英会話学習法!教材の音声を使ってアウトプットの練習をしよう!
ここ数回に渡り、教材を使ってリスニング力を鍛える方法を紹介してきました。
英語教材には、それぞれ開発者が推奨する独自の使い方がありますが、
以下の3つは、音声が収録されている教材であれば独学に利用できます。
1.リスニング
2.シャドーイング
3.スピーキング
前回と前々回はリスニングへの効果的な利用の仕方をお話しましたが、
今回はスピーキングに移行する前のアウトプットの練習法をご紹介します。
アウトプットに移る前に。。。
アウトプットの練習に移る前にリスニングのおさらいです。
前回、前々回とリスニングの注意点やポイントをお話しました。
⇒ 英会話学習法!教材の音声を使ってリスニング力を鍛えよう!その1
⇒ 英会話学習法!教材の音声を使ってリスニング力を鍛えよう!その2
そこでのポイントは。。。
1.とにかく飽きるほど英語(教材や音声)を聞く
2.理解できる簡単な英語を沢山聞く
3.聞き流しではなく理解しながら聞く
この3つです。
理解できない難しい英語を聞く事は、挫折の元になりますし量もこなせません!!
英語で大事なのは沢山聞いて「引き出しを英語でいっぱいにすること」です。
私達は学校教育で英語を組み立てるための設計図は教わっていますが、
実際に組み立てたことはなく、またその見本さえ日常生活で見ることができません。
なので、理解できる英語を聞きまくって感覚を養う必要があります。
具体的な期間は明記したくないですが最低2ヶ月は聞くだけに専念して欲しいです。
すぐ英会話をやりたい気持ちもわかるんですけどね。。。^^;
そして聞くときのポイントは。。。
1.英語のリスニングは前半に意識を置く
2.前後の音と音がくっつく習性を理解する
3.まずは基本の英語を確実に聞けるようになる
この3つです。
日本語は構成的に大事な情報が後ろに置かれますが、
英語では文章の意味を決める大事な情報が前に置かれる習性があります。
私は東京のレストランで外食をしませんでした。
I did not eat out at a restaurant in Tokyo.
なので、日本人が英語を聞くときは前半部分に意識を置くことが大事です。
そして更に厄介なのが映画や日常生活で実際に使われている英語は、
教科書通りの英語と違い、音と音がくっつくリエゾンというものがあります。
慣れていないと聞き取るのが難しいですが、最初は「数当てゲーム」をして、
その文章が何単語で構成されているのかを見極めるようにしましょう。
そうすることで、自然とリエゾンの法則などが見えるようになります。
そしてリエゾンの英語を理解するには基本の英語が聞き取れないとダメです。
なので、まずはたくさん基本に忠実な英語をたくさん聞くことが大事です。
。。。とここまでお話しても、リスニングをやるときに、
私達は必死に英語を訳して日本語にして考えてしまうんですよね。。。^^;
それは、あなたのせいではなく、
学校教育やテストで求められていたので仕方のないことなんですが。。。
ですが日本語を理解するのと同じで、
英語を理解するのに文法は~。。。と考えるネイティブはいません!!
その感覚を身に付けるためにも、英語を必死に訳して理解しようとしたり、
訳さなければ理解できない難しい教材に挑戦してはいけません!!
なかなか訳してしまう癖が抜けないと思いますが、本当に効果的ですので、
騙されたと思って2ヶ月間訳さずに英語を理解する訓練をしてみて下さいね♪
アウトプットの練習法
ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、アウトプットの練習法を紹介します。
アウトプットの練習をする際にはシャドーイングがお薦めです。
シャドーイングとは、音声を聞きながら同時に話す練習をする訓練法で、
英語の同時通訳者などが実際に訓練によく用いる方法です。
詳しくはこちら ⇒ シャドーイングの効果と勉強法まとめ
やり方は、発音、アクセント、イントネーション、テンポ、話し手の感情に至るまで、
トコトン真似をしながら後について話すことで、手本を追い抜いてはいけません!!
