英熟語の意味とニュアンス!熟語は知識と暗記の2つで覚えよう!
英語は単語の組み合わせによって意味を変わるものが多くあります。
中でも最も混乱しやすいのが動詞と前置詞の組み合わせで、
それぞれ単体の単語では簡単なので意味が理解できても、
組み合わさった途端に意味が大きく変わってしまうものも多いです。
熟語はそれぞれ単体の単語の意味から予測できるものもありますが、
それでもある程度の暗記が必要です。
今回は単語と単語の組み合わせ「熟語」についてお話します!!
英単語の組み合わせ!!
単語と単語が組み合わさることで意味が変わってしまう!!
これは、英語学習者を悩ませる問題のひとつですよね?
その中でも特に頻繁に使われるのが、
動詞と前置詞を組み合わせた句動詞と呼ばれる熟語です。
とても悩ましいこの熟語ですが、
実はこれ、外国人が日本語で漢字を覚える感覚に似ています。
例えば、「今日」という単語、
これを外国人がひとつひとつ勉強していくと、
今 = Now(いま・こん)
日 = Day(にち・ひ)
こんな風に覚えていきますが2つの漢字が合わさると、
今日 = Today(きょう)
という風に変わりますよね?
外国人が日本語を挫折する一番の原因はここにあると言われていますが、
私達日本人は、自由にこの感覚を使いこなし意味が理解できますよね?
では、なぜ私達は自由に漢字を使いこなすことができるのでしょうか?
その答えを探ることが英語の熟語の理解に深く繋がります!!
熟語を理解する2つのアプローチ!!
その答えは「知識」と「暗記」の2つのアプローチに隠されています。
例えば、上で例をあげた漢字の「今日」という単語、
これを私達が使える理由は「今」と「日」に対する十分な知識と感覚、
それに加えて「今日」という単語の意味を認識して暗記し、
更にそれぞれの漢字の知識をがっちり結びつけて理解しているからです。
知識から予測できる組み合わせを具体的に言うと。。。
今 = Now(いま・こん)
日 = Day(にち・ひ)
今(Now)の日(Day)だから、
その2つの意味を組み合わせると今日(Today)になる!!
これは「今」と「日」という漢字に対する知識と感覚を持っているから、
私達日本人には「今日」という漢字が簡単に理解できます!!
つまり、例え組み合わさって完成した漢字の意味が分からなくても、
個々の漢字の知識によって、ある程度予測できるわけなんですね。
このように知識から理解する方法もありますが、
もうひとつ欠かせない方法が暗記です。
例えば暗記で覚える漢字としては「海月」があげられます。
この漢字は既にこの漢字の意味を知っている人からすれば、
簡単で文字からでも、その意味をなんとなく連想できますが、
知らない人が見ると、漢字だけでは意味が理解できません!!
あなたは「海月」という漢字の意味が分かりますか?
。。。
ヒントは海の生き物です。
。。。
さぁ、分かりましたか?
この漢字「海月」の読み方(意味)は「クラゲ」です。
言われてみれば、海にフワフワ浮いている姿からなんとなく、
「海月」というフワフワした漢字のイメージができますよね?
この感覚には日本人には、なんとなく理解できますが、
外国人には、もしかしたら簡単に理解できないかもしれません!!
そして「海月」という漢字は日本人でも外国人でも、
連想が難しいので知識ではなく、暗記で覚える人が多いと思います。
つまり、英語の単語と単語の組み合わせでできる熟語もこれと同じで、
意味などの「知識」からの連想する方法と「暗記」で覚える方法!!
この2つのパターンが使えるというわけなんです^^
動詞と前置詞の組み合わせ!!
さて、そんな熟語で最もよく見られる組み合わせは、
動詞と前置詞の組み合わせです!!
まず、よく使われる動詞を具体的に見てみると。。。
bring , check , come , get , go , keep , look , move , pass , put ,
run , sit , sleep , stand , stop , take , turn , walk …etc.
これらの動詞があげられます。
もちろん単語ひとつ取ってみると、それぞれのその意味は簡単ですよね?
では次に、よく使われる前置詞を具体的に見てみましょう。。。
about , around , down , in , off , on , over …etc.
これらの前置詞があげられます。
こちらについても、それぞれの単語のニュアンスは分かりますよね?
英語の熟語も漢字同士の組み合わせと同じで。。。
単語同士のニュアンスから近いニュアンスが生まれるもの、
或いは全然違うニュアンスになってしまうものがあり、
その組み合わせの数は無数にあります!!
なので、熟語の理解には、
意味やニュアンスによる知識の組み合わせからのアプローチと、
それとは別に暗記でのアプローチが必要になってきます。
せっかくなので具体的に知識から連想できるものと暗記が必要なものを、
いくつか例をあげて見てみましょう!!
まずは「知識」から連想できる熟語の例をいくつかあげると、
例えば、以下の文↓
The police promised to look into the matter.
(警察はその件を調査すると約束した)
この文では「look into」が使われていますが、
「”look”の”見る”ニュアンス」や「”into”の”~の中へ”のニュアンス」から、
「”look into”は”調査する”というニュアンスだな!」と掴めると思います。
Can you turn off the TV? I can’t sleep with the TV on.
(テレビを消してくれるかな?テレビがついたままだと眠れなんだ。)
この文では「turn off」が使われていますが、
「”turn”の”回す”のニュアンス」や「”off”の”切る”のニュアンス」から、
「”turn off”は”電源を切る”というニュアンスだな!」と掴めると思います。
こんな感じで、これらの組み合わせの場合は知識からの連想もできますね。
一方、知識からでは連想が難しい熟語もあります
I never get around to updating it.
(なかなか更新まで手が回りません)
こちらの文では「get around」が使われていますが、
「”get”と”around”の組み合わせ」で「とりかかる」を連想するのは難しいです。
The fireworks went off bang. (花火がドカンと爆発した)
こちらの文では「go off」が使われていますが、
「”go”と”off”の組み合わせ」で「爆発する」を連想するのは少し難しいです。
この組み合わせの場合は、連想は難しいので暗記で覚える必要があると思います。
このように熟語は知識と暗記の2つのアプローチで考えて、
意味やニュアンスを理解していくことが大事です。
もちろん感覚が鋭い人であれば、
暗記ではなく知識からニュアンスや意味を連想することもできますが、
それは外国人が漢字の感覚を身に付けるのと同じく日本人には難しいです。
私達が長い時間かけて日本語の感覚を身に付けたのと一緒で、
英語の感覚を身に付けるのも、実際に使って身に付ける必要があります。
なので、英語の熟語は知識と暗記の2つのアプローチを使って覚え、
徐々に自分の中に定着させていくようにしましょう!!
そうすれば、日本語で漢字を操るのと同じ感覚で、
英語の熟語をニュアンスや感覚で操れるようになると思いますよ。
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