流行の英語脳って?英単語の勉強は英語と日本語どちらが効率的?
最近は英語の勉強において「英語脳」という言葉をよく聞きますよね?
この英語脳というのは、英語を英語で理解しよう!!
。。。といったもので、上級者になるには避けては通れないものです。
今回は巷で話題の「英語脳」の身に付け方、
そしてそれを養うための単語の勉強法についてお話します。
英語脳って何?
英語脳を身に付けるために英語は英語で勉強しましょう!!
。。。と言った話をよく聞きます^^
ですが、そもそも英語脳って何なのでしょうか?
解釈は人それぞれだと思いますが、私は英語脳とは、
ネイティブが考えるのと同じように英語を理解する!!
。。。ということだと思っています。
英語のネイティブが普段理解しているのと同じように英語を理解し、
普段使っているように英語を発信する!!
日本語の先入観を無くし、英語を英語の意味として捉える!!
それが英語脳なのではないでしょうか?
英語は英語で勉強するのが良い?
さて、この日本語の先入観を無くし、英語を英語の意味として捉える!!
これは「英語を自由に使えるようになるため」には避けては通れません!!
特に流暢な英会話の習得を目指しているのであれば、
英語を聞いて瞬間的に理解し、返事を返す「瞬発力」が求められます。
そして、そのためには英語を翻訳して理解していてはダメなのは確かです。
なので「英語を英語で勉強しましょう」という話が出てくるのですが、
それって本当に英語脳を作るために「お薦めの勉強法」なのでしょうか?
考えてみてください!!
私達は普段の生活では、日本語に囲まれて生活しています。
そんな私達が英語を勉強する時は、英語だけで考えるようにする!!
。。。そんな事できると思いますか?
また、長年日本語に触れてきて、
日本語のネイティブとして完成してしまっている私達大人が、
英語を英語だけで考えるようにする!!
。。。いきなりそんな事ができるでしょうか?
「英語を勉強するから日本語を忘れて英語だけで理解しろ!!」
そんなこと普通の日本人には絶対に不可能です^^;
でも多くの日本人が英語脳を作りたければ英語を英語で勉強しなきゃ!!
。。。って思ってしまうんですよね。
「英語を英語で理解する」=「英語を英語で勉強する」ではありません!!
英語を瞬間的に理解し、発信できるようになるのであれば、
英語で勉強しても、日本語で勉強しても、何語で勉強してもOKなんです!!
言語というのは、元々、情景や感情などを相手に伝えるためのツールです。
それが、たまたま英語だったり、日本語だったりするだけなんですよ^^
つまり自分の脳の中のイメージを瞬間的に英語にできて、
それを英語でアウトプットして、相手が同じイメージを持てればOKなんです。
英語はイメージで理解する!!
言語とはイメージとイメージをやり取りするためのツールです!!
決して言語と言語をやりとりしているわけではありません!!
その証拠に日本語と英語の両方が分かるAさんとBさんがいたとして、
Aさんは日本語でBさんは英語で会話をしても会話が成立しますよね?
それはお互いにイメージのやりとりができているからであって、
言語そのものではなくイメージをキャッチボールしているからです!!
同じように英語の勉強をする際も「英語は英語で」と、こだわらなくても、
イメージがはっきりと浮かんでくるようになれば英語脳は作れるんです!!
せっかくなので、分かりやすく具体的な例をあげますね。
英単語で「Cancer」=「癌」という単語があります!!
これを英英辞典で調べると以下のような説明が書かれていました↓
a serious disease in which growths of cells,
form in the body and kill normal body cells.
The disease often causes death.
この英語の説明を読んで、あなたは「癌」とピンときましたか?
おそらく、ちょっと考えてしまったのではないでしょうか?
ですが、これを英和辞典で調べてみると「Cnacer=癌」と書かれています。
どう感じましたか?
英和辞典の方が、一瞬で「癌」の状態をイメージできませんでしたか?
こんな風にその状態をイメージできれば、日本語で勉強してもOKなんです。
そもそも、英語が苦手な人が英語を英語で勉強するのは非効率です。
考えてみてください。
英語が苦手な初心者が「Cancer」という単語を英英辞典で調べたとします。
その結果、英英辞典には以下のように書かれていました↓
a serious disease in which growths of cells,
form in the body and kill normal body cells.
