英会話を感覚的に理解しよう!英語と日本語の考え方の違いと法則!

 

感覚 (2)

 

中学校、高校、大学などで英語を勉強してきたのに簡単な英語すら話せない!!

。。。そう悩んでいる人は少なくありません。

例えば「それ取って」「これもらっていい?」「タクシーを使おうよ」など、
それくらい簡単な英語ですら出てこなくて困ってしまった!!

。。。なんて経験をしたことありませんか?

その理由はいくつかあるのですが、その中でも一番の大きな理由は、
日本語と英語の文を構成していく過程の違いにあります!!

今回は、そんな簡単な英語さえ出てこなくてテンパってしまう人の為に、
英語の感性や法則、英文を組み立てる際の考え方についてお伝えしようと思います。

 

日本語は曖昧な言語?日本語と英語の感性!!

 

感覚 (1)

 

よく日本語は英語に比べると曖昧な言語と言われています!!

なぜ、曖昧な言語と言われるのかというと主に以下の2つの法則があげられます。

1.日本語は語順を入れ替えても意味が通じる
2.日本語は主語や目的語が省略されることが多い

実際、英語は語順と意味が結びついていますし主語などの省略もありません。

なので、私たち日本人にとっては当たり前に感じる日本語の法則ですが、
外国人にとっては、上の2つの法則はとても曖昧に感じられるという訳なんですね。

 

このように日本語と英語は言語としての成り立ちや構成が全く異なっているので、
当然、私たち日本人にとっても英語を理解するのは容易ではありません。

例えば「語順を入れ替えても意味が通じる」という日本語では当たり前の法則、
この法則を英語で使おうとしても使うことができません!!

私は犬を飼っています
犬を私は飼っています  ← 語順を入れ替えても意味は同じ
飼っています。私は犬を ← 語順を入れ替えても意味は同じ

I have a dog.
A dog has I. ← 語順を入れ替えると意味が変わってしまう
Have I a dog. ← 語順を入れ替えると意味が不明になってしまう

 

また「主語や目的語を省略できる」という日本語では当たり前に使える法則、
こちらの法則も英語で使おうとしても使うことが出来ません!!

それ受け取って ← 主語が省略されていても意味が分かる

Get it.(受け取れよ) ← 主語を省略すると命令文になる

Can you get it?(それ受け取って) ← 正しい文にするには主語が必要

なので、英語ならではの感性を身に付けて話せるようになる為には。。。

日本語では当たり前の「語順の入れ替え」や「省略」の感覚を無くし、
英語の法則や感覚に従って組み立てられるようにならなければなりません!!

 

英語の語順の法則を身に付けよう!!

 

熟語 (1)

 

そんな英語の感覚を身に付けるのに一番最初に重要なことは語順の法則です!!

あなたは初めて英語を教わったときに習った項目を覚えてますか?

どの中学校でも同じだと思いますが、私たちが授業一番最初に習たった項目、
その項目は「基本5文型」ではありませんでしたか?

【第1文型】 S(主語) + V(動詞)
【第2文型】 S(主語) + V(動詞) + C(補語)
【第3文型】 S(主語) + V(動詞) + O(目的語)
【第4文型】 S(主語) + V(動詞) + O(目的語) + O(目的語)
【第5文型】 S(主語) + V(動詞) + O(補語) + C(補語)

なぜ、一番最初の英語の授業で基本5文型を教わるのか?

その理由は「英語はとにかく語順が何よりも重要な言語」だからです!!

 

でも、中学や高校の授業でも、この「基本5文形」については教わるんですが、
その重要性はあまり教えてくれないんですよね。。。^^;

ですが、英語は個々の単語の意味と同じくらい語順が重要です!!

なぜなら、英語は以下の例のように語順を間違えてしまうと、
全く意味が通じない文になってしまったり、意味が変わってしまうからです。

私は犬を飼っています
犬を私は飼っています  ← 語順を入れ替えても意味は同じ
飼っています。私は犬を ← 語順を入れ替えても意味は同じ

I have a dog.
A dog has I. ← 語順を入れ替えると意味が変わってしまう
Have I a dog. ← 語順を入れ替えると意味が不明になってしまう

なので、英語ではまず「誰が何をするのか?」というイメージを考え、
そのイメージを元に語順を決める、つまり「基本文型」を決めるのが重要です!!

