英文を日本語の意味ではなく英語本来のイメージで組み立てるコツ!

 

動詞 (1)

 

長く英語を勉強してきているのに、なぜ日本人は英会話が苦手なのでしょうか?

その原因のひとつとしてあげられるのが、
英語と日本語を1対1で対応させてきたことがあげられます。

例えば「地下鉄に乗ろうよ」と英語で言いたい場合、
私たち日本人は「乗る=Ride」という感じで1対1で対応させてしまい、

・Let’s ride the subway.

・地下鉄乗ろうよ

といった感じの英語を作ってしまいますが、
上の例文でより自然な英文を作ると以下のような文が自然になります。

・Let’s take the subway.

・地下鉄乗ろうよ

そこで今回は英文を組み立てる際の英語らしい考え方と、
1対1ではなくイメージで捉える動詞の使い方についてご紹介致します!

 

英語らしい文章の考え方

 

動詞 (2)

 

英語で文章を作る際には、日本語と違い動作を描写することが好まれます!!

例えば、以下の日本語の文を英語にすると。。。

・彼の話は面白い

日本語的な発想 ⇒ His story is funny.
英語的な発想  ⇒ He says funny things.

・あなたの趣味は何ですか?

日本語的な発想 ⇒ What is your hobby?
英語的な発想  ⇒ What do you do in your free time?

・財布がなくなっていた

日本語的な発想 ⇒ My wallet had disappeared.
英語的な発送  ⇒ I found my wallet had disappeared.

このように英語は「誰が何をする?」といった形で動きを描写する言語で、
どちらかといえば動作を描写した方が自然な文になりやすい傾向があります。

日本語で文を作る際の感覚 ⇒ 状況や情景を描写する言語
英語で文を作る際の感覚  ⇒ 誰が何をする?を好む言語

つまり、日本語と英語では文を作る際の感覚が全く異なるというわけなんですね。

 

そして、この感覚は文の構成だけでなく動詞のイメージとも深く結びついています。

・I’ll take the medicine.(薬を飲みます)

日本語の感覚 ⇒ 薬を「飲む」という状況の描写
英語の感覚  ⇒ 薬の成分を「取る」という動作の描写

日本語では「薬を飲むという状況」を描写しているのに対して、
英語では「私が薬の成分を取るという動作」を描写していますよね?

つまり「誰が何をする?」という動作の意識が英文を作るポイントになるんですね。

 

動作のイメージで捉えた動詞の使い方

 

動詞 (3)

 

そして、この動作の意識は英文で動詞を選ぶ際にとても重要な感覚になります!!

例えば以下の文をご覧下さい↓

・それ下さい
・地下鉄に乗りましょう
・薬を飲みます

これらの文を、英語と日本語の意味(1対1)で結びつけるとこう考えてしまいます↓

・「貰う」だから動詞は ⇒ Get
・「乗る」だから動詞は ⇒ Ride
・「飲む」だから動詞は ⇒ Drink

しかし、これらを英語の動作で考えるとこう考えられます↓

・それ下さい      ⇒ 私がそれを「取る」イメージ
・地下鉄に乗りましょう ⇒ 選択肢の中から地下鉄を「取る」イメージ
・薬を飲みます     ⇒ 私が薬の成分を「取る」イメージ

なので、上の例文は全て「Take」を使って表現できるというわけなんです↓

・それ下さい      ⇒ I’ll take it.
・地下鉄に乗りましょう ⇒ Let’s take the subway.
・薬を飲みます     ⇒ I’ll take the medicine.

 

どうですか?こう考えると英文を作るのが簡単じゃないですか?

この記事の冒頭の例文「地下鉄に乗ろうよ」という例文、
これを英文にしようとした時にあなたは「地下鉄に乗る」という情景、
それを「乗る=Ride」といった日本語的な感覚で英語を考えませんでしたか?

でも「地下鉄に乗ろうよ=私たちは地下鉄を選択しようよ」と、
英語的な感覚、つまり「誰が何をする?」の動作で考えると自然な文が作れます。

△ Let’s ride the subway.(地下鉄に乗ろうよ)
〇 Let’s take the subway.(地下鉄に乗ろうよ)

また、先ほどの「薬を飲みます」もそうですね。

日本語的に情景や状況を描写すると「薬を飲む」になりますが、
英語的に動作を描写すると「私が薬の成分を取る」になりますよね?

× I’ll drink the medicine.(薬を飲みます)
〇 I’ll take the medicine.(薬を飲みます)

しかも、こちらはそのまま「飲む(drink)」で文を作るとかなり不自然です!

つまり、英文を作る際には日本語と英語を1対1で対応させてはダメで、
動詞が持つ英語本来のイメージを理解して使えるようにしないといけないんですね。

 

なので、英会話が苦手な方は以下の2つを注意して話すと英語が簡単になります。

1.誰が何をする?の動作を描写して文を作る
2.日本語の意味ではなく英語本来のイメージから動詞を選ぶ

これができるようになると、中学校で習った基本的な英語だけで、
簡単な日常英会話であればできるようになるので是非練習してみてくださいね!!

 

前のページ ⇒ 英語は中学生までの知識で話せる?基本動詞で英会話を習得しよう!

次のページ ⇒ 基本動詞を使いこなそう!「Get」の英語本来の意味とイメージ!

 




※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)


無料メールマガジン登録

現在メルマガ登録して下さった方には「リーディングの学習法」を配布中です♪


英語の勉強に関する最新情報をお届け♪

あわせて読みたい関連記事:

コメントを残す

CAPTCHA


サブコンテンツ

このページの先頭へ