前置詞「along」の意味とイメージ!「together」との違い!!

 

前置詞 (4)

 

前置詞には「位置」と「動き」の2つのイメージを持つものが多く存在します。

私達日本人は前置詞に限らず英語を勉強する際に、
その英単語やフレーズの意味を覚えるだけで終わってしまいます。

その結果、英語が個々に持つ英語本来のイメージや意識を無視してしまい、
英会話など実践の場面で使えなくなってしまう事が多々あります。

ですが、実践的な英語力を身に付ける為には、
英語本来のイメージや意識を掴み、練習をするのが必要不可欠です。

今回は、そんな前置詞の中から「along」のイメージをお伝えしようと思います。

 

前置詞「along」の基本的なイメージ!!

 

 

前置詞「along」のイメージは「沿う」です!!

この「along」は「長く続くものに沿うイメージ」を持っていて、
その他の前置詞と同様に「位置」と「動き」の意識があります。

・位置 ⇒ 「○○沿いにある」
・動き ⇒ 「○○に沿って(一緒)」

せっかくなので、具体例を見ながらイメージを掴んで行きましょう。

 

派生イメージ : 沿って存在する(位置)

 

前置詞 (1)

There are some snowboard shops along the street.
(この通り沿いには何件かスノボのお店がある)
The restaurant is somewhere along this street.
(そのお店はこの通り沿いのどこかにある)

上の例は、単純な位置を関係を表す「along」です!!

 

派生イメージ : ~に沿って(動き)

I took a walk with my dog along the river.
(愛犬と一緒に川沿いを散歩した)
He always have to bring his wife along with him.
(彼はいつも妻を同伴している)

1つ目の文からは、川に沿って犬と歩くという「動き」が感じれます。

また、2つ目の文は物理的な物に沿っている訳ではないですが、
彼の進む道に奥さんが沿っているという「動き」が感じられますよね?

そして「川」も「進む道」も「細くて長いもの」です。

このように「along」は「何かに沿う位置と動きの意識を付加する前置詞です。

 

「along(沿う)」と「together(一緒)」の違い!!

 

比較 (1)

 

前置詞(副詞)の「along」には「○○と沿うイメージ」がありますが、
近い意識を持つ単語に副詞の「together」があります!!

He went along with her. (彼は彼女と一緒に行った)
He went together with her. (彼は彼女と一緒に行った)

このように、どちらの単語も「with」を合わせて使うと、
日本語訳では「~と共に」「一緒に」という意味を持ちますが、
それぞれが持つニュアンスに微妙な差があります。

そして、そのニュアンスの差は「単語の分析」によって理解が可能です。

 

せっかくなので「along」と「together」を分析してみましょう↓

・along   ⇒ 「long」に接頭辞「a」がついたもの
・together ⇒ 「gether」に前置詞「to」がついたもの

このように「個々の単語が持つ意識」を分析してみると、
「along」には「長いものに沿って⇒並行して」という意識があるのに対し、
「together」には「集まる」という意識があるのが分かります。

つまり、同じ日本語訳でも「along」の方が「together」よりも一体感があり、
個々ではなく、一団として動くという意識を持っています!!

 

前置詞 (2)

 

どうですか?

写真を比べると「along」と「together」の違いが分かりやすいですよね?

片方は「恋人や夫婦」、もう片方は「友達」みたいな感じです。

会話の中で「深い意識」を理解して話せるようになるのは難しいですが、
単語から意識を読み取って、活かすと理解が深まると思いますよ^^

なので、英語はただ漠然と日本語の意味を覚えるのではなく、
個々の英語がそれぞれに持つ「意識」を感じながら勉強して下さいね!!

 

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※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)


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6 Responses to “前置詞「along」の意味とイメージ!「together」との違い!!”

  1. jj より:

    I took my sister along with.

    省略のとこが、今ひとつ分かりません…

    10日間、ハワイにサーフトリップに行ってました。
    現地での会話は1年前よりは進歩してますが、波乗りと同じで日々の進歩はなかなか実感出来ないです。気がつくとほんの少し上手になってるかな?みたいな…(笑)

    • choro より:

      >jjさん

      コメントありがとうございます。

      答えはこうです↓

      ・私は妹を連れて行った
      ・I took my sister along.

      省略とか下手に書かない方が良かったですね、jjさんのでOKですよ。

      サーフトリップいいですね、しかもハワイ、
      日々の進歩ですか、確かにそれが実感できるといいですよね。

      私もそういうサービスを提供してますが有料なので気軽にはできないと思います。

       

  2. momo より:

    私は ずっと彼女と一緒に行こうと決めた
       I decided I’ll go along with her ,
    で良いのでしょうか? together より alongの方が 運命を共にする・・みたいなニュアンスが有るんですよね?
      前置詞って本当に難しいです(?_?) 学校で教わった意味だけだと 何でこんな意味になるの??って 言葉が沢山有りますよね イメージが掴めないと英語って理解できないですね

    • choro より:

      >momoさん

      コメントありがとうございます。

      前置詞は難しいですね、イメージを掴んでいても難しいです。
      これはもう出会う度に覚えて結びつけるしかないと思います。

      さて、送ってくれた文ですが。。。

      ・I decided I’ll go along with her.
      ・私は彼女に同行すると決めた

      こういう意味になっちゃいますね。

      一生一緒にいるみたいな意味にはならないと思います。

      もしそうしたいのであれば、
      普通に「Get marry(結婚する)」を使えば良いですよ。

      それが一番簡単な言い回しですね。

       

      • momo より:

        やっぱり難しい・・

        • choro より:

          >momoさん

          鉄則なのですが無理に文章を難しくしようとしない!!

          これが英語の鉄則です。

          彼らはシンプルの文章ほど好んで使いますので、
          一生一緒にいると決めたなら結婚するで意味が通じます。

          英語の文章にたくさん出会って、表現の幅を徐々に広げて行きましょう。

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