The disease often causes death.
これを読んだとき、果たしてその人は意味をしっかり理解できるでしょうか?
「え?”disease”って何?”cells”って何?どういう意味??」
。。。と、なってしまいませんか?
そして、それらを調べた結果、
「”Cancer”は、細胞の病気で、重大な病気、死ぬ人もいる。。。」と分かり、
ちょっと考えた末「あぁ”癌”のことかも?」と思いつくのですが。。。
結局、最終的に「癌」という日本語を思い浮かべてしまっていますよね?
英語は英語で勉強した結果、日本語に行き着いてしまっています^^;
しかも、それだけなら時間を無駄にしたで済むかもしれませんが、
もしかしたら、まだ心配で「癌であってるかなぁ。。。」とか考えたりもします。
だとしたら、英語は英語だけで勉強するのではなく、
最初から日本語も介して勉強した方が、ずっとラクで効率的じゃないですか?
英語を英語で考える能力は単語を覚える時じゃなくてもできます!!
癌という単語を知らないのなら、定義から英英辞典で調べるのはありですが、
癌という単語を知っているのなら、単語を定義から学ぶ必要はないんです!!
なぜなら「cancer=癌」と分かれば、その状態がイメージできるからです。
そもそも先ほどお話したように、
日本にいて日本語環境の中で「英語だけで。。。」なんて不可能です!!
また、英語を英語で勉強するのは、
慣れていないので、心にひっかからずインパクトが弱いですし、
時間がかかってしまい、単語に出会う回数も少なくなってしまいます!!
実際、英語で「Cancer=a serious disease…」と覚えるよりも、
日本語を介して「Cancer=癌」の方が「ズバっ」と心にイメージできますよね?
なので、英語は英語も日本語も感覚も知識も経験も全て利用して。。。
イメージで学び、イメージで理解する!!
これが、英語脳を作るために最も重要な事だと私は思います!!
英語はイメージで捉える!!
日本人は英語に対して、キチッとしていないと気が済まない種族です。
これは学校教育で英語を正解不正解で分けてきていて、
ずっと教育されてきてしまっているので仕方がないことなのですが、
その癖を直していかないと英語をイメージで捉えることができません!!
例えば、以下の文↓
This car runs on electricity.
この文章を学校のテストや試験などで「この車は電気で動く!」と和訳すると、
「”run”なんだから”走る”でしょ」と下手したら「×」にされてしまいます。
それが日本人が単語(英語)を日本語訳で捉えてしまう悪い癖です!!
本来「run」のイメージは「線上の動きや継続」のイメージなので、
日本語の「走る」だけで捉えてしまっては「run」のイメージは狭すぎるんです。
英単語の日本語の意味は、分かりやすくするために便宜上付けているもので、
表面的に意味を一生懸命暗記しても、生きた英語を使えるようにはなれません!!
なので、英語は意味ではなくイメージで捉える必要があります。
では具体的にイメージで捉えるとはどういうことなのかやってみましょう。
私達は学校の授業などでは英単語は「英語⇔日本語」で習いますよね?
具体的にはこんな感じです↓
Blue ⇔ 青
こんなプロセスで英単語を覚えていくと思います。
ですが、この覚え方ではなく、
Blue ⇔ 青 ⇔
。。。と、こんな感じでイメージで覚えるようにしてください!!
最終的には、日本語を介さずに以下のようにイメージできたら良いと思います。
Blue ⇔
こんな風に、英単語も英文も全部イメージで捉えられるようになれば、
英語をイメージで理解する英語脳の習得は完璧ですね^^
そうやって、英語を理解しイメージや表現を吸収していくようにしましょう!!
英語に限らず言語はイメージとイメージをやり取りするためのツールです。
なので日本語や英語に捉われて意味を覚えても仕方がありません!!
勉強する際には、単語(英語)を見て、聞いて、書いて、話して、
意味ではなく、その情景(イメージ)を想像して心に焼き付けていってくださいね。
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※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)