英会話のための英文法!限定詞「a」の持つイメージと使い方!

 

限定詞 (4)

 

英語には文中で名詞の前に置かれる「The」や「a」などの限定詞があります。

前回の記事では「The」のイメージや意識についてお伝えしました。

限定詞「The」は「a」に比べるとイメージが掴みやすく、
日本語の中でも使われる事があるので、比較的意識を理解できたと思います。

今回は同じ限定詞でも、日本語には無い限定詞「a」について解説していきます。

 

限定詞「a」のイメージを掴もう!!

 

限定詞 (3)

 

限定詞「a」のイメージは「1つのものだけど1つに定めないこと」です!!

。。。「ん?なんじゃそりゃ?」って感じですが、
“a”が修飾する名詞は「”任意のモノ”ですが”特定のモノ”ではない」ということです。

ややこしくて訳分からないですね。。。^^;

なので例文をあげて、その意識を捉えてみたいと思います。

 

まずはこの例文を見てみてください↓

Mary is a cute girl.(メアリーは可愛いです)

この例文を読むと「メアリーが可愛い」という事が分かりますよね?

ですが「可愛い女の子」は他にもたくさんいます。

つまり、メアリーは「可愛い女の子の1人」ですが、
世の中にいる「可愛い女の子」の中でも「特定の可愛い子」ではない!!

。。。ということが言えます。

 

では、次に以下の文を見てください↓

This is a gift which my boyfriend gave me.
(これは彼氏が私にくれたプレゼントです)

この例文を読むと「そのプレゼントは彼氏が私にくれた物」と分かります。

ですが「彼氏がくれたプレゼント」は他にもあるかもしれません。

つまり、この文章からは「他にもいろいろプレゼントがあるんだな」
。。。ということが読み取れるというわけなんです。

 

“a”の持つイメージ「”任意のモノ”だけど”特定のモノ”ではない!!」

その感覚が伝わったでしょうか?^^

つまり、いくつかあるモノの中の「1つ」ということなんですね。

学校の授業では「a = 1つの」という風に日本語訳を教わりましたが、
それは「a」の持っているイメージの1つに過ぎません!!

なので「a = 1つの」なんて翻訳したらダメですよ!!

 

限定詞「a」が名詞に与える「ひとつに決めない意識」

 

限定詞 (2)

 

限定詞の「a」が持つ「特定のモノではない意識」は非常に便利です。

例えば、あなたが新しい腕時計を探しているとします。

当然、新しい腕時計は、たくさんある腕時計の中から選ぶわけですが、
腕時計を選ぶ際は、最初から”コレ”と決めていない事も多いですよね?

そんな時に大活躍するのが「”a”の”特定のモノ”に決めない意識」です。

I need a new watch.(新しい腕時計が必要だ)
I want a new watch.(新しい腕時計が欲しい)
I’m looking for a new watch.(新しい腕時計を探してます)

「何か新しい腕時計を買いたい!!」と思っている。。。

つまり、まだ買っていないのだから”特定のモノ”ではありません!!

なので「任意のモノだけど特定のモノではない」限定詞の「a」が役に立ちます。

 

また限定詞「a」は、初めて話題に登場するときにも役に立ちます。

理由は、初めて話題の中に登場するものは、
聞き手にとっては「特定のモノではない!!」からです。

I saw a cat. The cat had a mouse in his mouth.
(猫を見たんだけど、その猫はねずみを咥えていたよ)

I saw a cat. ← この時点では聞き手にとって、まだ猫は特定の猫ではない!!
The cat had a mouse in his mouth. ← 前文に出てきたので特定の猫になる

こんな風に初めて話題に登場するときには、その名詞は「a」で登場し、
そこから話を展開していく時には「The」で話を広げていく。。。

英語では、それが基本の形になります。

。。。というか日本語でも「a」がないだけで、それは一緒ですね^^

 

1つのモノ「a」以外の使い方!!

 

限定詞 (1)

 

学校の英語の授業で「”a”は”1つの”と訳すんだよ」と教わりましたが、
実は、1つのモノでない時にも「a」は使う事ができます。

例えば以下の文をご覧下さい↓

A horse is fun to ride.(馬に乗るのは楽しい)

この文は限定詞「a」が付いているので、
日本語訳的には「一頭の馬に乗っている事が楽しい」と表現できますが、
文章から読み取れる意識は「馬に乗るのは楽しい」と乗馬全体を指しています。

1つの。。。と訳すはずの「a」なのに、全体を表しているのは何故でしょうか?

その理由は限定詞「a」が「特定しない1つのモノを指す」からです。

 

ですが「同じ全体を指したい時」でも、以下のような時には使えません。

○ I like cats.(私は猫が好き)
△ I like a cat.(私は猫が好き)

その理由は「I like a cat.」では。
聞き手は「”ある猫”が好きなんだな」と具体的に想像してしまうからです。

ですが先ほどの文↓

A horse is fun to ride.(馬に乗るのは楽しい)

この文章からは、聞き手は「”ある馬”に乗るのが楽しい」とは想像しません。

この感覚は文章全体から感じる感覚なので、
なかなか掴むのは難しいですが、日本語に訳しても変だと感じると思います。

A horse is fun to ride. ⇒ 一頭の馬に乗るのは楽しい

やっぱり変ですよね?^^;

 

。。。とは言え、一回でこの感覚を掴むのは難しいと思います。

なので、まずは限定詞「a」の正しい意識とイメージをしっかりと抑えて、
実際に「a」が使われている英語に多く出会うようにしましょう。

そうすれば徐々に「”a”の意識」が感覚的に掴めるようになると思いますよ^^

 

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