英語を話せる子供を育てるための注意点!可能性を信じて育てよう!
企業でも社内公用語を英語にしたりと英語の重要性が高まっていますが、
今後、益々そういった傾向は強くなっていきます。
理由はお話したとおり、少子化で子供が減り消費者人口が少なくなるので、
企業が活路を求めて海外市場で戦える人材を求めると予想されるからです。
時代の流れを受けて、子供に英語教育を受けさせる親が増えてますが、
どうしても親主導になってしまい勝ちです。
今回は、英語が話せる子供を育てるための注意点をご紹介します。
すぐに結果を求めない
教育熱心な親ほど子供にすぐ結果を求めてしまう傾向があります。
まず英語に限らず早く始めたからといって有利ということはありません。
ましてや同じ学年でも子供の頃の半年などの差は大きな差です。
同じ学年であれば先に生まれた子の方が早く成長するのは当たり前です。
しかし、そんな差は大人になれば全くなくなります。
同学年や歳の近い大人でどちらが年上か?なんて分からないですよね?
子供のうちにそんな差を気にするのは全くの無意味です。
そして、そういう気配は子供は敏感にキャッチします。
何故なら子供は親に依存して生きているからです。
なのでドンと構えて長い目で見てあげるようにしましょう。
。。。とはいえ、どうしても親は子供の今が気になるものです。
例えば、幼児期に同じ月齢の子供と比較して、
「まだ1人で歩けない。。。まだ言葉を話し始めない。。。」など、
そういう差が出てくると、心配する親御さんが沢山います。
ですが、一般的には何らかの障害を抱えていなければ、
子供はいつの間にか歩き出し、気づいたら言葉を話し始め、
そのうち煩いくらいに走り回るようになります^^
たとえ、周りの子よりずっと早く歩き出したからといって、
必ずしも速く走れる子に育つというわけではありません。
英語もそれと同じで「話すようになるものだ」と信じて、
子供が自ら力を発揮しだすのを待つことが肝心です。
今何ができるか、できないかを気に病むよりも、
子供の可能性を信じてゆっくり見守る姿勢が大事だと思います。
どんな子供でも子供の持っている可能性って凄いですよ^^
子供に英語が必要なのはずっと先
特に小学生の子供がいる親にありがちなパターンなのですが、
英語に限らず子供の結果に一喜一憂する親がいます。
例えば、親が子供に英単語を暗記させテストを受けさせたとすると、
どうしても親は子供のテストの結果が気になりますよね?
しかし、当然間違えてしまう子供もいます。
そんな時に親がしゃしゃりでてきて子供の成果を気にすることは、
子供のやる気を損なう可能性が凄く高いです。
大人のあなたにとっては小学生の問題は簡単に解けて当たり前ですが、
子供にとっては今取り組んでいる問題は頭を悩ます難しい問題です。
大人になってそれができないのであれば気にすべきかもしれませんが、
いづれ子供にとっても簡単になる日がやってきます。
目先の出来、不出来ばかりに捉われていると親の干渉によって、
子供がやる気をなくしてしまうケースがよくあります。
本当にお子さんに英語が必要なのはまずは受験、
もっと言ってしまえば、大人になった時に英語ができるかどうかです。
それまでは、下手な干渉はせずに正解だったら褒めてあげる、
間違えたら次は頑張れと励ましてあげる、そういう風にしましょう。
子供の自立心に任せて放っておく
自立心がないと子供の英語力は伸びません!!
最近ではモンスターペアレンツなどという言葉が生まれたように、
驚くほど過保護な親がたくさんいるようですね。
家事や仕事で忙しいはずなのに必要以上に子供の世話を焼いてしまう。
子供のスケジュールは全部親が管理している。。。
そんなケースもあったりします。
確かに親が何でも仕切ってしまえば、そのときは楽かもしれません!!
ですがそれは子供の自主性を摘み取ってしまうことになりかねません。
あなたのお子さんが数年後に学校で「教えてくれたら覚えるよ」だとか、
社会に出て「指示を出してくれたら働く」なんて風になってしまったら、
そんな人材を社会は求めるでしょうか?
勉強は受験などで問題を解くためだけのものではありません。
学力の向上に加え、学ぶ力や自ら動く力を養う訓練でもあります。
自ら考えて計画を立てて、学ぼうとする自立心が養われなければ、
英語の習得は絶対にできないと言っても過言ではないと思います。
英語を話せる子供を育てたければ、例えやり方が間違っていたとしても、
子供が助けを求めて、親を必要としてくるまでは見守ってあげること、
さりげなく陰で支えつつ、放っておくことが大事です!!
時が解決してくれる問題もある
子供が誰もが理解できるような簡単な英語を理解できないからといって、
必要以上に心配してしまう親もいます。
例えば、小学生の子供に英語を教えていて、
子供が「Dog」「Cat」などの簡単な英単語も分からない。。。
そんな事もあると思います。
ですが、これらの単語を無理に覚えさせようとしてはいけません!!
少し冷静になれば分かることですが、これらの単語は中学生になれば、
たとえ英語の成績が悪い生徒でも、簡単に答えられる英単語です。
年齢を重ねれば自然とできるようになるものを
今できないからといって、気にする必要があるのでしょうか?
この程度の問題であれば時が解決してくれます。
時がたてば自然と身に付くようなものを子供に教育するのは無駄です。
子供の自主性を育て可能性を伸ばすには余計なことをしないのが一番です。
本当に子供のためを思うのであれば信じて伸び伸び勉強させてあげましょう。
親が子供の英語教育のためにしてあげること
親が子供の英語教育のためにしてあげるべきことは、
大人になってからは身に付きにくい「英語回路の確立」です。
以前に人間は生まれたときには全ての言語を身に付けられる細胞
ニューロン(神経細胞)があるというお話をしました。
⇒ 学校で習う英文法の役割!大人が英会話を習得するのに必要なのは?
ニューロンは長年の脳科学の研究で明らかになっているもので、
都市伝説や概念ではなく、実際に物質として存在しています。
そして使われないニューロンは加齢と共に死滅してしまうそうです。
(ニューロンの臨界期は8~10歳前後と言われています。)
なので大人が子供のためにしてあげられる英語教育で最も大事なのは、
そのニューロンが生きている間に英語の音を聞かせてあげることです。
それをしてあげることで英語の学習を始めた時に、
脳が英語を吸収しやすくなります。
大人はそのための手助けをしてあげるようにしましょう^^
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※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)