英語は論理と感覚で学ぶ!2つのアプローチで停滞期を脱出しよう!

 

英語学習 (2)

 

英語の勉強をしていると必ずといっていいほど停滞期があります。

これは試験対策でもそうですし、英会話などでもそうです。
しかし、そんな停滞期を抜けると今度は驚くほど英語が上達した。

そんな経験をしたことありませんか?

実はその停滞期が起こるのには原因があります。

今回はその英語学習の停滞期とその脱出方法についてお話します。

 

英語の2つのアプローチ

 

英語学習 (1)

 

英語には「論理」「感覚」2つのアプローチがあります。

これは「読む」「聞く」「書く」「話す」全てにあるアプローチで、
もっと言ってしまえば、英語に限らず世の中の殆どのものに当てはまります。

例えば、これを野球に当てはめると。。。
この試合は「こういう流れだから、こうゆう球を投げよう!!」と、
ピッチャーが考える配球みたいなものが「感覚」で、
その「感覚」を生みだしているものが「論理」に基づく経験です。

英語で言うなら「論理」は「英語のルール」や「文法」など、
「感覚」は「文章の流れ」や「全体のニュアンス」などになります!!

 

英語学習の停滞期の原因と解決策

 

英語学習 (4)

 

先ほどの「論理」と「感覚」を分けると次のようになります。

論理・・・英語のルールや文法など
感覚・・・英文や文章内の単語のニュアンス、流れや雰囲気など

想像して頂くと分かると思いますが、英語を読む際や聞く際に、
このどちらが弱いと読むのも聞くのも大変そうじゃないですか?

英語の停滞期は、それが原因で起こるケースが多いです。

 

分かりやすく、これをスポーツに例えてみましょう。

例えば、初心者がテニスの試合をしたとします。

その初心者が、自身の少ない経験の中から、
「こういう風に試合運びをすれば良いのでは?」と
感覚のみに頼ったとして、果たして上手くいくでしょうか?

おそらく上手くいかないことが多いですよね。

この場合、欠けていたのは「論理」ですが、逆もまたあります。

例え「論理」を元に経験を積んでいたとしても、
それを「感覚」として活かせなければ、試合に勝つことはできません。

 

英語も同じで「論理」だけでも「感覚」だけでもダメなんです。

リスニングの勉強法で、お話した「精聴」と「多聴」がまさにこれで、
多聴ばかりして「何となく」を繰り返しても「論理」は身に付かないですし、
また精聴で「論理」だけ鍛えても「経験」がなければ「感覚」は身に付きません。

なので英語学習で停滞してしまった場合は、
「論理」か「感覚」の片方、或いは両方が欠けてしまっているのが原因なので、
脱出するためには足りない方を学習すれば良いということになります。

 

では、論理と感覚どちらが足りていないかは、どうやったら分かるのでしょうか?

それは、自分のレベルに合った素材を読むか聞くかすればわかります。

簡単な単語や構文ばかりなのに理解できない場合は「感覚」が足りていません!
そもそも単語の意味も文の構成も分からない場合は「論理」が足りていません!

足りない方を把握したら、精聴か多聴、精読か多読のどちらかを中心にやりましょう。

そうすれば停滞期を脱出することができますよ♪

 

英文を感覚で理解するには?

 

英語学習 (3)

 

さて、論理に関しては、文法や単語を身に付けることが重要なので
それ用の教材や参考書などで学習して身に付ければ良いのですが
感覚を磨くにはどうしたら良いのでしょうか?

そのためには以下の3つのステップを踏んで訓練すると良いと思います。

1.基本文法をマスターして「英語の構造」を捉えられるようにする
2.英語を英語の語順のまま理解できる訓練をする
3.単語ひとつひとつではなく、全体を理解する訓練をする

 

1.基本文法をマスターして英語の構造を捉えられるようにする

これは、もうそのまま、当ブログ内でも何度もお話してきていることで、
とにかく文法を勉強し、感覚のレベルまで落とし込むことです。

英文は単語の意味だけ分かっても理解できません!!

「使われている単語は簡単で一つ一つの意味は分かるのに
文章全体では何を言っているのか、さっぱり分からない。。。」

あなたもそんな経験をしたことがあると思います。

文法は試験問題を解けるようになるためにやるものではありません!

・英語の構造
・英語の組み立て方
・英語の論理

を、理解するためのものです。

英語のルール、英文の組み立て方の設計図が分からない人が、
英語の文章を理解できないのは当たり前ですよね?

例え、感覚で理解できたとしても細部までは理解できないでしょう。

 

2.英語を英語の語順のまま理解できる訓練をする

英語のスピードに着いて行けないという話をよく耳にします。

それは英語を日本語の語順に直して理解しようとしているからです。

せっかく単語は聞き取れているのに理解が追いつかない。。。
聞こえた順に理解していくことができない。。。
そうこうしているうちに分からなくなってしまう。。。

あなたもそんな経験をしたことがありませんか?。

では、英語を英語の語順で理解するにはどういう風にすればいいでしょうか?

 

例を出しましょう。。。例えば、

I read the book which she had bought at the secondhand bookstore.

。。。という英文があったとします。

日本語では「私は彼女が古本屋で買った本を読んだ」と訳しますが、
このような訳し方は英語を日本語の順番に訳す語順です。

そういう風に日本語の語順に訳すのではなく、

I read the book /  私はその本を読んだ
which she had bought /  それを彼女は買った
at the secondhand bookstore.  古本屋で。

という感じに、英語を英語の語順で訳し、理解する訓練をしましょう。

こういった訓練を積み重ねると、英語の感覚を磨いて行くことができます。

ちなみに、この感覚を磨くためには、常にその英文の情報が十分か?
意識しながら聞いたり読んだりするといいです。

そう意識しながらだと「私はその本を読んだ」では情報が足りないですよね?

意識をすると、次に来る情報を「予測できる力」が格段に上がりますよ♪

 

3.単語ひとつひとつではなく全体を理解する訓練をする

英語は固まりの文です。

英文の中に配置された単語が、それぞれに影響を及ぼしあって意味が作られます。

なので、単語ひとつひとつを追いかけていると、
あっという間に見失ってしまい、全体像が分からなくなってしまいます。

では、そうならないためにはどうしたらいいのか?

答えは、英文の中のキーワードを拾うことです。

例えば先ほどの文、

I read the book which she had bought at the secondhand bookstore.

この中で重要なキーワードは「I,read,book,she,bought」です。

これらさえ拾えれば、あとは聞き流してしまっていても、
使われている単語や構文から文全体の意味を掴むことができます。
(特に先ほどお話した予測を使えば、尚更分かりそうですよね)

これを磨くには、まさに「理論」と「感覚」が大事で、
理論を自分の中に落とし込み、その後にたくさん英語に触れて
経験を積むことで磨いて行くことができます。

 

結局のところ英語は語順が大事で位置に基づいて文が形成されているので、
中身がどう変わろうと「基本的には同じパターン」なんですよね♪

英文を「論理」と「感覚」で理解する。。。きちんと伝わったでしょうか?

今回はちょっと難しかったので、きちんと皆さんに伝わったかどうか怪しいです^^;

 

前のページ ⇒ リスニングの基礎と生きた英語を身につける!お薦め教材と勉強法!

次のページ ⇒ 日本人の英語学習時間!英会話ができないのは本当に教育のせい?

 




※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)


無料メールマガジン登録

現在メルマガ登録して下さった方には「リーディングの学習法」を配布中です♪


英語の勉強に関する最新情報をお届け♪

あわせて読みたい関連記事:

コメントを残す

CAPTCHA


サブコンテンツ

このページの先頭へ