お手本を追い抜いてしまうと、真似ではなくオリジナルになってしまいます。
なので、お手本は抜かないようにするのが鉄則です!!
これまで散々リスニングに利用してきた英語教材を利用するわけですから、
真似している間でも意識しなくても内容をイメージしながら真似できるはずです。
ここでもし、自分のレベルでやっと聞き取れるレベルの教材を使っていると、
聞きながらお手本の真似をして話し、内容をイメージすることはできないですよね?
そういった意味でも簡単な英語教材を使うのが凄く重要なんです。
またシャドーイングでは、暗記や台詞を覚える必要はまったくありません。
むしろ覚えない方がいいくらいですし、英語を意識する必要もないです。
この訓練は、英語らしいテンポ、発音、呼吸などの話し方の感覚を掴んだり、
普段使っていない口の筋肉を鍛えるためのもです。
なので、シャドーイングでは聞こえてきている音を真似るだけにしましょう!!
ここで前回に引き続き『英語ぺらぺら君』でシャドーイングをやってみましょう。
今までレッスン1~3を使ってきたので今回はレッスン4を使います。
【英語ぺらぺら君 レッスン4】
Emily : Are you Japanese?
Takashi : Yes, I am Japanese.
Emily : Your English is very good.
Takashi : Thank you.
Emily : You speak English very well. I don’t speak Japanese at all.
Emily : Where did you study English?
Takashi : I studied English in school.
Emily : I see.
こういった会話文ですが、タカシかエミリーどちらかの真似をしながら、
重ねるように英語を話してみましょう!!(シャドーイングをする)
その際は上の台本は見ずに、音だけ聞いてお手本を抜かさないように、
発音、アクセント、テンポ、感情などを完全に真似ることに専念します。
どうですか?
発音やアクセント、スピードや話し手の気持ちまで真似できましたか?
めちゃくちゃ簡単な会話文なのに案外難しくなかったですか?
多くの日本人が、この程度の文章なんて簡単すぎて余裕!!
。。。と思ってしまうのですが、発音などをちゃんとした英語で話すのって
聞き取るのが簡単な英語でも、実際はめちゃくちゃ難しいんです。
そのギャップを理解せずに、出かけた海外旅行先で悔しい思いをしたり、
英会話教室で頭が真っ白になって話せなくなってしまったりするんですよね。
なので、勉強に使う英語教材は自分のレベルより低いものがお薦めです!!
「聞き取れる(理解できる)」と「話せる(使える)英語」のレベルには、
天と地、月とスッポン、お星様とニボシ様ほどの大きな違いがあります!!
中学生レベルの簡単な英語だからと、侮らないようにしましょう^^
特にシャドーイングは、リスニングに比べて格段に難しくなります。
英語を聞きながら真似して話すのですから当たり前ですよね?^^
聞き慣れていて簡単に思える英語でも真似は本当に難しいです。
だからこそ、リスニングを沢山して、英語の引き出しをいっぱいにして、
意識しなくても英語を(なんとなくでも)理解できるようにするのが大事です。
そのためには難しくなく何度も利用できるレベルの音声を選びましょう!!
私のお薦めは『英語ぺらぺら君』です。
なぜなら、使われている英語が簡単で1レッスンが20分と短いので挫折しにくく、
よく使われる表現ばかりなので基礎的な英会話力が短期間で身に付くからです。
もちろん、まだまだ他にも優れた英語教材が沢山ありますが、
ボリューム的にも難易度的にも『英語ぺらぺら君』がこなせないのであれば、
他の教材は正直言って厳しいと思います。
興味があったらレビュー記事も書いているので覗いてみてください↓
教材のレビュー ⇒ 英語ぺらぺら君の内容と効果!
ただ、この教材に限らず何か購入したなら飽きるほど使い倒してくださいね。
本当に教材や参考書って買って満足してしまう人が多いんですよね。
使ってもいないのに「買わなきゃ良かった」みたいに考えるパターン^^;
少しでもお金を出したのなら使わないと勿体無いですよ!!
私の場合は簿記の参考書ですね。。。一体いつ勉強するのやら。。。
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※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)