英語の意識を掴む!全体を現す「All」と「Every」の違い!

 

リエゾン (1)

 

英語には名詞とくっついて、その名詞に様々な意識を与える限定詞があります。

例えば「The」には「その○○だ!」と限定する働きがありますし、
その他の「Some,Any,a」などにも、それぞれが名詞に与える意識があります。

学校の授業では「Some」=「いくつかの」だとか、
疑問文や否定文では「”Some”の代わりに”Any”を使う」などと教わりましたが、
そんな覚え方では真の意味で限定詞を理解することはできません!!

なぜなら、英語には「単なる日本語訳の裏に隠された意識」があるからです。

今回は、そんな限定詞の中から全体を現す「All」と「Every」について、
その「意識の差」や「イメージ」をお伝えして行こうと思います。

 

限定詞「All」と「Every」の違いとイメージを掴もう!!

 

限定詞 (4)

 

限定詞の「All」と「Every」は、文の中では「全体を意識する時」に使われます。

日本語訳では、どちらも「全部」「全て」「みんな」などとなりますが、
ニュアンスが大きく異なるので「意識」によって使い分けなければなりません。

せっかくなので「どう意識が違うのか?」を見てみましょう。

All the students(全ての生徒は。。。)
Every student(全ての生徒は。。。)

上の例を見ると日本語では、どちらも「全ての生徒」です。

私達は学校の授業では、こんな風に日本語訳で英語を習ってきているので、
この2つの「全ての生徒の”意識”の違い」はほとんど考えていません!!

あなたは、この2つの英語の「意識の違い」が分かりますか?

ヒントは複数形と単数形にあります^^

 

。。。分かりましたか?

では、2つの英語の意識の違いをお伝えしますね。

All the students(全ての生徒は。。。)

こちらの方は同じ「全ての生徒」でも、
個々の生徒に対しては意識しておらず「全体」を指しています。

Every student(全ての生徒は。。。)

一方、こちらの方は同じ「全ての生徒」でも、
個々の生徒にも意識が及んでおり「どの生徒も皆」と個人個人を指しています。

 

。。。少し難しいかもしれないですね?^^;

ですが、日本語訳では「全ての」を意味する「All」と「Every」ですが、
そのニュアンスというか意識は全く違うモノなんですね。。。

せっかくですので、似たような文章を使い「意識の違い」をもう1度見てみましょう。

All the students were frightened.(全ての生徒が驚いた)
Every student was frightened.(全ての生徒が驚いた)

先ほどお話したとおり「All」の文は個々の生徒へは意識が及んでいません。
言ってみれば「羊の群れ」のように「生徒をひっくるめて全部」で意識しています。

一方、「Every」の文は個々の生徒に意識を置いています。
言ってみれば「どの生徒も皆」といった感じで「個々」にも意識が及んでいます。

この違い。。。なんとなく理解できましたか?^^

そして個々に目を向けているからこそ「Every」では単数形で受ける訳なんです。

 

限定詞「All」の使い方!!

 

限定詞 (1)

 

文中で「全体・全て」の意識を名詞などに付加できる限定詞の「All」ですが、
可算名詞にも不加算名詞にも使うことができ便利な単語です。

また、英語は単語の配置には”うるさい言語”ですが「All」には寛容です。

・We all have it.(私達は全員それを持っている)【動詞の前】
・I’m all right.(全然大丈夫だよ)【動詞の後ろ】
・We traveled all over the world.(私達は世界中を旅した)【名詞の前】
・You can take it all.(それ全部取っていいんだよ)【名詞の後ろ】

その理由は「All」は「ひっくるめて全部」を指すことができる単語なので、
どの位置に置いても上手に作用することができる単語だからです。

但し、その際は、どの単語に「全体」の意識を与えたいのかを意識しましょう。

・We(私達) ← All(全部)
・right(大丈夫) ← All(全く)
・over the world(世界) ← All(全部)
・it(それ) ← All(全部)

上手に使いこなす事ができたら、めちゃくちゃ便利そうな単語ですね^^

 

限定詞「Every」の使い方!!

 

限定詞 (2)

 

同じく「全体・全て」の意識を名詞に付加する限定詞「Every」ですが、
こちらは「All」に比べてかなり制限があります。

理由は何故だと思いますか?

。。。

その理由は「全体の意識を与えるけれど”個々”にも注目している」からです。

なので、限定詞の「Every」を使う時は、単数扱いにしなければなりません。

× Every students
○ Every student

また「Every」が使える名詞も可算名詞だけです。

もう、その理由は簡単ですよね?

