基本動詞を使いこなそう!「Go」の英語本来の意味とイメージ!

 

go (2)

 

英会話をする際には「誰が何をする?」を意識して話すと会話が簡単になります。

例えば「趣味は何ですか?」という日本語を英語にすると。。。

日本語的な発想 ⇒ What is your hobby?

このように私たち日本人は日本語をそのまま英語にしようとしてしまいます。

ですが、英語は日本語的な発想で「日本語を英訳する」のではなく、
英語的な発想で「動作を描写して作る」と自然な会話を組み立てやすくなります。

英語的な発想  ⇒ What do you do in your free time?

その際、鍵を握るのが「誰?」と「何をする?」になるのですが、
今回は「何をする?(動詞)」の中でも基本の「go」のイメージをお伝え致します!!

 

(復習)英語は「誰が何をする」をイメージしよう!!

 

go (4)

 

英語では「誰が何をする?」を英語本来のイメージを使って作るのが大事です。

どういうことか、分かりやすい例をあげると。。。

I’ll take the medicine.(薬を飲みます)

このような文があるとします。

まず、この「薬を飲みます」という文を英語にする際に考えなければならないのが、
主語の部分、つまり「”誰”が薬を飲むのか?」になりますよね?

ですが、日本語は「薬を飲みます」のように主語が省略されることが多く、
英会話に慣れていないと主語に何を使うべきなのかが直ぐに浮かんできません。

その際、重要なのが「誰がその動作をするのかをイメージすること」です!!

 

例えば、食事中に「誰かに塩を取って」とお願いすると。。。

Can you pass me the salt?(塩とってくれない?)

。。。となりますよね?

この文では「塩を使いたいのは自分」だけど「塩をとる動作をするのは相手」です。

なので、主語は「あなた」を使うのが正解になるというわけです。

⇒ 英会話を感覚的に理解しよう!英語と日本語の考え方の違いと法則!

 

そして次に考えなければいけないのが動詞の部分、つまり「何をする?」です!!

その際、私たちは動詞を日本語の意味に対応させて作ってしまいがちです。

× I’ll drink the medicine.(薬を飲みます)

ですが、本来英語のイメージで文を作ると以下のようになります!!

○ I’ll take the medicine.(薬を飲みます)

日本人は英語と日本語を1対1で意味を対応させて覚えてきてしまっているので、
上のような文でも「飲む=Drink」と考えて文を作ってしまいます。

しかし、英語は動作の描写を好むので「飲んでる姿」という情景の描写ではなく、
動作の描写「薬の成分を取っている」という動作で文を作るのが自然です。

× I’ll drink the medicine.(薬を飲みます)
○ I’ll take the medicine.(薬を飲みます)

日本語の感覚 ⇒ 薬を「飲む」という状況や情景の描写
英語の感覚  ⇒ 薬の成分を「取る」という動作の描写

なので、動詞は意味ではなく「動作のイメージ」で抑える必要があるんですね。

⇒ 英語は中学生までの知識で話せる?基本動詞で英会話を習得しよう!

 

基本動詞「Go」の英語本来のイメージを捉えよう!!

 

go (3)

 

基本動詞「Go」の英語本来のイメージは「離れていく・去っていく」です。

しかし、私たちは学校の授業では、以下のように意味を覚えてきました。

・Go ⇒ 行く
・Go ⇒ 向かう
・Go ⇒ 去る
・Go ⇒ 出かける
・Go ⇒ 始める …etc.

ですが、英語はこんな風に日本語と1対1で対応させて覚えてはいけません!!

基本動詞「Go」を正しく理解する際には以下のイメージを捉えてください!!

 

あるところから離れていく・去っていく

go (1)

 

このように捉えると、基本動詞の「Go」を正しく使えるようになります。

例えば。。。

1.ある場所から行く・離れる

I will go to China.(私は中国へ行くつもりです)
She is going to high school.(彼女は高校に向かっています)
We have to go home now.(私たちはすぐ家に帰らなければなりません)

今いる場所から行く・離れるという「go」のイメージがそのままですね

2.ある状況から去る・辞める

Pochi has gone.(ポチは死んでしまった)
The pain will go away soon.(痛みはすぐに治まるよ)

物理的なものでも抽象的なものでも、ある状況から離れて行くイメージです。

2.ある状況からある状況へ向かう

The milk has gone sour.(ミルクが腐っちゃった)
Things are going well.(状況はよくなってきているよ)
I think the business will go badly.(そのビジネスは上手くいかないと思う)

ある方向へ向かっていくのも、今の場所や状況から離れて行くイメージですよね?

つまり「Go」を使えるようになるには「意味を覚える」のではなく、
モノでも何でも「ある場所から離れていく」というイメージが大事になるんですね♪

 

そして、本来の動詞のイメージが掴めるようになると英語は簡単になります。

なぜなら。。。

You must go home now.(すぐに家に帰りなさい)

家へ帰る ⇒ 今いる場所から離れて行きます。

Stock prices are going up.(株価が上がってきました)

株価が上がる ⇒ 現時点の株価から離れていってます。

My grandpa has gone.(祖父は他界しました)

祖父が他界した ⇒ この世から離れていっています。

こんな風に日本語の意味など意識せずに文章を作れるようになるからです!!

 

また「comeの行く」と「goの行く」では動詞のイメージで使い分けます。

・Go  ⇒ 話題の中心から去っていく
・Come ⇒ 話題の中心にやって来る

なので「行くつもりだよ」などの場合には「I’m going.」が正解になります。

理由は「ある場所から行く感覚」になるからです。

あくまで「やって来る感覚?」か「去っていく感覚か?」が重要になるんですね。。。

 

どうでしたでしょうか?

今回の「go」のイメージは比較的簡単でしたね^^

物理的なモノでなくても、ある場所や状況から離れていく・去っていく

これが基本動詞「go」のイメージです。

このように基本動詞「go」は「行く」だけでなく幅広い使い方ができます。
本当によく使う動詞なので、しっかりと意識を掴んで使いこなして行って下さいね。

 

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※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)


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