TOEICリーディングセクションのスコアアップと早く解くテクニック
今回は、TOEICのリーディングセクションのテクニック的なことを語っていきます。
これから紹介するテクニックは、主に800点などの上級以上の方、
英語の基礎が完成している方が使っていかれると効果があるかと思います。
まだ英語力そのものが不安定な方は、
テクニックにはまだ手を出さず、コツコツ語彙や文法を固めていきましょう。
攻略の鍵はパート5と6
TOEICのリーディングでスコアを取る鍵はパート5・6です。
パート5・6は英文法と語彙の問題で、英文法が約55%、語彙が約45%、
その英文法の問題の内訳を見ると、
いわゆる「簡単な分野」が約75%を占めています。
つまり、その簡単な分野の75%を確実に解くのが攻略の鍵になります。
パート5の解答テクニック
例えば、パート5では、
全部読まなくても解ける問題、カッコの前後だけで解答できる問題は、
時間短縮のため全部読まずに片付けられます。
I got an order from a company in the U.S for the ( ) of 100 automated wheelchairs.
(A) producing
(B) produces
(C) produce
(D) production
実際、上の問題の答えは(D)になりますが、この問題は文章全体を読まなくても、
空欄の前後を読むと「the の後がof」なので空欄は名詞だとわかります。
こういった問題は、空欄の前後だけで、
全体の意味を取らなくても解けるので、時短で1・2秒で解いてしまって下さい。
また、パート5で下記のような理由で分からない問題は、
・問題文が難しく感じる
・選択肢に知らない単語が2つ以上ある
どんなに考えても正解を出せる可能性は高くなりませんので、
適当に(A)とか(C)とか、決めておいたものをマークして次に進みましょう。
このパート5は知っているか知らないかですので、
パート7に時間をとっておけるよう10分程度で解き終えるようにして下さい。
パート6の解答テクニック
パート6では「refer to the following letter.」に注目します。
意外と見ない箇所なのですが、実はここにヒントが隠されていて、
問題の文書がレターなのか、広告なのか、お知らせなのか、掴むことができます。
まずここをチェックして「あぁこれはお知らせの文なんだな」と思いながら
読むとわかりやすいですし、文章を早く読むことができますよ。
また、新形式のTOEICでは、
これまでと違い一文まるまる挿入する問題が出るようになりましたので、
選択肢を読んでもピンと来なかったり、文書全体の意味が分からない場合は、
適当な選択肢をマークして次に進み、時間を大切にしましょう。
後で時間があったら戻るくらいのつもりくらいでいた方が良いです。
パート7の解答テクニック
パート7も、問題となっている文書のまず読むべきポイントを先に見ていきます。
・文章がメールなのか、手紙なのか、広告なのか
。。。などを確認して、
何のための文書なのか把握したら、設問を読み、早く解けるものから解きます。
文書全体の内容を問うような設問は、時間がかかるので後回しです。
【TOEICリーディングパートの攻略テクニック】
リーディングセクションはリスニングセクションと違って時間との戦いです。
解けそうなもの、時間がかからないものから早く解いていき、
できるだけ時間を温存してパート7へ臨むのがスコアを取る鍵になります。
なので、分からない問題は(B)を選ぶなど、
選択肢をあらかじめ決めておいて設問の取捨択一をしながら進めて行きましょう。
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【講師プロフィール】
講師 : 永沢りょうこ
資格 : 英検1級、TOEIC965点、英語教師免許
趣味 : ヨガ、アロマセラピー
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私は翻訳コンテストの審査員や海外ドラマや映画の字幕版や吹替版の制作を行っています。字幕、吹き替え、書籍などの翻訳、英語全般にまつわる業務を通じて培った英語力で、英会話の初心者の方からTOEICや昇進・就職の為に英語力を向上させたい方まで幅広くセッションを行っております。英会話に使える日常的なフレーズ解説やTOEICなどの試験対策の動画をアップしてますので良かったらご覧ください♪
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