限定詞「Every」は「個々」に目を向けなければならない単語なので、
個々に目を向けられない「Water」などの不加算名詞とは相性が悪いからです。

 

どうでしたか?

名詞と限定詞のところは、細々していてマニアックで面倒なのですが、
でも、逆に注目すると「何故、英語がそういうルールなのか?」が見えてきます。

学校の授業や参考書などでは「”All”や”Every”は”全部”と訳します!!」だとか、
限定詞「”Every”に付く名詞は単数形になる」だとか表面的なことしか学べません。

ですが、実際の英語はそんな生易しいものではなく、
人間の「感情」や「想い」を「言葉という形にしたもの」なんです。

だからこそ、なんとなく英語をルールや意味を暗記するのではなく、
英単語や品詞が持つ、それぞれの「意識」に注目するようにして下さい!!

 

前のページ ⇒ 英会話のための英文法!限定詞「Any」のイメージと使い方!!

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※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)


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7 Responses to “英語の意識を掴む!全体を現す「All」と「Every」の違い!”

  1. momo より:

    every all 何となくどっちでも良い様な気がしてましたが・・こんなにニュアンスが違うんですね(@_@)
      と言う事は・・
      1 All of students were able to speak English .
    2 Every student was able to speak English .
    て事ですかね?

    • choro より:

      >momoさん

      そうなんですよ、全くニュアンスが異なりますよね。

      さて宿題の答えなのですが。。。

      1 All of students were able to speak English.
      2 Every student was able to speak English.

      これが正解です、バッチリ当たってましたね。

      限定詞の意味を日本語の意味だけでなく、
      ニュアンスからもアプローチできると理解が深まりますね♪

  2. pam より:

    ありがとうございます。難しいですね。質問があります。
    「あなたの知っているすべての観光地を教えてください」 と聞きたいときは、どちらを使うべき、もしくは、どちらも違いますか?
    “Please let me know all tourist spots you know.”
    “Please let me know every tourist spot you know.”

    • choro より:

      >pamさん

      コメントありがとうございます。

      どちらでも意味が通じますし、全く問題ないと思いますよ。
      私ならこう聞きます。

      Please let me know all of the tourist spots you know.

      でも、あまり差はないですね。

      「all」の注意点として、
      「all」を代名詞とセット使う時には「all of」を使います。

      × I love all you.
      ○ I love all of you.

      「all」を限定詞なしの名詞とセットで使う時には「all of」は使いません。

      × All of employees need to know the information.
      ○ All employees need to know the information.

      「all」を限定詞ありの名詞とセットで使う時には、
      「all」と「all of」の両方が使えます。

      ○ All of the employees need to know the information.
      ○ All the employees need to know the information.

      ただし、限定詞ありの名詞のセットが、
      数量、時間、距離を表しているときは「all of」は使いません。

      × All of the night
      ○ All the night

      × All of the way
      ○ All the way

      今回のご質問内容の場合は気にすることないですが覚えておくといいですよ。
      でも間違えても通じますし、特に問題ないですね。

       

      • pam より:

        なるほど。わかりやすい説明をありがとうございます!本当に生易しくはないですね。こちらのサイトで色々勉強させて頂きます。

  3. nahenahe より:

    twitterで紹介されるたびに毎回少しづつ勉強させていただいています。
    allとeveryの違いの説明ありがとうございました。
    私が仕事で文章を書く時eachを使う事が多いのですが,everyとの違いがあるようでしたら教えていただけますでしょうか。
    何となくeachを使っていますが,今回のご説明によるとeveryでもあまり違わないような気がしました。

    • choro より:

      >nahenaheさん

      コメントありがとうございます。

      そうですね「each」は「2つ以上のモノ」を個別に考えるときに使います。

      同じような特徴や性質のモノを比べる時に使いますが、
      それぞれを別個のモノとしてみている感覚です。

      「□/□/□/□/□/□/□/□/□/□/」 ← こんな感じです。

      別個に区切ってみているので、基本的に動詞は3人称単数になります。

      一方の「every」は「複数のモノ」について伝えるときに使います。

      同じような特徴や性質のモノを述べる時に使いますが、
      先ほどの「each」ほど別個に区切ってみている感覚はありません。

      「□□□□□□□□□□□」 ← こんな感じですが個々にも目が向いています。

      個々にも目が向いていますが、あくまでグループ内の存在ということですね。

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