英会話で日本語を考える癖を無くすにはイメージを利用しよう!!
今回は前回の続きです。
前回のお話で会話とはイメージを相手に伝える事というお話をしました。
私達は言葉によって、相手に自分の感情や意見や様々な状態を伝えています。
そして聞き手は、言葉を聞いてその状態をイメージとして思い浮かべます。
その結果、お互いにイメージを共有することができるというわけです。
私達は日本語のネイティブなので日本語とイメージの結びつけは強いですが、
それに比べると、英語とイメージとの結びつけは弱いです。
なので、英語を使う時に一度日本語に変換という作業をしてしまい、
思うように話せなくなってしまったり、途中で話を見失ってしまいます!!
そこで今回は、英語とイメージの結びつきを速くする方法をご紹介致します。
英語を英語のまま理解するということ
よく「英語は英語のまま理解しなければならない」という話を聞きます。
その方法として、英語のラジオやニュースを聞きまくるといった、
「英語のシャワーを浴びて英語脳を作るのが良い」という話を聞きますが、
「英語のシャワー」を浴びていても英語脳を作ることはできません!!
理由は、聞いた言葉の状態をイメージとして思い浮かべることができなければ、
ただ意味の分からない言葉を雑音として聞いているだけに過ぎないからです。
分かりやすい例をあげると、「りんご」という単語を理解できない人が、
一万回「りんご、りんご、りんご、りんご。。。」と聞き続けても、
その人が「りんご」を認識できる日は永遠にないのと同じことですね♪
私達が英語や日本語に限らず言語を理解して使うことができるのは、
そのイメージをくっきり思い浮かべることができる状態の時だけです。
あまり意識したことがないかもしれませんが、
日本語で「彼は良いサッカー選手だ」という言葉を聞いて理解できる時は、
「彼が上手にサッカーをしている様子」
この状態が、はっきりと頭にイメージとして思い浮かんでいるからです。
つまり「英語を英語で理解できる状態」というのは、
英語で「He is a good soccer player.」という言葉を聞いた時に、
日本語と同じように、このイメージが思い浮かぶ状態のことを指します。
英語を使う時の2つのパターン
英会話をスムーズに行うためには、言葉を聞いたり話したりする時に、
瞬時にそのイメージを思い浮かべることができなければなりません。
英語を聞く時の2つのパターン
私達が英語を聞いて理解するときは次の2つのパターンがあります。
1.英語を日本語に翻訳してイメージとして理解する
He is a good soccer player. | ⇒ | 彼は良いサッカー選手だ | ⇒ |
2.英語をそのままイメージとして理解する
He is a good soccer player. | ⇒ |
英語の初心者は1の方法で英語を理解しています。
その結果、英語のスピードについていけなくなったり話を見失ってしまいます。
なので、私達は2の「英語を英語のまま理解する」を目指さなければなりません。
英語を話す時の2つのパターン
私達が英語を話すときは次の2つのパターンがあります。
1.イメージを日本語に言語化して英語として発信する
⇒ | 彼は良いサッカー選手だ | ⇒ | He is a good soccer player. |
2.イメージを直接英語に言語化して発信する
⇒ | He is a good soccer player. |
英語の初心者は1の方法で英語を発信しています。
その結果、英会話で言葉が詰ってしまったり、話せなくなってしまいます。
なので、私達は2の「イメージを直接英語にする」を目指さなければなりません。
まずは英語を組み立てる練習!!
英語を話せるようになるためには、英語を組み立てる練習が大事です。
そしてそのためには、瞬間英作文がお薦めです。
瞬間英作文は日本語の文章を英語に直して口に出す練習法です。
⇒ 瞬間英作文で英語が話せる!英会話上達は組み立てる練習が鍵!
ということは、頭の中ではこういう翻訳をしています。
彼は良いサッカー選手だ | ⇒ | He is a good soccer player. |
つまり、英語の組み立ての際にイメージがない状態です。
また、英語に不慣れな人は単語を一個ずつ翻訳しなければならないので、
おそらく頭の中ではこんな感じの翻訳をしているのではないかと思います。
彼は | ⇒ | He |
~だ | ⇒ | is |
良い | ⇒ | good |
サッカー選手 | ⇒ | a soccer player |
学校の授業で教わった英訳の方法ですね。。。
しかし英語をスムーズに話せるようになりたければ、
この状態を抜け出さないと先へ進むことはできません。
英語を組み立てる時はイメージを大事にする
英語を組み立てる練習は瞬間英作文でできますが、
瞬間英作文では、あくまで日本語を英語に翻訳しているので、
その状態では瞬間的に英語を発信するにはまだ足りません!!
そこで、瞬間英作文をやる際のコツとしてイメージを利用します。
日本語を読む ⇒ イメージを浮かべる ⇒ 英語にする
彼は良いサッカー選手だ | ⇒ | ⇒ | He is a good soccer player. |
こんな風に瞬間英作文で英語を作る際にイメージ主体で練習すると、
頭の中の「日本語⇒イメージ⇒英語」の回路がだんだんと太くなり、
日本語を思い浮かべることなく英語が言えるようになります。
実際、私達が簡単な英語、例えば「How are you?」などの英語を、
日本語をまったく思い浮かべずに理解したり話せる理由は、
既に英語の「How are you?」のイメージが頭の中にあるからなんですよ。
もちろん最初から絵を見て、英文を組み立てる練習をしてもOKですが、
それだけでは、どうしても自分の得意な構文や表現に偏ってしまいます。
なので最初は日本語も使って「瞬間英作文」がお薦めです!!
英会話は通じれば正解ですが、どうせなら様々な表現を使いたいですよね?
この練習を沢山することで基礎ができている人ならば早ければ1ヶ月、
遅くとも3ヶ月ほどで、不思議なくらい英語が出てくるようになります。
是非、お試しください♪
前のページ ⇒ 英会話のコツはイメージを捉えること!スピーキング上達の鍵!!
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※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)
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