英語と日本語の発声の違いを知ろう!発音上達のためのポイント!

 

発音 (1)

 

あなたは英語を話している時、上手く発音できていますか?

スクールなどで英会話の練習をして満を持して海外旅行をしたけれど、
実際にネイティブに英語を話したら全然伝わらなかった。。。

そんな経験をしたことありませんか?

日本人の多くは発音が本当に苦手ですよね。。。

私も発音は下手糞で今でも苦手な分野です^^;

今回は、日本人が苦手な英語の発音についてのお話をします。

 

英語と日本語の発声の違い

 

発音 (5)

 

英語の発音と聞くと、まず思い浮かぶのが
単純に「”L”と”R”の発音の違い」や「”V”と”B”の違い」など、
個々のアルファベットの音の違いですよね?

なので「発音矯正」というと、よくこれらの発音を矯正しようと練習しますが、
実は日本語と英語の音の違いは、そんな単純ではありません。

私も”L”や”R”などの発音を単純に練習すれば良いと思っていたのですが、
発音は奥が深く、発声の理論を理解していないと修正が困難です。

 

ではその日本語と英語の発声の理論とは、一体なんなのでしょうか?

主なものをピックアップすると、それは以下の3つになります。

1.息継ぎの違い(Breathe Deeply)
2.単語が持つ音の長さの違い(Stretch Your words)
3.音の繋ぎ方の違い(Blends Your Words)

 

1.息継ぎの違い(Breathe Deeply)

 

発音 (6)

 

英語と日本語は、まず「息継ぎ」が全然違うルールで成り立っています。

あなたは、ネイティブが話す英語を聞くと「速い」って思いませんか?

確かに英語は日本語に比べて「スピードが速い」かもしれませんが、
大きな違いは「速さの違い」ではなく「話し方のスタイルの違い」です。

そのスタイルの差には「息継ぎの違い」が大きく絡んでいるのですが、
話す際に、英語では、まず最初に大きく息を吸い一気に話をします。
そしてその間、話し手は肺の空気を出し切るまでは音を切りません。

試しにこちらの動画を「息継ぎ」に注意を払いながらご覧ください↓

 

【TED (ideas worth spreading)】

 

このスピーチを聞くと、話し手の女性は最初に息を大きくスーッと吸って、
肺の中の空気を出し切るまで、一気に話しているのが分かると思います。

これがネイティブが英語を話す際の息継ぎで「英語本来のリズム」です。

一方、日本語では「話をする際にはあまり呼吸を意識」していませんが、
英語のように始めに大きく息を吸わない代わりに「何度も途中で呼吸」をします。

 

発音 (2)

 

これが英語と日本語のスタイルの大きな違いのひとつで、
息継ぎが違うと、それだけで言語のリズムやスピードが変わります。

その結果、英語は日本人にとって常に速く感じられる言語であり、
話す際もリズムやスピードが取り辛く感じられてしまうという訳なんです。

 

まず、英語と日本のスタイルには、このような違いがあるんですね^^

実際、日本人とネイティブに65単語の英文を読ませる実験をしたところ、
日本人の被験者達の息継ぎの回数が全員8~10回程度だったのに対して、
ネイティブの被験者達の息継ぎの回数はたったの3回で。。。

更にネイティブは「全員同じ箇所で息継ぎをした」という実験結果が出ています。

事実、ネイティブは長文を話す時には、常に息苦しさを感じているそうですよ♪

 

2.単語が持つ音の長さの違い(Stretch Your words)

 

発音 (3)

 

英語は日本語と違い「言葉の語尾を引き伸ばす性質」があります。

「語尾を引き伸ばす」と言われても「違い」がよく分からないと思いますが、
この違いは、簡単に言うと「英語とカタカナ英語の違い」になります!!

日本では、外来語はカタカナで表記しますよね?

ですが、カタカナは英語の音を日本語で表現できる音に置き換えたものです。

日本語は「文字」や「字」を音を短く切って表すスタイルなので、
ネイティブのような英語を話したければ、音を切る癖を矯正する必要があります。

 

例えば「Fish」と言う単語は、日本語(カタカナ)では「フィッシュ」です。

しかし英語では「フィィシュ…」といった感じに切らずに徐々に音が消えます。

日本語は音を基本的にスパッと切って話しますが、英語は違うんですね。

その辺の違いを頭の中に入れて、英語を話すとだいぶマシになります。
試しに英文を息継ぎと音を長く伸ばすことを気にして英語を読んでみてください。

それだけで発音がだいぶ変わりますよ^^

 

3.音の繋ぎ方の違い(Blends Your Words)

英語では「単語の語尾の音」と「次に来る単語の音」がくっつきます!!

ですが、日本語は単語の音をそれぞれ短い鋭い音で切って話します。

 

発音 (4)

 

日本語にはない「リエゾン」というやつですね。

他にも、まだまだ英語と日本語では発声方法が異なる点がありますが、
簡単に大きな違いをまとめると、上の3つになります。

 

スコットペリーの発音大学

 

発音大学

 

実は今回ご紹介してきた「英語と日本語の発声の違い」のお話は、
スコットペリー先生の発音大学という教材に収録されているもので、
私もこの発音大学を使って発音のトレーニングしています。

スコット先生は、日本人の英語の発音の矯正を専門にしている方で、
日本の企業(JAL、HONDAなど)や日本人ハリウッドスターなどで、
発音矯正の指導にあたっている凄い先生なんです。

 

発音 (7)

 

私も発音上達のためにスコット先生のレッスンを調べてみたのですが、
個人レッスンは16万円だったので諦めて発音大学を購入しました。。。

16万円は、さすがにちょっと一般人には手が出せないですよね^^;

レッスンは受けられませんでしたが、発音大学にはDVDが3枚収録されていて、
そこに発音の考え方や具体的な練習法などのノウハウがまとめられています。

中でも良かったのは「呼吸法」と「正しい音をだすための口の形」の訓練で、
そのおかげで苦手だった長文の発音が上達しラクに話せるようになりました。

探してみたら、スコット先生の講義が少し分かる動画があったのでご覧ください↓

これだけでもかなり発音の矯正ができますよ^^

 

【スコットペリー FM大阪】

 

(9分50秒からスコット先生のワンポイントレッスンがあります)

 

日本人が英語を上手に話せない理由の一つに「発音に自信が無い」から
。。。っていうのも、ぶっちゃけあるんですよね^^;

もしあなたも発音に悩んでいるのなら発音大学はお薦めですので是非お試しください。

 

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2 Responses to “英語と日本語の発声の違いを知ろう!発音上達のためのポイント!”

  1. わせ としふみ より:

    さらに発音に磨きをかけたいので、よろしくお願いします

    • choro より:

      >わせとしふみさん

      コメントありがとうございます。

      私も発音は、得意な方じゃないので日々勉強しています。

      1.息継ぎ
      2.音の長さ
      3.音のつながり

      これを意識すると、それだけでもだいぶ良くなるって聞きました。
      特に息継ぎは頑張って真似してみるといいと思います。

      お薦めはシャドーイングですね。

      https://youtu.be/w-OqTD6Cu10

       

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