リーディングで知識を深める!英語や会話への反応速度を上げよう!
リーディングと言えば、英語の試験では必ずあるテストの花形ですよね?
特にTOEICなどでは、このリーディングで時間がかかってしまい、
「時間内に解き終えることができなかった」なんていう人も少なくありません。
それだけに文法力や語彙力などの英語の基礎を理解できているのか?といった、
英語の基礎の総合力を測ることができるのがリーディングです!!
また、英語を学習している人の中には試験などとは関係なく、
「洋書をそのまま読めるようになりたい」という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、これまでお伝えした「リーディングのまとめ」をお話いたします。
リーディングと英語・英会話の関係
英語にはリーディング、ライティング、スピーキングなど様々なスキルがあります。
それらのスキルを「ひとつの家を作るスキル」として例えると以下のようになります↓
・英文法 ⇒ 家を建てるための設計図(インプット)
・英単語 ⇒ 家を建てるための材料(インプット)
・リスニング力 ⇒ 家を建てるための知識(インプット)
・リーディング力 ⇒ 家を建てるための知識(インプット)
・スピーキング力 ⇒ 家を建てるための技術(アウトプット)
・ライティング力 ⇒ 家を建てるための技術(アウトプット)
・発音 ⇒ 家を建てるための技術(アウトプット)
リーディングは英語の基礎を理解できているかどうかを計る指標になります。
それだけに、もし苦もなくリーディングができるのならば、
文法や単語の理解度はかなり深く、基礎力が高いといって良いと思います。
そんなリーディングですが、私達日本人はこの能力はあまり高くありません。
その理由は学校の英語教育が最大の原因にあげられます!!
学生時代を振り返って頂くと分かると思いますが、
私達はほとんど英語を読んできていません!!
いやいや、授業や参考書などで英語は読んできているよ
。。。おっしゃる方もいると思いますが、実は全く読んできていないんです。
私達が英語を読む時は、読むというよりは翻訳している事が多いです。
授業や試験を振り返ってみも、そうじゃありませんでしたか?
学校で習ってきた英語は試験で問題を解くための英語であって、
英会話や読書など「英語を使えるようにするためのもの」ではありません!!
つまり、学校の英語教育は日本語主体で行われているというわけです。
そう考えると、私達が長い間英語を勉強しているのに英語を使えないのは、
当たり前のことですよね?
なので、英語を読む際には日本語に訳して考えるのではなく、
文字通り「英語を読む」つまり意識せずに理解できるようになる必要があります。
英語を読めるようになるには?
英語を読めるようになるためには、英語を英語のまま理解する必要があります。
しかし、日本人は英語を日本語で理解するように教育されているので、
この英語を英語で理解することが凄く苦手です!!
その結果、試験などでも時間がなくなってしまうことが多々あります^^;
では、英語を英語のまま理解できるようになるにはどうしたら良いのでしょうか?
その答えは「英語に慣れること」です!!
そもそも「スラスラ読むことができる英語」と「読むことができない英語」の違い、
その違いは、その英語に「慣れているか慣れてないか」の違いだけなんです。
例えば、「I love you.」という英文を読んだとします。
この文章を読む時に今さら「”I”が私で。。。」などと、
日本語に分解して考える人は、おそらくほとんどいないですよね?
その理由は、私達は日本語と同じくらいこの文章に慣れているからです。
つまり、リーディングのコツは、もっと「英語に慣れること」だったんですね。
⇒ 英語で長文が読めない理由!リーディング上達のためのポイント!!
英語を英語のまま理解するための訓練方法!!
英語を英語のまま理解するための訓練方法としてお薦めなのが速読です!!
私達が英語を読めない理由は、日本語に訳さないと読めないからなので、
日本語に翻訳する間もないほど「速く英語を読む練習」をする。
それをひたすらすることで、英語を英語のまま理解できるようになります。
そのために注意すべき点は以下の3つです↓
1.自分のレベルよりも下のもの
2.知らない単語が全くない(あっても数パーセント)のもの
3.安くてたくさん手に入るもの
理由は分からない単語が多い本はスラスラ読むことができないですし、
高価なものをたくさん購入するのは金銭的にも厳しいですよね?
なので、上の3つのポイントを抑えた本を用意して、
自分が理解できる最高の速度で英語を読む訓練がお薦めです。
そうすることで、英語を英語のまま理解できる訓練ができます。
ただし、その際は返り読みをせず順番に読んで行くようにしましょう!!
