英会話のための英文法!基本副詞「Then」の使い方とイメージ!

 

副詞 (2)

 

前回の記事では時を表す副詞「Now」についてお話しました。

この”時”を表現できる副詞は副詞の中でも種類が多く、
似たものも多いので、日本語訳で覚えてしまっては使い物になりません!!

なので、個々の細かい意識に目を向けて感覚で掴む必要があります。

今回は、そんな”時”を表す副詞の中から「Then」についてご紹介致します。

 

基本副詞「Then」のイメージ!!

 

副詞 (4)

 

基本副詞「Then」のイメージは「ある時点への移動」です!!

「Then」には「過去や未来のある時点に目を移す感覚」があります。

学校の授業では「Then」=「その時」という風に教わりましたが、
それは、ある時点に目を移した結果が日本語訳の「その時」に近いだけです!!

なので「目を移す感覚」を片隅において「Then」を使うようにして下さいね^^

 

では、早速「Then」の使い方を例文をあげて見て行きましょう。

I’m going to school. See you then.(学校に行くよ、その時にね)
I’ve studied English since then.(それ以来、英語を勉強しています)
I’m going to study English until then.(その時まで英語を勉強します)

これらの文を見て、じっくり考えてみると、
「自分がいる時点」から「ある時点」へ視点を動かす感覚がありますよね?

 

ある時点      自分がいる時点      ある時点
○------------○------------○
 過去(Then)                  未来(Then)

 

それぞれの文から考えると分かる通り、
学校で会うのは未来のある時点、勉強を始めたのは過去のある時点、
英語の勉強を続けていくのは未来のある時点。。。

そんな風に以下の文は、そこへ目を移させるイメージを生み出しています。

I’m going to school. See you then.(学校に行くよ、その時にね)
I’ve studied English since then.(それ以来、英語を勉強しています)
I’m going to study English until then.(その時まで英語を勉強します)

このように基本副詞の「Then」には「ある時点へ視点を動かす効果」があります。

 

基本副詞「Then」のある時点への移動のイメージ!!

 

副詞 (5)

 

基本副詞「Then」は「ある時点」を指し、そこへ視点を移させる副詞ですが、
そこから「会話の流れや文の流れを生み出す効果」を発揮できます。

例えば以下の文↓

First came Taro, then Hanako.
(最初に太郎が来て、次に花子が来た)

この文章では「太郎が来たよ、それから。。。」と、視点を動かしてます。

また以下の文↓

Well then, we’ll all meet there.(そういうわけで、そこで会おう)

この文では「そういうわけで、そこで会おう」と、視点を動かしています。

こんな風に「Then」は、自然な会話の流れを生み出す働きができます!!

 

基本副詞「Then」を使った様々な表現!!

 

副詞 (3)

 

時間軸の「ある時点」を表す「Then」は、組み合わせで様々な表現ができます。

その感覚は「Then」の意識に基づいたものですが、
中には少し分かり辛いものもあるので、いくつか紹介します。

・then again(。。。と思いきや)
・but then(しかしその一方で)
・then and there(その場ですぐに)
・before then(その時以前は)
・by then(それまでには)
・even then(その場合にも)
・from then on(その時以来)
・just then(その途端に)
・now and then(時々)

これらは、よくある「Then」のフレーズですが、
その感覚の中に「ある時点」の意識が隠れているのが分かりますよね?^^

 

この中から、意識が掴み辛い物をピックアップして見てみましょう。

He might go tomorrow. Then again, he might not go until next week.
(彼は明日行くかもしれない。。。いや、来週になるかもしれない)

これは「Then」の持つ「ある時点」の意識で、
「行くかもしれない状況」と「行かないかもしれない状況」。。。
この2つの状況、つまり2つの「ある時点」の行為に視点を動かしています。

これと同じような意味で使えるのが「but then」です。

He might go tomorrow, but then, he might not go until next week.
(彼は明日行くかもしれない。。。その一方で、来週になるかもしれない)

こちらも同じく「2つのある時点」の行為に視点を動かして話しています。

 

どちらも馴染みのない表現ですが、意識はなんとなく掴めますよね?

聞き慣れたフレーズで同じような意味を持つフレーズには、
「on the other hand」があります!!

そして、このフレーズも「then again」「but then」と同じく、
別の観点から。。。つまり「別の視点から」という意識を持っています!!

なかなか難しい感覚なので感じ取るのが大変ですが、
一回で覚える必要もないので、頭の片隅に入れておいて、
英語を勉強していく過程で徐々に定着させるようにして下さいね^^

 

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※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)


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