英語は中学生までの知識で話せる?基本動詞で英会話を習得しよう!
よく英語は「中学生までの英語の知識で話せる」なんていう話を聞きますよね?
現実的に現在英語が話せないと、にわかには信じられない思いますが、
中学生までの英語の知識で英語を話せるようになれるというのは本当です!!
なぜなら、英語には常に決められた型(基本文型)があり、
その型に主語や動詞などの要素を入れるだけで文が完成する言語だからです。
なので最初に型を覚え、次にそこに入れる要素の性質を覚えるだけで、
簡単な英語なら直ぐに話せるようになれます!!
前回の記事では要素の中でも基本となる要素である「主語」と、
その主語を扱う際に注意すべき「英語の感覚」についてお伝え致しました!!
今回は、その主語と同じく重要な要素「動詞」についてお伝えしようと思います。
日本語と英語の文の成り立ちの違いと注意点!!
あなたも英語を話そうとしたけど、言いたいことが出てこなくて詰まってしまった。
。。。なんて経験をしたことありませんか?
英語を話せない日本人の多くは咄嗟に英語が出てこないので、
頭の中で日本語を英語に翻訳しながら英語を組み立てて話そうとしてしまいます。
そしてその結果、英会話の速度について行けなくなり、
口ごもってしまったり、文法的にめちゃくちゃな英語を話してしまう!!
。。。なんていう事がよく起こりますよね?
その主な原因としてあげられるのが日本語と英語の文の成り立ちの違いです!!
具体的にどう違うのかというと以下の2点があげられます。
1.日本語は語順を入れ替えても意味が通じる
2.日本語は主語や目的語が省略されることが多い
この語順や主語などの考え方については前回の記事でお伝えしたので省略しますが、
考え方を抑えたら次に必要になってくるのが文の方向性を決める動詞になります。
前回の記事 ⇒ 英会話を感覚的に理解しよう!英語と日本語の考え方の違いと法則!
英文の方向性を決定付ける動詞!!
英語はどんな文章でも基本5文型で成り立ち、その型から外れることはありません。
【第1文型】 S(主語) + V(動詞)
【第2文型】 S(主語) + V(動詞) + C(補語)
【第3文型】 S(主語) + V(動詞) + O(目的語)
【第4文型】 S(主語) + V(動詞) + O(目的語) + O(目的語)
【第5文型】 S(主語) + V(動詞) + O(補語) + C(補語)
そして、上の基本文型を見てみると分かると思いますが、
その中でも文の構成に必ず必要な要素は「主語」と「動詞」で、
文中で「主語」は主人公の役割をし「動詞」はストーリーの役割をします!!
なので、最初に「話したい内容の主人公である主語」が決まったら、
次は「どんなストーリーにするのかを説明する動詞」を選択しなければなりません。
しかし、その「動詞の選択」の際、私たち日本人を悩ませるのが、
英語と日本語の動詞の意味を1対1で覚えさせてしまう「日本の英語教育」です!!
英語の動詞は日本語ではなくイメージで覚えよう!!
なぜ、英語と日本語の動詞の意味を1対1で覚えるのが良くないのかというと。。。
例えば以下の例文をご覧下さい↓
・それ下さい
・地下鉄に乗りましょう
・薬を飲みます
これらの文に使われている動詞を素直に日本語から英語に変えるとこうなります↓
・貰う ⇒ Get
・乗る ⇒ Ride
・飲む ⇒ Drink
ですが、実際にこれらの文を自然な形の英文にするとこうなります↓
・それ下さい ⇒ I’ll take it.
・地下鉄に乗りましょう ⇒ Let’s take the subway.
・薬を飲みます ⇒ I’ll take the medicine.
つまり、動詞を英語と日本語の意味を1対1で覚えてしまうと、
文を作る際に余計な選択肢が増えてしまい使いこなせなくなってしまうんです。
どういうことか分かりやすい例をあげて考えてみましょう!!
例えば、以下の文をご覧下さい↓
・薬を飲みます
この日本語を英語にするとこうなります↓
○ 薬を飲みます ⇒ I’ll take the medicine.
ですが「飲むは英語だと”Drink”だから。。。」と言った感じで、
日本語と英語の意味を結び付けて考えると以下のような文を作ってしまいます↓
× 薬を飲みます ⇒ I’ll drink the medicine.
つまり、英語の意味は直接日本語の意味には結びつかないですし、
逆に日本語の意味は直接英語の意味には結びつかないというわけなんです!!
