リーディングが難しい!日本人が英語をスラスラ読めない理由!
今回からはリーディング(読解)について書いていこうと思います。
英語はリスニング、スピーキング、ライティングなど色々ありますが、
このリーディングは、特に私達には馴染み深いですよね?
中学校や高校の授業などでもやってきていますし、
ライティングと同じくらい馴染み深い英語のスキルだと思います。
ですが、あなたは英語で書かれた本をスラスラ読むことができますか?
多分、できない人が多いと思います。。。
それには理由があるんですが、今回はそのお話をしていこうと思います。
日本人が英語を読めない理由
多くの日本人が英語をスラスラ読めない理由、
それは英語を英語のまま理解できないことにあります。
学生時代にあなたもこんな勉強をしてきませんでしたか?
英語の長文をノートの左に書き写して右に日本語訳を書く!!
難しい構文や分からない単語は一つずつ調べて訳していく!!
何を隠そう、その勉強法をやっていたのは私なのですが、
同じような事をやっていたと、思い当たる人も多いのではないでしょうか?
この方法は学校でも取り入れられている学習法ですし、
英語を理解するという面では、決して悪い方法ではありません。
でも、ちょっと待ってください!!
これって、英文を読んでいるんじゃなくて英語を分析しているのでは?
そう思いませんか?
そうなんです、学校の英語の授業は英語の分析であって、
メインは、読むことでも書くことでも聞くことでも話すことでもなく、
英語の構造を覚えることにあるんです!!
日本の英語教育の目的が、受験なので仕方ないことなのですが、
英語を読むのと英語の構造や単語を分析するのとは大違いですよね?
日本人が英語を読めない真の理由
で、ここからが本題なのですが、
日本人が英語を読めない真の理由は、その分析の癖にあります。
先ほどの「英語を英語のまま理解できない」が理由ではなく、
どうしても「英語を日本語で考えてしまう」からなんですね。
例えば、英語の本を読んでいてよく分からない。。。
なので理解しようとして一生懸命日本語に訳そうとしたり、
日本語の語順で考えたりする。。。
それで何とか翻訳して分かったつもりで読み進めて行くうちに、
結局、どんどん分からなくなって行ってしまう。。。
あなたも英語の本を読んでいて、そんな経験をしたことないですか?
私はめちゃくちゃあります^^;
では、英語を日本語に訳してしまうことは悪いことなのでしょうか?
答えはNOです!!
だって日本語でも理解できないのなら、結局理解できない訳ですから。。。
つまり、私達がリーディングができない最大の原因・理由は、
日本語にして分析することができないほど難しい英語、
自分のレベルに対して高すぎる英語を読んでしまっているのが原因です。
以前、シャドーイングのところで少しお話したと思いますが、
日本人はとにかく英語の学習に関しては難しいことが大好きなんです
リーディング力は、とにかく簡単なものをたくさん読むことで上がります。
なぜなら簡単なものを読むことで、日本語に直して分析することなく、
英語を英語のままで理解できる幅が広がり「その能力」が養われるからです。
リスニングのところでも少しお話しましたが、
例えば「How are you?」を今さら日本語に訳して理解する人は少ないと思います。
「I love you.」を日本語に直して分析する人もほとんどいないですよね?
その理由は、これらの英文はすでにあなたにとってめちゃくちゃ簡単で、
分析する必要も日本語に直す必要もないくらい染み付いているからなんです。
では、なぜ、それがあなたにとってめちゃくちゃ簡単になったのか?
それは、この英語にたくさん触れて自分のモノにできたからに他なりません!!
つまり、リーディングもとにかく簡単な英語にたくさん触れて、
翻訳して分析する必要もないほど楽に理解できるものを増やしていくことで、
どんどんスキルアップさせていくことができます。
なので今現在、あなたが英語の本を読んでいて難しすぎて読めない!!
構文や単語を調べて日本語訳にしていかないと(しても)理解できない!!
。。。というのであれば、その本はあなたにとってはレベルが高すぎるので、
もっと簡単な英語を読み込んで英語をそのまま理解する感覚を養う方が良いです。
なにより、唸りながら数時間かけて2~3ページしか進まない本を読むよりは、
一冊サラッと読み終える本を多く読んだ方がストレスにならないですよね?^^
難しすぎる本は負荷が高すぎて、分析で手一杯でとても頭に残らないです。
英語に限らず日本語だって最初は絵本から読みますし、
いきなり経済新聞だとか難しい日本語を勉強する人はいないと思います。
それと同じ理論です♪
リーディング力アップには多読がオススメ
以前、リスニングで精聴と多聴について解説しましたが覚えてますか?
リーディングもそれに似ていて、「精読」と「多読」があります。
日本人がよく授業や独学でやる勉強は「精読」がメインです。
(単語や構文を調べて日本語に訳して。。。ってやつです)
リーディングもリスニングの「多聴」と同じで、
簡単な英語を多く読むことで、英語を英語のまま理解できるようになります。
今のあなたにとって難しい本を、そのまま訳しながら一生懸命読んでも、
それを英語のまま理解できるようになるには、もの凄い時間が必要になります。
なので、リーディングが苦手、英語の本をスラスラ読めないという人は、
まずは簡単な英語をたくさん読んで、リーディングの基礎力を磨いてください
次回は具体的にどんな英語を読むのが良いのか、お薦めの本をご紹介いたします。
前のページ ⇒ 初心者にもお薦めシャドーイングのやり方とまとめ!訓練用教材!
次のページ ⇒ リーディングの本の選び方!英語の読解力を上げるための学習法!
※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)
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