【TOEIC対策】新形式のリスニングのコツと攻略のポイント!
2016年のTOEICリニューアルでリスニングセクションが変わりましたね。
リニューアルの背景にはより現実的に使われる表現を盛り込んで、
実践的な英語に近づけようという思惑があります。
それだけに、今後TOEICに対する評価が上がって行くでしょう。
そこで、今回は新TOEICのリスニングセクションのコツをお伝え致します。
新形式TOEICでリニューアルした点
まず新形式のTOEICのリスニングの変更点は以下の点になります。
1.パート1 10問 ⇒ 6問
2.パート2 30問 ⇒ 25問
3.パート3 30問 ⇒ 39問
4.短くやり取りの多い会話が追加
5.3名で会話する問題の追加
6.省略形や文の一部の会話問題の追加
7.図などの情報と関連づけて解答する問題の追加
8.会話で話し手の意図を問う問題の追加
リスニングセクションは主に以上の8点です。
では、順を追って対応策を説明していきたいと思います。
各パートの問題数の変更の対応策
まず変更点1~3の各パートの問題数の配分が変わった点についてですが、
リスニングは、放送の指示に従って進んでいきますので、
リーディングと違って「時間内に終わらない」ということはまずありません。
パート3は問題数が39問になりましたので、
後ろに行くにしたがって集中力が切れないようにしたいところですが、
総合的な問題数は変わりませんのでナーバスになりすぎる必要はないでしょう。
短くやり取りの多い会話問題の対応策
短い発言のやりとりは普通のTOEIC用問題集についている
リスニング教材や一般的なリスニング教材などに含まれていますので、
普段からリスニングの練習をしていれば、特に構えることもないと思います。
3名で会話する問題の対応策
3名以上の会話というのも、リスニング教材には含まれていますので、
普段から練習していれば、話者が2人から3人になったところで、
そんなに慌てることはないのではないでしょう。
今まで2人の会話の問題を聞いて答えていたのと同じような手順で、
冷静にリスニングをして行きましょう。
省略形や文の一部の会話問題への対応策
普通のリスニング教材には「gonna」などの口語は、
正式な英語ではないとして含まれていないものが多いです。
なのでリスニングを教材のみで勉強していて、
こうした口語表現を全く知らない場合は表現に慣れておく必要があります。
一方、文の一部 「in a minute」「Could you?」などは、
リスニング教材にも収録されていますので普段から練習をしてれば大丈夫です。
図などの情報と関連づけて解答する問題への対応策
リスニングは従来はパート1の写真以外、図などの視覚情報はありませんでした。
なので、リスニングを練習していても、
図などを見ながらと言うのは、やったことがない方が多いんではないでしょうか?
これは、初心者には一番難しい問題かもしれません。
図だ!と思っただけで構えてしまうかもしれませんし、
ある程度リスニングができないと、図と音声での情報処理が難しいと思います。
初心者の方は、ここは図を見たり音声のメモを取ったり、
あちこち見て慌ててしまう可能性がありますので、
焦らずに、分かるものだけマークして、
ここでエネルギーを使い果たしてしまわないようにしてください。
対策方法としては、
英語の記事でグラフがついているものを記事と関連付けて読んでみたり、
そういった種類の問題をピックアップして、
英語と図を関連付けて理解する訓練をしてみると良いと思います。
会話で話し手の意図を問う問題への対応策
これは、普段のリスニングで「話し手が何を言おうとしているのか」を
把握しようとしながら聞く練習をすることで解決されます。
でも、これは今回からの特別な練習ではなく、
英語のリスニング全般で、この練習はしているはずですよね?
引き続き「全体の主旨をつかむ」練習をして行きましょう。
【TOEIC新形式のリスニング対策とポイント】
上の項目でいうと、変更点6番目の省略形や文の一部での会話と
7番目のパート3での会話と図などの情報を関連付けて解く問題が難ありです。
しかし全体的には、新形式になったからと言って、
リスニングセクションで今までと特に変わった対策をする必要はないです。
シャドウイングなどで英語を英語のまま頭から理解する練習をしながら、
口語表現を知らなかった人は、本などで確認するですとか、
図表問題を完璧にしたいのであれば、
日ごろから図表のある英語の記事などをその図表と関連付ける練習や、
その手の問題を何度か訓練してみると良いでしょう。
リスニング力が上がらなくて苦労してる方って多いと思うんですけど、
私も昔リスニングが苦手で、いろんな方法を試してみたんです。
ストーリー仕立てになってる教材を聞いたり、
とにかくアメリカの英語のニュースを聞きまくったり。
でも、耳が慣れてないうちに「大量に聞き流す」のは一番意味がなかったです。
内容が分かってないので「雑音」を聞いてるのと同じですし、
結局何も内容が頭に入ってこないわけなんです。
なので、最初から速い速度のものが聞けないうちは、
少しゆっくり目の教材、自分が聞ける速度のものを何度も何度もやって、
それから徐々にスピードを上げて行く方が、リスニング力も上がりやすいと思います。
今回お伝えしたポイントを抑えて新形式TOEICにのぞんでみて下さいね!!
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【講師プロフィール】
講師 : 永沢りょうこ
資格 : 英検1級、TOEIC965点、英語教師免許
趣味 : ヨガ、アロマセラピー
動画 : 英語チャンネル
私は翻訳コンテストの審査員や海外ドラマや映画の字幕版や吹替版の制作を行っています。字幕、吹き替え、書籍などの翻訳、英語全般にまつわる業務を通じて培った英語力で、英会話の初心者の方からTOEICや昇進・就職の為に英語力を向上させたい方まで幅広くセッションを行っております。英会話に使える日常的なフレーズ解説やTOEICなどの試験対策の動画をアップしてますので良かったらご覧ください♪
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