文法を理解できないと英文が組み立てられない!英語学習の落とし穴
英語に限らず言語は、単語とそれを組み立てるためのルールでできています!!
そして、その英語を組み立てるルールとは「文法」のことを指し、
文法を理解することによって、複雑な表現を使うことができるようになります。
なので英文法は、聞く、読む、話す、書く、全てのスキルに関わっており、
英語を自由に使いこなせるようになるためには最も重要な要素のひとつです。
今回は文法を理解していないと起こる問題点についてお話します!!
英文法の効率の良い学習法
前回の記事では、英文法の効率の良い学習法を紹介しました!!
⇒ 英文法の効率的な学習法!文法力を上げて英会話をマスターしよう!
英文法は英文を組み立てるための大事な設計図です。
英語のネイティブのように幼い頃から長い間、英語に慣れ親しんでいれば、
感覚によって英語を自由自在に操ることができるかもしれませんが、
私達は日本語環境によって育ち、日本語のネイティブとして成熟しています。
なので、英語のネイティブのように感覚的に英語を操れる能力は持っていません!!
そこで、英語を組み立てるために設計図、英文法が重要になってきます。
そしてその英文法を深く理解するためには、ルールを丸暗記するのではなく、
英文を組み立てる際の「理屈」と「感覚」を結びつけることがポイントです。
そのためには
1.文法が何故そういうルールなのか理由を意識する
2.文法項目は基礎から順番に進めていく
この2つを抑えて、英文法を理解していくことが重要になります!!
英文法は英語のルールなので、一度そのルールをしっかり叩き込めば、
それ以降はルールを使う練習と様々な英語表現をインプットするだけです。
なので、英文法は一番最初にやるようにしましょう。
文法の理解度が深ければ深いほど、英語を自由に組み立てるようになれますよ^^
文法が理解できないとこうなる!!
さて、そんな英文法なのですが「文法は試験で問題を解くのためのもの」
。。。などと、思っていたりしませんよね?
これまで、散々、文法の重要性を説いてきたので、
今さらそんなことを思っている方は、いらっしゃらないと思いますが念のため!!
「文法が理解できていないとどうなってしまうのか?」
。。。について、お話させて頂きます。
【文法が理解できないと。。。】
●英文を自分の力で組み立てることができません!!
⇒その結果、単語だけの会話や暗記したフレーズしか使えません。
英語の初心者が海外旅行などで英語を話せないのは、
英語を知らないのではなく、英文を組み立てるスキルが低いからです。
あなたも単語は知っているのに、文章になると途端に出てこなくなってしまう。
そんな経験をしたことありませんか?
その原因は文章を組み立てる設計図が曖昧なこと、
すなわち文法力不足が主な原因のひとつとしてあげられます!!
●次に来る単語の予測ができないので、長い英語が聞き取れません!!
⇒その結果、話の内容が分からなくなってしまいます。
私達は日本語のネイティブなので、日本語での会話などでは、
実はあらかじめ相手が話しそうなことを予測しながら理解しています。
このことは、無意識で行っているのであまり知られていませんが、
言語を理解するのに使っている能力は言語の知識だけではありません!!
次に来る言葉を予測する能力も言語の理解に大きく関わっています。
英語に関わらず言語では、ある程度のパターンがあり、
そのパターンにによって次に来る単語を予測することができます!!
その手助けをしているのが文法などの知識です。
つまり文法力が低いと知識からの推測ができなくなってしまい、
長い文章になると話を見失ってしまい分からなくなってしまいます。
●文章の構造が分からないので、何度も読み返しをしてしまう!!
⇒その結果、同じところを何度も目でなぞるだけになってしまいます。
英語の本を読んでいる際に簡単な単語しか使われていないのに、
話が進んでいくにつれて内容が分からなくなっていく
そんな経験をしたことありませんか?
文法が理解できていないと、話がどんどん曖昧になって行ってしまいます!!
●長い文章になると、かたまりで捉えて理解することができない!!
⇒その結果、何度も読み返したり繰り返し聞かないと理解できなくなります。
英文は単語同士が複雑に影響を及ぼしあってできています。
なので単語単体ではなく、文をかたまりで捉えて理解する能力が求められます。
しかし文法ができないと文章をかたまりとして捉えることができず、
理解するのに時間がかかってしまいます。
●TOEICの文法問題で点数が稼げません!!
⇒その結果、実用性のない「テクニック」を暗記することになります。
TOEICの文法問題は、文法が得意な人にとっては美味しいパートです。
しかし理解が曖昧だと迷いが出てしまい、正しい答えを選ぶことができません!!
そのため実際には使えない実用性のない解法テクニックに走ってしまい、
実務では使えない見せかけだけの英語力になってしまいます。
●TOEICの読解問題を時間内に解き終えることができません!!
⇒その結果、TOEICの点数が伸び悩みます。
TOEIC試験は問題数が多く、試験の時間も長いため、
慣れていない人にとってはペース配分が難しい試験でもあります。
そのため文法が分からないと読み返しが多くなり、
じっくり読まないと内容が理解できないため時間がかかってしまいます。
●文章を書く時や話す時に、文法的に正しい文を組み立てられません!!
⇒その結果、仕事では大きなミスになる可能性があります。
文法は正しい文を組み立てるための設計図です。
文法が曖昧だと正しく文章を組み立てられないので情報伝達に支障が出ます。
仕事では大きなミスに繋がる可能がありますし、
ネイティブとの会話でも相手があなたの言葉を理解するのに苦労します。
このように文法の理解の理解度が低いと、
余計な時間を取ってしまったり、ミスが起きてしまうだけではなく、
英語の学習自体の効率も悪くなってしまいます。
文法は、聞く、読む、話す、書く、英語の全てのスキルにおいて要です!!
最初は複雑で難しい文法まで理解する必要はないので、
最低でも中学2年生までに習う文法の理解度を限りなく高くしましょう!!
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※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)