基本動詞を使いこなそう!「Have」の英語本来の意味とイメージ!
英文を組み立てる際に最も重要な文の要素は「主語」と「動詞」になります!!
なぜ、主語と動詞が大事なのかというと。。。
主語は文中で「文全体の主人公の役割」を果たし、
動詞は文中で「文全体の流れを決めるストーリーの役割」を果たすからです。
なので、英語や英会話も漫画や映画やドラマなどと同じで、
主人公である主語とストーリーである動詞さえ決まれば作ることができます。
今回は、そんな英語の重要な要素の中から「have」のイメージをお伝え致します。
(復習)英語は「誰が何をする」をイメージしよう!!
英語では「誰が何をする?」を英語本来のイメージを使って作るのが大事です。
どういうことか、分かりやすい例をあげると。。。
I’ll take the medicine.(薬を飲みます)
このような文があるとします。
まず、この「薬を飲みます」という文を英語にする際に考えなければならないのが、
主語の部分、つまり「”誰”が薬を飲むのか?」になりますよね?
ですが、日本語は「薬を飲みます」のように主語が省略されることが多く、
英会話に慣れていないと主語に何を使うべきなのかが直ぐに浮かんできません。
その際、重要なのが「誰がその動作をするのかをイメージすること」です!!
例えば、食事中に「誰かに塩を取って」とお願いするとすると。。。
Can you pass me the salt?(塩とってくれない?)
。。。となりますよね?
この文では「塩を使いたいのは自分」だけど「塩をとる動作をするのは相手」です。
なので、主語は「あなた」を使うのが正解になるというわけです。
⇒ 英会話を感覚的に理解しよう!英語と日本語の考え方の違いと法則!
そして次に考えなければいけないのが動詞の部分、つまり「何をする?」です!!
その際、私たちは動詞を日本語の意味に対応させて作ってしまいがちです。
× I’ll drink the medicine.(薬を飲みます)
ですが、本来英語のイメージで文を作ると以下のようになります!!
○ I’ll take the medicine.(薬を飲みます)
日本人は英語と日本語を1対1で意味を対応させて覚えてきてしまっているので、
上のような文でも「飲む=Drink」と考えて文を作ってしまいます。
しかし、英語は動作の描写を好むので「飲んでる姿」という情景の描写ではなく、
動作の描写「薬の成分を取っている」という動作で文を作るのが自然です。
× I’ll drink the medicine.(薬を飲みます)
○ I’ll take the medicine.(薬を飲みます)
日本語の感覚 ⇒ 薬を「飲む」という状況や情景の描写
英語の感覚 ⇒ 薬の成分を「取る」という動作の描写
なので、動詞は意味ではなく「動作のイメージ」で抑える必要があるんですね。
⇒ 英語は中学生までの知識で話せる?基本動詞で英会話を習得しよう!
基本動詞「have」の英語本来のイメージを捉えよう!!
基本動詞「have」の英語本来のイメージは「モノや状況などが存在する」です。
しかし、私たちは学校の授業では、以下のように意味を覚えてきました。
・have ⇒ 持つ
・have ⇒ 食べる
・have ⇒ 飲む
・have ⇒ かかる(なる)
・have ⇒ ある …etc.
ですが、英語はこんな風に日本語と1対1で対応させて覚えてはいけません!!
基本動詞「have」を正しく理解する際には以下のイメージを捉えてください!!
周囲にモノ・状態・状況などが存在する
このように捉えると、基本動詞の「have」を正しく使えるようになります。
例えば。。。
1.何かモノを持っている
I have a cat.(猫を飼ってます)
I have a smartphone.(スマホを持ってます)
Do you have new i-phone?(新しいアイフォンは置いてありますか?)
日本語の動詞は違っていますが、英語では「have」のイメージです。
2.何か状況や状態などがある(存在する)
I have a headache.(頭痛がします)
I have a good memory.(私は記憶力がいい)
モノ以外でも「存在する」ならば「have」のイメージです。
3.モノを食べる・飲む
I had beef for lunch.(昼はお肉を食べました)
Can I have some coffee?(コーヒーをもらってもいい?)