⇒ 速読で英語を英語のまま理解する!お薦めのリスニング学習法!!
速読にお薦めのペーパーバック
速読には、ペンギンリーダーズかラダーシリーズがお薦めです!!
この2種類のペーパーバックは安価な上に種類も豊富なので、
英語をたくさん読む数稽古をこなすことができます!!
また、本のレベルも初心者から上級者まで分けられているので、
自分のレベルに合ったペーパーバックを自由に選ぶことが可能です。
⇒ 速度で英語力をアップ!ペンギンリーダーズとラダーシリーズ!!
ただし、注意点として先ほどもお話しましたが、
読むのに時間がかかるような本はお薦めしません!!
あくまで、速読ができるように自分のレベルより下の本を選ぶようにし、
徐々にレベルを上げていくことをお薦めします!!
日本人は難しい英語の勉強が大好き!!
英語の勉強で一番良くないのは、いろいろなことを同時にやることです。
本を読んでいる時に分からない単語が出てきたので調べる、
文章の構成が分からなかったので参考書を読み返して文法を調べる、
英会話やリスニングをしていてよく分からなかったので調べる。
そんな風にいちいち立ち止まって勉強をしてしまっては、
肝心の英語を読む、聞く、書く、話す、時間がどんどん削られてしまいます。
そうならないために、最初に文法や単語をできるだけしっかり勉強し、
その後に簡単な英語を、読んだり聞いたりすることを多くやるのが大事です。
簡単な英語を苦もなく理解できるようになれたら、
自然と難しい英語も理解できるようになり効率もアップします!!
私達日本人はネイティブでもびっくりするくらい難しい単語を知っています。
ですが、それを使いこなすことはできません!!
その理由は簡単な英語ですら使う練習をしてきていないからです。
ですが、私達日本人は、簡単な英語すら使えないのは勉強が足りないからだ
。。。と思い込み、益々難しい英語の勉強続けてしてしまう癖があります!!
それは、学校の英語教育が主な原因です。
振り返ってみれば分かると思いますが、
学校の英語の勉強では、たとえ内容を理解できていなくても、
次から次へと新しいことを詰め込まれましたよね?
そして成績が悪いと「ダメな奴」というレッテルを貼られてしまいました^^;
その英語を詰め込みすぎる癖が、日本人の英語に悪い影響を与えています。
ぶっちゃけ関係代名詞なんて使えなくても英語は通じるんです。
使わないで文を2つにして話せばいいだけですしね。。。
。。。とは言え、もちろん使えた方が良い事に変わりはないですが、
それよりも先に単純な英語を簡単に使えるようになる方が大事な事です。
なので、英語の勉強は先に簡単なものをたくさんこなすようにしましょう!!
⇒ リーディングの勉強法!簡単な本を読んで英語力を上達させよう!!
スラッシュ・リーディングで英語を掴む!!
先ほど「英語を英語のまま理解するのは大事」というお話をしましたが、
そうはいっても、そのまま理解できないこともありますよね?
そんな時に役に立つのが「スラッシュ・リーディング」です!!
このスラッシュ・リーディングはどうしても読むのが難しい時に有効で、
英文を意味の切れ目で区切って理解していく勉強法です。
もちろん極力区切らずに読むのが大事ですが、
どうして理解できない時に補助的に使うのがお薦めです!!
例えば、以下の文ををスラッシュを入れて考えると。。。
I read the book / which he had bought / in Canada.
(私はその本を読んだ/それを彼は買った/カナダで)
このようになり、長い英文でも内容を理解しやすくなります。
長文に慣れない最初のうちはこの方法を使うと英文のパターンが分かるので、
もし速読をしていて詰まってしまった際には、使ってみると良いと思います。
⇒ 英語の読み方!スラッシュ・リーディングで英文のパターンを掴む!
リーディングは試験やテストのための勉強と思われがちですが、
しっかりやると実はリスニングやスピーキングに生きてきます!!
その理由は。。。
1.文法と単語など基礎の理解力の確認ができる
2.英語を英語のまま捉える訓練ができる
3.英語のパーターンを掴む練習ができる
4.英語を理解する速さをあげることができる
5.英語の表現の幅を広げることができる
。。。からです。
そのためには、英語を分析しながら日本語に翻訳し理解する、
学校の授業のようなやり方ではなく速読をすることが大事です!!
テスト対策にもなり、リスニングや英会話にも役に立つ速読
是非、リーディングを英語学習に取り入れてみることをお薦めします^^
※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)