英語の勉強はレベルが大事!初心者・初級者・中級者の学習法!
英語の勉強をしている時に、その勉強をすればするほど
「難しすぎて嫌になってしまう!」
「やってるけどなかなか上達しない!」
「全然勉強が進まない!」
などと感じたことはありませんか?
そういう場合は、自分のレベルにあっていない勉強をしている可能性が高く、
その殆どの原因が英語の基礎力不足にあります。
そこで今回は基礎力についてと、目的・レベル別の勉強法を紹介します。
文法は幹!単語は葉っぱ!
英語力を効率よくあげる勉強の順番は以下の通りです。
1.文法 + 日常的な単語 + リスニング
2.本気でリスニング + 日常的な単語
3.英会話 + 日常的な単語
4.難しい単語
英語が話せるようになりたい人の多くが、
英会話スクールに通うなどの実践的な練習を行っていますが、
スクールに通って思うようにスピーキング力が伸びない場合は、
1.2のレベルが十分でないことが原因にあげられます。
もちろん役に立つフレーズや日常会話での言い回しを暗記することで
ある程度会話はできますが、その言い回しの構成が理解出来ていなければ、
そのフレーズを使った別の言い回しやそれ以外のことに対応できません。
英会話スクールに通って話をするにしても
自分で文の組み立てや応用ができないのであれば、
いつまでたっても話せるようにはならないですよね?
なので、英語を勉強する際には、
文法と語彙力のアップは一番最初にやるべき勉強になります。
文法は英語のスキルの中でも「木の幹」です。
樹木もそうですが、木は太い幹があって、
はじめて立派に大きく成長することができます。
そして単語を木に例えると、単語は「木の葉」になります。
大きくて立派な幹にたくさんの葉がつけばつくほど、
いっぱい日光を吸収し木は大きく速く成長することができます。
逆を言えば、幹が細くてひょろひょろなのに、
一生懸命育てようとしても木は枝葉を伸ばすことはできません。
どの程度まで木を育てたいかを決めたら、
次は目的達成レベルまで文法と語彙を勉強し、
最後に目的の達成のための勉強をしましょう!!
目的別(ゴール別)英語勉強法!!
以前、英語を勉強する際はまず目的を設定することが大事とお話しました。
理由は目的のレベルによって、やるべき事が変わってくるからです。
例えば、海外旅行で困らない程度の英会話を身につけたい場合は、
文法や語彙の勉強をみっちりやる必要はありません!!
海外旅行の英会話であれば、中学校レベルの文法と単語で十分です。
その代わり、旅行でよく使われる日常的な表現をCDを利用して覚えたり、
スピーキングの教材などで英会話を練習をして英語に慣れることが重要になります。
また、翻訳の仕事がしたい、英文を使った仕事がやりたい場合は、
英会話のステップは飛ばして、文法や語彙のレベルを上げた勉強をし、
英字新聞や本などで生きた英語表現をみっちり勉強するのが重要です。
自分の目的がどれだとしても、基本的には先ほどの勉強の順番を守り、
文法と語彙だけはレベルに応じてしっかり抑えておかなければなりません!!
レベルにあった勉強が大事!!
英語の勉強の際、次に注意すべき点はレベルにあった勉強をすることです。
これは、殆どの人がやってしまっている失敗なのですが、
多くの人が自分のレベルよりはるかに難しい勉強をやってしまっています。
例えば、「英会話スクールに通ってるけどなかなか上達しない」
それは、まだその人の文法や語彙またはリスニングのレベルが、
英会話を効率よく上達させられるレベルに達していない場合が殆どです。
文法のレベルが低いのに、英会話の練習をしたところで上達させるのは難しいです。
またそれをなんとかするためにフレーズを丸暗記したところで、
文法的に構成が理解できないので、少し形が変わってしまうと
そのフレーズを理解することができなくなってしまいます。
その他にも、勉強には「英語の本を読むのがいい」とすすめられたので、
本を読み始めてみたけれど、長い文章になるとついていけない、
分からない単語が多すぎるて内容が理解できない。。。
そういうのもレベルにあった本を選べていないのが原因です。
その結果、何度も返り読みをしたり調べたり時間ばかりかかってしまう。
勉強しても勉強しても上達が感じられないので挫折してしまう。
そのようなパターンが非常に多いです。
勉強に限らず、スポーツとかでもそうですよね?
スノーボード初心者がオリンピックでハーフパイプを見て憧れて、
いきなりハーフパイプの練習を初めても上達しないのと一緒です。
まずは基本のターンを覚えることが大事です。
しっかりターンの基礎を抑えて、カービングターンができるようになって、
体の使い方を覚えて、始めて高くジャンプすることができるようになります。
なので、英語を勉強する際は、レベルを上げるために文法と語彙、
その後に自分のレベルにあった英語の勉強をする必要があります。
レベル別英語勉強法!!
では具体的にはどう勉強したらいいのでしょうか?
初心者:中学レベルの英語に苦手意識を持っている方
このような方はまずは単語から始めて下さい。
単語が分からないと文法の勉強をしてもわからない単語だらけで
先へ進めない可能性があります。
まったくの初心者は単語の勉強から始めて、
中学校レベルの文法を参考書を使ってやっていきましょう。
このレベルで英会話スクールに通うのは無謀です!!
初級者:中学校の文法がある程度理解できる方
大体の人がこのくらいのレベルだと思いますが、
もう一度最初の「be動詞」から中学校の文法を勉強をして下さい。
中学校のテストで90点くらいは取れるレベルまでは、
最低でも文法レベルを上げたほうがいいです。
高校入試のテスト問題などをやってみるといいですね。
そこで自分の文法レベルの目安が見えてきます。
このレベルの場合もまだ英会話スクールは早いです。
初級者レベルの英会話教材は取り入れても良いと思います。
ただしフレーズで覚える系や聞き流す形はまだ早いです。
理由は、そのフレーズを聞いた際にどういう構造なのかが、
まだ理解できないので、実践で応用することができないからです。
90点以上とれるレベルの文法力を身につけられたら、
フレーズで覚える系の教材に挑戦していきましょう。
フレーズから広げて英語を理解出来るようになります。
中級者:英語中級者レベル(TOEIC500~700点)
中学校の文法から大学入試レベルまでの文法を勉強してください。
TOEICの解説を読んで理解できるレベルまで文法力を上げましょう。
中級者になってくると、TOEICの解説でパターンやテクニックを
丸暗記しようとする人が出てきますが、それではその知識を断片的にしか
取り入れることができなにので本物の英語力は養えません。
解説を読んで「どうしてそうなのか?」が理解できる文法力が必要です。
文法力を上げるためにはTOEICの問題集をやるよりも、
文法の理解が第一の目的で、きちんと項目分けされている教材を使い、
体系的に文法の知識を固めるようにしましょう。
そして、既に体系的に理解できるレベルに達している方は、
問題集やTOEICのテキストなどをどんどん実践して、
文法の「実践演習」「おさらい」をし強化していくのがいいです。
実践演習は、目的がTOEICの点数UPであれば、TOEIC対策、
英会話の習得が目的であれば、英会話の教材や英会話スクールに通う、
翻訳や英文を使った仕事が目的であれば、英字新聞や英語の本などで
生きた英語を勉強するのが良いでしょう。
文法が理解できるレベルというのは、間違えた問題の解説やヒントを得たときに、
「あぁ、そうだった、そのルール忘れてたわ」と即座に分かるレベルです。
初級者も中級者も、そのレベルの文法力を目指していくといいと思います。
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※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)
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