 

英語の主語の感覚を身に付けよう!!

 

感覚 (4)

 

そして、その次に抑えておかなければならない重要なことが文の主語になります。

例えば、先ほどの例文、

それ受け取って ⇒ Can you get it?

この文は日本語では主語が省略されますが、英語では主語が必要です!!

それ受け取って ← 主語が省略されていても意味が分かる

Get it.(受け取れよ) ← 主語を省略すると命令文になる

Can you get it?(それ受け取って) ← 正しい文にするには主語が必要

このように英語では日本語で省略されてしまっている主語の部分を考える。
つまり「誰が何をするのか?」をイメージして文を構成する必要があります!!

 

しかし、私たち日本人の脳は主語を省略して表現するように訓練されているので、
英語で不可欠な主語を瞬時に判断できないケースがあります。

実際に以下の具体的な例をみながら考えてみると。。。

例えば「りんごは青森だ」という文を英語にする際、あなたはどう考えますか?

おそらく多くの人が「青森」や「りんご」を主語に考えたのではないでしょうか?

ですが、ネイティブが最初に考える主語は「青森」や「りんご」ではなく、
その「りんごを育てている行為者や人々」つまり「誰が何をするのか?」です!!

りんごは青森だ ⇒ They grow great apples in Aomori.

りんごを育てているのは人々、販売業者の農家、つまり「彼ら」になります。

もちろん他にも答えはありますし、正解はこれだけではないですが、
英語で主語を決める際に重要なのは「誰が何をするか?」のイメージです!!

そして「誰が何をするのか?」を考えれば英語を組み立てるのは簡単になります。

 

英語の感覚は「誰が何をする」

 

感覚 (3)

 

私たちが使っている日本語は、主語の省略や語順の入れ替えが出来る言語です。

なので、基本的に日本語は「状況や情景を描写する言語」になります。

それ受け取って
これもらっていい?
りんごは青森だ

これらの文を見てみても、全て「状況や光景を描写」していますよね?

 

ですが英語では、主語が何をするのかが語順としっかり結びついた言語です!!

なので、基本的に英語は「誰が何をするのか?を好む言語」になります。

それ受け取って     ⇒ 「あなた」が受け取る ⇒ Can you get it?
これもらっていい? ⇒ 「私」がもらう  ⇒ Can I have this?
りんごは青森だ   ⇒ 「人」が育てる  ⇒ They grow… in Aomori.

これらの文を見てみても「誰が何をするのか?を描写」していますよね?

 

そして、この感覚が分かると「主人公(主語)」を決めることができ、
次にその主人公が行う動作「ストーリー(動詞)」もはっきりと見えてきます。

英語を話す際にどうしても邪魔になってしまう日本語の感性、
それを英語に近づける為にも英語は日本語を英訳するのではなく、
その動作をイメージし「誰が何をするのか?」で考えていくようにしましょう!!

 

前のページ ⇒ 自然な英文を組み立てるには?動的な英語と静的な日本語の構造!

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※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)


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2 Responses to “英会話を感覚的に理解しよう!英語と日本語の考え方の違いと法則!”

  1. malee より:

    はじめまして。
    記事を楽しく読ませていただきました。
    ひとつ気になった事があったのですが Can you take it の言い回しは、少し違うのではないかな?と。
    たとえば、テーブルの塩を取って、というのであれば
    Can you pass me the salt? が一般的で、次に Can you hand/get the salt? などがきて、take だと、「取って」ではなくて、持ち帰る、持ち去る、キープするの方のニュアンスになり、少々不自然になるように思ったのですが、いかがでしょうか?

    • choro より:

      >maleeさん

      コメントありがとうございます。

      そうですね「Can you pass me」とかが一般的な言い回しですね。

      ご指摘ありがとうございました。

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