リスニングに必要な2つの勉強法!精聴&多聴学習で英語力アップ!
今回はリスニングの学習に欠かせない2つの手法を紹介します。
リスニングと言ったら素材として使っているものを何度も巻き戻して、
一語一句逃さないようにきちっと意味を理解しながら進めて行く!!
こういう勉強法をやっている方が多いのじゃないでしょうか?
凄く時間がかかる勉強法ですが、オーソドックスな方法ですよね。
またその他にも、一語一句は調べないけれど、
映画やドラマなどで全体をザックリ聞いて勉強しています。
こういう勉強法をやっている方も多いと思います。
ではどちらの学習法がリスニングの勉強には正解なのでしょうか?
リスニングの勉強法!精聴と多聴!!
答えはどちらも正解で、リスニングの勉強では両方欠かすことができません。
この2つの方法はそれぞれ「精聴」「多聴」と呼ばれ、
最初にお話した「一語一句逃さずしっかり聞いて学習する方法」が精聴、
次にお話した「全体を聞いてザックリと学習する方法」が多聴になります!!
精聴と多聴はバランスよくやるべき!!
さて、このリスニングの学習法「精聴」と「多聴」なんですが、
どちらか片方ばかりをやっていると途中でリスニング能力に限界がきます。
なので、両方の学習法をバランスよくやる必要があります。
精聴ばかりやっていると。。。
精聴しかやっていないと「全体をざっくり捉える訓練」ができません。
精聴は、先ほどお話した通り一語一句逃さず聞き取り把握していく方法です。
この方法ばかりをやっていると英語のスピードに着いて行けなくなります。
リスニングは次々と流れてくる言葉を一瞬で捉えて理解できる能力が必要です。
一語一句捉えてしか理解できないのならば、途中で分からない単語が出てくると、
そこから先は良く分からない。。。という風になってしまいます。
また、以前からお話している通り、英語は固まりの言語なので、
一度に「ワッ」と話された英文から全体の意味を推測し把握する必要もあるので、
そのような訓練を積む事ができず全体の流れを見失ってしまいます。
多聴ばかりやっていると。。。
多聴しかやっていないと「細かいところまで把握する訓練」ができません。
多聴は、先ほどお話したとおり全体をザックリと把握していく方法です。
この方法ばかりやっていると、何となく分かるというところで止まってしまいます。
推測はあくまで推測でしかないので、真に細かいニュアンスを掴むためには、
精聴時のように深いところまで理解できなくては困ったことになってしまいます。
リスニングをする際の勘違い
リスニングで多くの方が勘違いしている点があるのですが何だと思いますか?
それは「全て一語一句聞き取らなくてはと思っていること」です。
考えたことないと思いますが、実は私達は日本語のネイティブですが、
テレビなどを観ている際、日本語を全て聞き取っているわけではないんです。
例えばテレビを観ている時、滑舌が悪い人の話が聞き取れなかった場合、
会話全体の意味が把握できなかった。。。ということはありますか?
あまりないですよね?
半分集中せずに聞き流していた場合はどうですか?
それでも意外と内容を把握していたりしませんか?
私達は言語を理解するとき、一語一句全て聞き取って把握しているのではなく、
経験、予測、構成、流れ。。。など様々なものから言語を理解しています。
それは英語でも同じことが言え、だからこそリスニングの学習をする際には、
予測して組み立てることができる、文法や語彙力などのスキルが必要なんです。
精聴と多聴はそれぞれの弱点を補う
ここまでくれば、精聴と多聴がそれぞれ弱点を補い合っているのが分かりますよね。
あなたが、これまで精聴に偏った学習を多くしてきたのなら、
「単語は聞き取れるけど、英語のスピードについていけない」
「意味のある文として頭の中に英語が入ってこない」
。。。という感じになっていると思います。
あなたが、これまで多聴に偏った学習を多くしてきたのなら、
「英語を聞いた際は、何となく分かる。。。かも?」
。。。という感じでモヤモヤしている状態になっていると思います。
精聴の弱点、スピードと全体像をカバーしてくれるのが多聴で、
多聴の弱点、モヤモヤ感をスッ飛ばしてしてくれるのが精聴です。
文法や単語をある程度しっかりやってきているのに、
リスニングで壁にぶつかってしまったと感じたのならば、
原因は精聴と多聴どちらかに偏ってしまっている可能性が高いです。
そして自分自身が精聴と多聴のどちらに偏ってしまっているかは、
実際にリスニングをしてみれば分かります!!
なので、リスニングの学習をする際は両方バランス良くやるようにしましょう。
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※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)
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