食事を取ったという状態を持っている考えて「have」になります。
つまり「have」を使えるようになるには「意味を覚える」のではなく、
英語のイメージ「何かが周りに存在している状態」を掴むのが大事なんですね♪
因みに「have」と「eat」や「drink」の違いは「動作があるかないか」です!!
We had beer.(ビールを飲んだ)
We drank beer.(ビールを飲んだ)
どちらも「ビールを飲む」という動作を表現していますがニュアンスが違います。
1つ目の文の「have」の方は「飲む状況が存在した」になりますが、
2つ目の文の「drink」は「飲み物を飲んでいる動作」をそのまま描写しています。
なので、同じ日本語訳でも「どう伝えたいか」で使い分けが必要になるんですね♪
そして、本来の動詞のイメージが掴めるようになると英語は簡単になります。
なぜなら。。。
He has no job.(彼は失業中です)
仕事を持っていない ⇒ 仕事がない状態が存在する
I have a new i-phone.(私は新しいアイフォンを持ってます)
新しいアイフォンを持っている ⇒ アイフォンを持っている状態が存在する
Have a nice day.(ごきけんよう)
ごきげんよう ⇒ 良い日という状況が存在する
こんな風に日本語の意味など意識せずに文章を作れるようになるからです!!
どうですか?
このように「have」をイメージで捉えるとめちゃくちゃ簡単ですよね?^^
英語の文章を作るときには、日本語の文章をそのまま英語にしたらダメです。
文章を作るときには「誰が何をするのか?」という動作を考えて、
動作を行うのが「誰」で「どんなイメージの動作をするのか」を意識しましょう!!
そうすれば本当に簡単な英語のみで基本的な英会話ができるようになれますよ♪
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※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)
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メルマガの質問の答え
3問目が ちょっと違ってました。 私は
He doesn’t have a job .・・・て 考えてしまった・・
でも have の イメージからすると 持っていない状態がある と言う事で He has no job .の方が イメージに合うのかなて 思いました。
私の答えにすると 状態が無い・・みたいな ニュアンスになるのかな
>momoさん
コメントありがとうございます。
その通りです、完璧にイメージを捉えてますね♪
否定が打ち消すのは否定以下の文なので、
He has no job.の方がイメージに合ってます。
He has no job.
(彼は失業中です)
He doesn’t have a job.
(彼は仕事がありません)
この例文を見ると分かりやすいですよ↓
He tried not to win the game.
(彼は試合に勝たないようにした)
He didn’t try to win the game.
(彼は試合に勝とうとしなかった)
http://nagatuduki-eikaiwa.com/12213.html
なので、He has no job.の方がニュアンスは合ってますよ。
早速 返信有難う御座いました。
チョロ様の言う事が 少しずつ 理解出来る様になってるのかな・・?
超 嬉しいです。そうやって 単語の持つイメージが 掴めるようになれたら良いな・・と思って メルマガを何度も読み直してます。
何より チョロ様が 直ぐに答えてくれる事が 一番の励みです。
有難う御座いました。
>momoさん
こちらこそ、いつもコメントと返信ありがとうございます。
読者の方から反応を頂けると励みになります。
英語は日本語の意味だけでは対応できないので、
その単語の意味がどういうイメージから来ているのか?
コレを抑えると英会話の際に生きてきます。
(特に動詞はイメージが大事です)
そして、更に実際にそのイメージを使って話してみて下さい。
例え、それが間違いでネイティブに伝わらずに怪訝な顔をされても、
彼らがその間違いをしっかりと修正してくれますし、
失敗した事で逆に正しい使い方を身に付けられると思います!!
私たちは日本人なので英語を上手に話せないのは当たり前です。
なので、覚えただけでなく、間違ってもいいので使う!!
それを大事にして下さいね☆