しかし、私たちは「英語の意味=日本語の意味」で教え込まれてきています。
なので、英語本来のイメージを抑えていないと。。。
○ 薬を飲みます ⇒ I’ll take the medicine.
× 薬を飲みます ⇒ I’ll drink the medicine.
このような間違った文章を作ってしまう可能性がある上に、
動詞を選ぶ際に選択肢が増えてしまい言葉に詰まってしまうという訳なんです。
因みに英語で「薬を飲む」に「Drink」ではなく「Take」を使う理由はこうです↓
・薬を飲みます ⇒ 薬は成分を「取る」もの
だから英語のイメージは「Drink」ではなく「Take」になるというわけです。
そして、この日本語と英語の「薬を摂取するイメージ」の違いは、
前回の記事でお話した「日本語と英語の動作の描写の違い」に由来しています!!
・日本語 ⇒ 状況や情景を描写する言語 ⇒ 薬を飲んでいる様子を描写
・英語 ⇒ 誰が何をする?を好む言語 ⇒ 薬を取っている動作を描写
なので「日本語では飲む」「英語では取る」になります!!
前回の記事 ⇒ 英会話を感覚的に理解しよう!英語と日本語の考え方の違いと法則!
動詞をイメージで掴むと英語が簡単になる!!
ここまでお話したとおり英語は日本語の意味ではなくイメージが大事なのですが、
特に英語は動詞をイメージで捉えられるとめちゃくちゃ簡単になります!!
例えば先ほどの例文をご覧下さい↓
・それ下さい
・地下鉄に乗りましょう
・薬を飲みます
これらの日本語を英語にする際、日本語の意味で考えると先ほどのように。。。
・貰う ⇒ Get
・乗る ⇒ Ride
・飲む ⇒ Drink
わざわざ、これら4つの動詞を思い出して、
英文にしたら相応しい単語なのかどうかを考えなくてはなりませんよね?
ですが、イメージで動詞を捉えられていると考えるまでもなく動詞を選べます。
・それ下さい ⇒ 私がそれを「取る」イメージ
・地下鉄に乗りましょう ⇒ 選択肢の中から地下鉄を「取る」イメージ
・薬を飲みます ⇒ 私が薬の成分を「取る」イメージ
。。。だから英文にした際に、相応しい動詞は「Take」になるという訳なんですね。
どうですか?^^
英文を作る際に意味を使って英訳するよりも圧倒的に簡単でしたよね?
この「Take」のようなあらゆる動作を描写できる動詞は基本動詞と呼ばれ、
そして、この基本動詞は全て中学校の授業で教わります!!
だから英語は「中学生までの英語の知識で話せる」と言われているんですね^^
英会話は簡単な動詞の使い方をマスターするのが近道
私たちは中学校の授業で「日常英会話に必要な単語のほとんど」を教わります。
しかし残念ながら実際に英語を話せる人はごく僅かです!!
なぜ、そのようなことが起こってしまうのかというと。。。
先ほどお話したように、英語と日本語の意味を1対1でセットで覚えている上に、
英語のイメージは無視して意味で英文を作ろうとしてしまうからです!!
つまり、日本語の意味は把握しても英語のイメージは理解していないので、
文章を構成する際に相応しい動詞を選ぶことができず詰まってしまうんですね。
なので、以下のような日本語を英語にする際にも悩んでしまいがちです。
・それ下さい ⇒ 「下さい」は英語でなんだっけ?
・地下鉄に乗りましょう ⇒ 「乗る」は英語でなんだっけ?
・薬を飲みます ⇒ 「飲む」は英語でなんだっけ?
しかし、英語の動詞本来のイメージを抑えることができていれば。。。
・それ下さい ⇒ 私がそれを「取る」イメージ ⇒ Take
・地下鉄に乗りましょう ⇒ 選択肢に中から地下鉄を「取る」イメージ ⇒ Take
・薬を飲みます ⇒ 私が薬の成分を「取る」イメージ ⇒ Take
だから「Take」を使って。。。
・それ下さい ⇒ I’ll take it.
・地下鉄に乗りましょう ⇒ Let’s take the subway.
・薬を飲みます ⇒ I’ll take the medicine.
。。。という文を瞬間的に組み立てられるようになります。
そしてそのためには、基本動詞の使い方をマスターするのが近道です!!
なので、難しい動詞を無駄に覚えて選択肢を増やすのではなく、
基本動詞のイメージを抑えて使いこなす訓練をするようにしましょう!!
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※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)
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