TOEIC高得点者でも英語が話せない理由!英文法の重要性!!

 

基礎 (2)

 

TOEIC高得点者なのに英語を上手く使うことができない!!

。。。なんて話を聞いたことがありませんか?

TOEICで800点、900点取れることは、
個人的には「凄い」と思いますが、実務になると英語ができない!!

そんな風に悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、テストのためではなく、その一歩先!!
実務で使える英語と英語の本質の理解についてお話いたします。

 

TOEIC(テスト)の問題点!!

 

基礎 (3)

 

世の中にはTOEICをはじめ、英語のテストが数多くありますよね?

企業によっては「TOEIC○点以上」といった感じで、
入社の選考基準にテスト中に取り入れている所も少なくありません!!

ですが、いざ就職してみたら「TOEIC高得点者なのに英語ができない」

。。。といったことが「問題視」されることがしばしばあります。

そのようなことが起こる原因はペーパーテストの形式にあります!!

 

例えば以下の問題をご覧下さい↓

1. This is the hospital —— I was born.

(A) where
(B) which
(C) why
(D) whose

これは、ペーパーテストでは御馴染みの穴埋め問題で、
TOEICならパート5で出題される形式の問題です。

ですが、これって理解できなくても25%の確立で正解しますよね?

。。。そう考えると、実はテストは英語を理解しているかどうかは関係なく、
「問題を解けるかどうかに一番の重点が置かれている」とも言えます。

 

あなたも中学校や高校のテストでは点数重視で勉強してきませんでしたか?

ぶっちゃけ、私も英語学習の多くは点数重視で行ってきました。

そのため、英語(英文法)というと、

「英語(英文法)は問題を解くための勉強」
「英語(英文法)は問題を解けるようになる事が目標」
「英語(英文法)は問題を解ければ良い」

多くの人が、このように考えて勉強をしてきてしまっています^^;

 

確かに点数が重要なペーパーテストでは、そう考えるのも無理ありませんが、
社会に出て実務で使う英語となると、そう簡単にはいきません!!

最初にお話した「TOEICは高得点なのに英語ができない!!」

そのギャップやジレンマは、そこから生まれてきてしまうんですね。。。

 

やってはいけない解法テクニック!!

 

基礎 (1)

 

さて、では点数ばかり追い求めているとどうなってしまうのでしょうか?

例えば、以下の2つの問題を比べてみてください↓

1. This is the hospital —— I was born.

(A) where
(B) which
(C) why
(D) whose

2. This is the hospital —— I was born in.

(A) where
(B) which
(C) why
(D) whose

TOEICなどでは、よく見かける引っ掛け問題ですよね?

この問題の正解は1が(A) where、2が(B) whichになるのですが、
あなたは、その理由がしっかりと理解できていますか?

その理由が理解できていない人は、点数ばかりを求めてしまっていて、
実務では使えない「解法テクニック」を覚えてしまっています!!

 

考えてみましょう。

まず1の問題なのですが、こちらは先行詞が場所「the hospital」なので、
この場合の関係詞は「where」になる。。。

これは、学校や参考書で教わった通りですよね?

2では一見同じですが、この場合は「born」の後に前置詞「in」があるので、
この場合の関係詞は「which」になります!!

つまり「場所が先行詞でも、前置詞があったら”which”が答えになる」

そういった法則があるんですね。

 

さて、ここで「なるほど、これで一件落着だ!!」と思ってしまったとしたら、
それは点数ばかりを追い求めている「間違った英語の勉強法」です。

なぜなら、それは法則を覚えただけで、理解にはなっていないからです!!

もし、仮にあなたが法則を覚えただけでOKにしてしまっているのだとしたら、
理由を根本的に理解できていないので、きっと同じような「引っ掛け問題」に、
まんまと引っ掛かってしまうと思います。

そして引っ掛かってしまたとしたら、それは「実務では役に立たない英語」です!!

 

本質を理解するためには?

 

基礎

 

英語の本質を理解するために重要なことは、
「なぜ、そのような英文になるのか?」を理解することです。

例えば、先ほどの問題は、前置詞があるかないかの違いだけでしたが、
理解できていれば「I was born in」の後ろに穴があるのが分かります。

だから、名詞の関係詞「which」を選ばなければならない!!

。。。といった感じで、違和感を感じて感覚的に分かるようになります。

 

そして「英語の穴」のような感覚を直感的に掴みとれるようになるには、
英語の特徴を最小単位の品詞から理解できていなければなりません!!

具体的に言えば。。。

名詞とは何なのか?可算名詞と不可算名詞の違いは?
動詞とは?自動詞と他動詞の違いは?
形容詞とは?副詞とは?それぞれの品詞の特徴や相性は?

。。。そんな感じで、まず品詞の理解が重要になってくるんです。

そして、それが、理解できていれば、
先ほどの「I was born in.」の後ろにある穴に気づくことが出来るので、
選択肢の中で、その穴埋めができるのは「which」しかない!!

。。。と、直感的に判断できて一瞬で文章を作れるようになれます。

 

1. This is the hospital —— I was born.

(A) where
(B) which
(C) why
(D) whose

1の文の場合は「born」の後には「there」がきます。

2. This is the hospital —— I was born in.

(A) where
(B) which
(C) why
(D) whose

2の文の場合は「born」の後には「the hospital」がきます。

そして、この差を生み出すのは「前置詞の”in”」になります^^

 

そうなる理由は「前置詞の性質」「穴埋め修飾」を知っておく必要があります。

なので、英語の本質を理解するためには、最小単位である品詞の理解、
それぞれの品詞の性質や特徴や相性を、まず最初に学ぶこと!!

そして、それを含む文法項目を順序良く勉強していくことが大事です。

TOEICなどの点数は取れるんだけど、実際の英語が理解できない!!

そう悩んでいるのならば、難しい単語や複雑な文法を勉強するのではなく、
英文法を英語の最小単位(品詞)から学び直すようにしましょう!!

 

英語を基礎から学び直すのに、お薦めはこちらの講座です↓

⇒ ゼロからの英語やり直し教室New Beginning

この講座では、先ほどお話した品詞単位から英文法を叩きなおしてくれ、
更に穴埋めではなく、自分で英文を作る訓練が沢山できます!!

上級者ほど基礎を疎かにしてしまいがちですが、
英語の学習や理解において基礎ほど重要なものはないので、
一から英語を鍛え直したいと思っている方は、是非試してみてくださいね。

 

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