リスニング向上!多聴の方法と英語のシャワー聞き流しの効果!!
リスニング力をUPするには2つの学習法、精聴と多聴があり、
どちらもバランスよく行うことが大事とお伝えしてきました。
精聴とは、英文をしっかり一語一句聞き取る勉強法で、
リスニング学習の初期の段階ではこちらが重要になります。
そして精聴で英文を細かく聞き取る練習を経たら、次は多聴です。
多聴は、一語一句に細かく聞き取るのではなく、
話の内容を「大まかに掴んで把握する学習法」です。
今回は、多聴のやり方や英語のシャワーについてお話いたします。
リスニング(多聴)の一般的な学習法
多聴のやり方も精聴と同じく一般的なのは、ドラマや映画などで勉強する方法です。
注意点は精聴と同じで以下の3つになります。
1.自分のレベルに合っているものを選ぶ
2.スクリプトがあるものを選ぶ(解説付きだと更に○)
3.何度も聞き直しができるものを選ぶ
基本的に更に多聴の場合も、精聴の場合と同じ基準で素材を選びますが、
上の3つに加えて、何を見なくても半分理解できるものを使うのが良いと思います。
多聴の学習のステップ
①まずはスクリプトも何も見ないで英語だけで一通り聞く
最初は何も使わずに聞き、一語一句に捉われずに聞き取れない部分があっても
「大雑把に何の話をしているのか?」を掴むことに重点を置きます!!
②3~5回繰り返し聞きながら聞き取れなかった細かい部分をつぶす
1回目よりも、文章や単語に注目しメインキーワードを意識するようにする
(ただし一語一句聞き取る必要はありません、巻き戻さずに聞きましょう)
③これ以上、情報が抜き出せないと思ったらスクリプトと日本語訳を確認
日本語訳を読んで自分が理解できた内容と一致しているかの確認をする。
④英語のスクリプトを見て聞き取れなかった英語表現を確認する
スクリプトを見る際は、「なぜ聞き取れなかったのか?」を意識しましょう。
(知らない単語だった、音が早すぎた、発音がわからなかったetc.)
原因を確かめることによって、自分の弱点を把握する!!
⑤もう一度何も見ないで聞いてちゃんと理解できるかの確認をする
この確認の時点で理解できなかったり、あやふやな部分がある場合は、
ノートなどに書き出してしっかり分析し確認します。
⑥繰り返し何度も聞く
精聴の場合でも多聴の場合でも、私達は一度聞いただけでは忘れてしまうので、
通勤時などの「ながら時間」を活用して何度も復習をするようにしましょう。
精聴は一語一句抜き出して意味を把握していくやり方でしたが、
多聴は全体を聞いてから、少しずつ深堀りしていくというやり方ですね♪
多聴の際の注意点
多聴は「英語のシャワーを浴びること」ではありません!
しっかり意味を理解しようと耳を傾け、スクリプトで確認をすることです。
決して英語のシャワーを浴びて聞き流しで聞くという意味ではなく、
あくまで内容を、塊りで掴む訓練なので間違えないで下さいね。
聞き流す英語・英語のシャワーって?
リスニングの学習って単純なようで実はとても難しいです♪
なぜなら、私達は学校で文法や単語の「読み・書き」はやってきましたが、
純粋に英語を「聞く」勉強はほとんどしていないので、やり方を知らないからです。
だからこそ。。。
「英語は聞き流すだけで話せるようになる」
「英語のシャワーを浴びてたら、ある日突然英語が分かるようになった」
「海外に行けば英語ぺらぺらになれる」
。。。といった妄想が信じられています。
ですが、よく考えてみて下さい!!
もし本当にそんな事が可能なんだとしたら、
今頃、日本には英語ぺらぺらのバイリンガルが溢れてると思いませんか?
しかし実際は、話すどころかまともに聞き取ることすらできないのが現状です。
その事実があるかぎり、それらは全て嘘で企業が商品を売るための宣伝で、
もっと言ってしまえばメディアを使った洗脳だと私は思います。
もちろん中にはそれで効果があった人も少しはいるかもしれません。
しかし効果がない人がほとんどで、だからこそ英語が話せない人が多いんです。
冷静になって考えてみると分かると思いますが、
アラビア語をマスターしたくてアラビア語のテープを聞き流していたとします。
その全く分からないアラビア語を聞き続けて、ある日突然分かる日が来る。。。
そんな日がやって来る訳がありません!!
それと同じで英語も「聞き流し」ていたら効果はほとんどありません!!
きちんと合っているのか、合っていないのかスクリプトや解説を使って、
正解を確認し「意識」を持って学んでいかなければ意味がないんです。
英語のシャワーや聞き流しが効果があるのはTOEICなどのリスニングで
余裕を持って楽々満点を取れるような超上級者だけです!!
リスニングの学習は、初級者から上級者までは、
・自分のレベルに合った英語を聞く
・意識を持ってリスニングをする
・きちんと正解不正解を確かめる
・繰り返し同じ英語を何度も聞く
この4つを、精聴と多聴を駆使して学んでいかなければダメです。
聞いたら聞きっぱなしでは永遠に英語が理解ができるようにはならない。
。。。ということを肝に銘じて学習するようにしてください。
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※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)
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