英会話学習法!英語教材の音声を使ってスピーキング力を鍛えよう!
英語教材には、それぞれ開発者が考え出した独自の使い方がありますよね。
基本的には、その使い方に従って勉強を薦めていくのが大事ですが、
それ以外でも音声がある教材ならば、応用できる使い方があります。
その方法とは以下の3つです。
1.リスニング
2.シャドーイング
3.スピーキング
普通の学習法ですが、教材を使っていると推奨の使い方だけをやってしまい、
この3つに応用して利用しているしている人は意外と少ないです。
せっかくお金を出してネイティブの英語音声を手に入れたのだから、
開発者が推奨する使い方以外に何度も利用しない手はないですよね?^^
今回は、その中から3番目スピーキングへの再利用方法をご紹介します。
教材の音声を元に応用してみる
お薦めの方法は、教材の音声を元に応用して英語を話す練習です。
教材の内容によって、中の音声が会話だったりストーリーだったりと違いますが、
その中で出てきた構文を、自分の現状に置き換えて実際に声に出してみます。
そうすることによって、教材の中の会話やストーリーが自分と繋がり、
言いたいことを「組み立てて話す」というトレーニングをすることができます。
実際に『英語ぺらぺら君』という教材を使って、これを実践してみましょう。
【英語ぺらぺら君 レッスン5】
Emily : You speak English very well. I don’t speak Japanese at all.
Emily : Where do you learn English?
Takashi : I studied English in school.
Emily : I see.
Takashi : Which city are you from in the states?
Emily : I am from New York.
Takashi : Really? I am planning to go to New York.
Emily : When will you go to New York?
Takashi : I will go there next month.
教材の中の会話文は以上の通りですが、
これはタカシとエミリーの話であって、あなたの話ではないですよね?
だから実は頭に入っているようで全然頭に入っていないことが多いんです。
なので、教材の会話の内容を自分自身に置き換えて話してみます。
Emily : You speak English very well. I don’t speak Japanese at all.
Emily : Where do you learn English?
Takashi : I studied English in school.
Emily : I see.
Takashi : Which city are you from in the states?
Emily : I am from New York.
Takashi : Really? I am planning to go to New York.
Emily : When will you go to New York?
Takashi : I will go there next month.
この教材の場合は、質問が沢山でてくるので自分置き換えて話しやすいですね。
上の文では色をつけた箇所を自分に置き換えて話す練習をすると良いと思います。
もちろん質問の部分でなくても置き換えても大丈夫ですよ☆
こんな感じで教材を使っていると、必ず自分に置き換えられるところがあります。
それを置き換えることによって、会話の内容が自分のモノになっていきます^^
またその際は、自分の答えた内容に更に理由付けを加えると更に良いです。
例えば、タカシと同じように「I studied English in school.」と答えた場合、
何故勉強したのか?などの理由を、自分なりに「because」などを使って、
情報を付け加えて話すことで、更に会話の内容を自分のモノにできます。
ただしその際は、頭で考えるだけじゃダメです!!
きちんと声に出して、自分のことを答えてみましょう。
自分のことに置き換えると、おそらく最初は上手に話せないと思いますが、
実際の会話では自分のことを話しますよね?
なので、ここで下手糞でも、自分のことを話す訓練をしなければダメです。
間違えてもいいんです、何度もトライしてみてくださいね^^
また自分のことに置き換えて「声に出して答える練習」をしていると、
当然、教材の流れとは全然違う流れになってしまいますし、
情報を加えて話すと、更に教材の英語を聞き逃してしまいますよね?
ですが、問題ありません!!
このトレーニングは教材の流れに沿ってやるものではなく、
教材の中の英語文を利用して、自分のことを述べる訓練です。
もっと言ってしまえば、あなたのことを話すための訓練です。
なので、教材の流れから外れても全く問題ありませんし、
スピーキングの練習なので教材の英語の内容を聞く必要もありません。
教材を教材として使うのは、開発者推奨の方法でやる時だけでOKです。
この訓練は、教材を利用したスピーキングの訓練になるので、
あなた自身のオリジナルの答えを話しているときに、
教材が先に進んでいっても、全く気にしないようにしましょう。
引き出しから英語を出す練習
以前に教材を使ったリスニングやシャドーイングの練習法を紹介しました。
⇒ 英会話学習法!教材の音声を使ってリスニング力を鍛えよう!その1
⇒ 英会話学習法!教材の音声を使ってリスニング力を鍛えよう!その2
⇒ 英会話学習法!教材の音声を使ってアウトプットの練習をしよう!!
リスニングを沢山やる目的は「引き出しに英語表現」を入れることです。
そしてシャドーイングの目的は「英語らしく表現できる練習」をすることです。
そして今回紹介したスピーキングの練習方法をすることで、
今まで入れてきた英語表現を「引き出しから引き出す訓練」ができます。
そして、その引き出しに入っている表現は英語教材で入れてきたものです。
なので、ひとつの教材を徹底的に聞き、表現方法を練習をして、
最後に自分自身の言葉で、あなた自身のオリジナルを話す練習をする。
そうすることで、英会話力を鍛えることができます。
今回はリスニングからスピーキングまで『英語ぺらぺら君』を使いましたが、
たった5レッスンだけでも、徹底的に使えば得られるものが多かったと思います。
せっかく教材を購入したのであれば、その正式な使い方だけじゃなく、
それを利用してリスニングからスピーキングまで徹底的に使うにしましょう!!
英語教材は「なんとなく一通り使う」ためにあるものではありません。
教材はその開発者達が気持ちを込めて完成させたものです。
それぞれの独自メソッドはもちろん、どう応用して使うかは自分次第です。
なので、教材を値段以上のものにできるかどうかは、あなた次第ですし、
英語力を伸ばせるかどうかも、教材ではなく結局はあなた次第だと思います。
どんな教材であれ、徹底的に使って英語力を伸ばしていってくださいね^^
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※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)