子供に英語を教えるにはどうしたらいい?教育のポイントは距離感!
英語が話せる子供を育てようと、小さな頃から熱心に教育する親は多いです。
もちろん子供の頃から英語の教育することは全然悪いことではないですが、
熱心に教育するあまり、どうしても親主導の英語教育になってしまったり、
余計な介入をして、子供の自主性が育たなくなってしまうことがあります。
かわいい我が子のためなのですから、熱心になってしまうのも分かりますが、
はっきり言って、親が考えているほど子供は英語のことを考えていませんし、
必要性や重要性を認識して理解できているとも思えません。
今回も引き続き、英語が話せる子供を育てるための注意点をご紹介いたします。
英語が好きになるということ
大人にしても子供にしても勉強して英語が話せるようになった人は、
多くの場合が「英語が好きな人(好きになった人)」だと思います。
当たり前の話ですが、英語でなくても数学でも理科でも何でも、
成績の良い教科は好きだったのではないでしょうか?
大人の場合、好きでなくても必要に迫られたらやらなければいけない
。。。なんて時もありますよね^^;
例えば、上司がいきなり外国人になった。。。
そんな場合は、もう好き嫌いに限らず英語を頑張らなくちゃいけません。
ですが子供の場合は「必要に迫られる」なんてことはありません。
だからこそ、大人よりも好き嫌いで伸び率が大きく変わってしまいます。
特に幼児期や小学生の時などはそうです。
そこで親である、あなたがしてあげるべき重要なことは、
英語の単語を暗記させることや熱心に英語を教えることではなく、
子供を英語が好きな子供にしてあげること!!
このひとつに尽きると私は思っています。
これは私自身の例なのですが、自己紹介でも書いたように私は幼稚園の時に、
友達の母親が経営している個人経営の英語の幼児教室に通っていました。
個人経営と言っても(私の中の記憶では)全然立派なものではなく、
友達のお母さんが手作りで作った英語のカルタで遊んだり歌を歌ったり、
。。。といった程度のもので、この教室は友達の引越しでなくなりました。
私は3人兄弟の真ん中なのですが、この教室に通っていたのは私だけです。
それから2年後の小学校2年生の時、
クラスメイトの女の子と一緒に子供向けの英語教室に入学しました。
ちなみにこの英語教室へは、私が親に頼み私の意志で入れてもらいました。
まぁ、道連れで2歳年上の兄も上のクラスに入れられてしまいましたが(笑)
その英語教室では前の個人塾とは違い、10万円?30万円だったかな?
(値段は全然覚えていませんが。。。)のテープを購入したそうです。
そんな英語教室でしたが、私は毎日その英語教材を聞いて歌っていましたが、
兄は無理やり入れられた教室なので全然教材を聞いていませんでした。
今思えば高いお金を出して、英語好きに育ててくれた両親には感謝しています。
その英語教材のおかげで、英語が話せるようになったわけではありませんが、
「英語は楽しい」と教えてくれ、勉強に向かえるようにしてくれたのは、
紛れもなく幼児期や小学生の時の英語教室での体験だったと思っています。
小さな子供の頃に「英語が好きだ楽しい」と思えるようになれば、
大人になって英語を勉強する機会があっても案外楽しいと思えるものです。
英語を勉強するとき、私はたまにその時に歌っていた英語の歌を思い出します。
歌詞は全然覚えていませんが、メロディーは今でも鮮明に覚えています。
もし今、あなたが子供に英語の英才教育を施しているとしたら、
子供に「無理やり英語を詰め込もう」としてしまっていませんか?
仮にその状態で「子供に英語は楽しい?」と聞いても、
子供は正直に本当のことを答えることは出来ないですよ。
私の兄がそうだったように、子供は力のある大人には逆らえません!!
我が子を有名子役にするために、必死で無理やり頑張らせてるステージママ
。。。そんな感じになってしまうと、子供にとってはとても息苦しいです。
その結果どうかは分かりませんが、大人になった今、兄は英語を話せません!!
これは一番大事なポイントだと思いますので注意してくださいね^^
子供と一緒に勉強をしない!!
親が一緒になって勉強すると子供は一気に醒めます(笑)
よく評論家などが「子供と一緒に勉強しなさい」なんて言いますが、
実は私はこの「まっとうそうな意見」には反対です。
例えば自分が子供だった頃を思い出してみてください。
親と一緒に勉強するのは楽しかったですか?
夏休みの宿題をやっていて、親がその場にいるとだけで気が散ってしまい、
ものすご~く、疎ましく感じたりしませんでしたか?
私は勉強の場に親がいると、まるで監視されているようできつかったです^^;
残念ですが子供は親が思っているほど親と一緒でありたい!!
。。。だなんて、これっぽっちも思っていません。
寂しいですが現実です(笑)
よく「親と子で一緒にやる英会話」みたいなものがありますが、
「子供から求められたので始めた」というのであればOKだと思いますが、
親から言い出して「うまく行ったケース」は殆どないんじゃないでしょうか?
もちろん中には、仲良く一緒に勉強できるケースもあるとは思いますが、
本当にそれは凄く”稀”なケースだと思います。
一緒に勉強していて楽しいのは親だけ^^;
そう肝に銘じておいてください!!
親がすべきことは、子供が助けを求めてきたときに手を差し伸べて、
終わったらすぐ立ち去ること、そして子供自身が考える時間をあげることです。
一番理想的な距離は、子供が勉強している空間で、親は親で好きなことをし、
お互いに「全く気にならない関係を築く」のが最高の距離なんじゃないでしょうか?
子供は大人と比べて、周囲の人間との心の距離にもの凄く敏感です。
大人になれば周りの言うことは、雑音として処理することが出来ますが、
幼児期や小学生前後の子供は、そうは行きません!!
まして影響力の大きい親の言うことは超強力です。
その存在だけで、もの凄いプレッシャーになったり、励みになったりします。
英語に限らず、あなた自身の人格を振り返って考えてみても、
親の影響で作られた部分は、かなりたくさんありますよね?
なので、子供とは重圧ではなく「安心感を与えられる距離」にいるようにしましょう。
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※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)