたんだよ、その犬にね)

どうですか?めちゃくちゃ簡単じゃないですか?^^

私達は学校で受動態を「パッケージ表現」のように教わりましたが、
実際は「普通のbe動詞の文を過去分詞を使って修飾しているだけ」に過ぎません!!

ただ「過去分詞以下が主語を修飾しているだけ」なんです。

以前、お話しましたが過去分詞は受身のイメージを生み出すんでしたよね?

⇒ 英文の要素!過去分詞系の働きと「英語の配置の感覚」を掴む!

だから「be動詞」の後ろに過去分詞を置いて行為者を「by」で繋げば、
それで「○○によって××が△△された」という文が自然に出来上がる訳なんです♪

 

受動文(受動態)の疑問文・否定文の作り方!!

 

過去分詞 (1)

 

さて、それが分かったら、受動文(受動態)の疑問文と否定文の作り方も簡単です!!

普通の「be動詞」の文と同じ感覚で疑問文や否定文を作るだけです。

He is a nice guy.(彼は良い奴です)
⇒ Is he a nice guy?(彼は良い奴ですか?)
⇒ He isn’t a nice guy.(彼は良い奴ではありません)

He was attacked by the dog.(彼はその犬に襲われた)
⇒ Was he attacked by the dog?(彼はその犬に襲われたの?)
⇒ He was not attacked by the dog.(彼はその犬に襲われていません)

どうですか?全く同じ感覚ですよね?

受動文(受動態)進行形や完了形も全く同じ感覚で作れますよ。

He was attacked by the dog.(彼はその犬に襲われた)
⇒ He is being attacked by the dog.(彼はその犬に襲われています)
⇒ He has been attacked by the dog.(彼はその犬に襲われた事があります)

簡単ですよね?^^

このように受動文(受動態)は「be動詞」の文の延長線上にあるだけなんですね♪

 

受動文(受動態)の前置詞の選択!!

 

過去分詞 (3)

 

そうなってくると、今度は前置詞も「自然と相応しいものを選ぶだけ」になります。

私達はデフォルトとして「by」を使うように教わりましたよね?

He was attacked by the dog.(彼はその犬に襲われた)

ですが「by」が使われるのは「by」には「近接のイメージ」があるからです。
なので、生み出したい文によって「by以外」も普通に使えます。

English is spoken in Canada.(カナダでは英語が話されている)

こんな感じで「○○で~」というイメージを生みたいのであれば、
上であげた文のように「by」ではなく「in」を使うようにすれば良いという訳です。

つまり、前置詞は「イメージ」にピッタリの前置詞を選択して使うだけなんですね♪

 

学校の授業で私達は「受動文の動詞と前置詞はセット」で覚えてきました!!

例えば。。。

・be surprised at
・be covered with
・be known to

。。。こんな風に覚えた人が多いのではないでしょうか?

ですが、こんな暗記は全く必要ありません!!

重要なのは、こんな暗記ではなく「前置詞がそれぞれに持つイメージ」です。

She was surprised at the result.
She was surprised by the result.
She was surprised with the result.

「その結果」に「時点のイメージ」を持たせたければ「at」を選び、
「その結果」に「手段のイメージ」を持たせたければ「by」を選ぶようにし、
「その結果」に「繋がりのイメージ」を持たせたければ「with」を選んで使う。。。

たったそれだけで「前置詞の使い分け」ができるようになります!!

 

むしろセットで覚えてきた「組み合わせ」は実践では足かせになってしまいます^^;

テストでは「surprised」は「at」でないと不正解かもしれません、
そのように教わって「それが正解」とされているのですから仕方ないのですが。。。

実際の英会話に「そんな固定概念」は一切ありません!!

受動文の形は「be動詞+過去分詞」という考えではなく、
受動文で使う「動詞と前置詞の組み合わせはこれ」という固定概念もなく、
受動文は、単純にそれぞれの単語や要素が持つイメージの中に答えがあります!!

難しく考える必要も暗記する必要もなく、
ただ、単純に単語や文の要素のそれぞれのイメージを捉えて、
英語の配置のルールに従ってポンポンポンと置いていくだけで英語は完成します。

なので、英語は形だけ覚えるのではなく「イメージ」を大事に勉強するように下さいね♪

 

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4 Responses to “受動態の基本文・疑問文・否定文の作り方と前置詞の選択!!”

  1. jj より:

    ・He was threatened by the robber.
    ・彼は強盗に脅された

    ・He was threatened with a knife.
    ・彼はナイフで脅された

    ・His activity is known to everybody.
    ・彼の活動はみんなに知られている

    ・He is known as a musician.
    ・彼は音楽家として知られている

    ・His restaurant is known for it’s nice service.
    ・彼のレストランは良いサービスで知られている

    これでどうでしょうか。

    • choro より:

      >jjさん

      コメントありがとうございます。

      正解です、
      簡単すぎましたかね?

      もっと難易度高い方が良いですか?

       

      • jj より:

        正解は素直に嬉しいので、簡単なのも大歓迎です。自信になりますしね。
        難しい宿題で間違えるのも、また覚えるキッカケ(印象に残る)のでオッケーですよ。
        いつも、なかなか良い匙加減だなぁーと感心しております。
        これからも、よろしくお願いします。

        • choro より:

          >jjさん

          なら良かったです。

          文法項目もあと少しなので一緒に頑張りましょう♪

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