英文法の効率的な学習法!文法力を上げて英会話をマスターしよう!
前回の記事では、英語習得のための重要なポイント!!
インプットとアウトプットの性質について紹介しましたが、
しっかり理解できたでしょうか?^^
今回はインプットの中でも重要なポイントのひとつであり、
英文を組み立てるための設計図「英文法」についてお話します。
インプットとアウトプット
まず、前回の記事のおさらいですが、
英語に必要なスキルをインプットとアウトプットに分けると、
それぞれ以下のように分けられます。
・リーディング(インプット)
・リスニング(インプット)
・ライティング(アウトプット)
・スピーキング(アウトプット)
・発音(アウトプット)
そしてインプットとアウトプットのスキルには大きなギャップがあり、
アウトプットできるのはインプットした中からほんの一握りだけです。
⇒ 英語や英会話習得のために!インプットとアウトプットを知ろう!!
つまり、スピーキングなどアウトプットの英語のスキルを身に付けるには。。。
リーディングやリスニングなどのインプットのスキルを高くし、
できるだけ多くの英語表現を「自分の引き出し」に蓄える必要があります。
そのために、最初に必要な英語のスキルが「文法」と「単語」です。
なぜなら、この2つのスキルがある程度高くなければ、
英語を理解し「引き出しの中に英語表現を蓄えること」ができないからです。
なので、まず英語の学習を始める際は、
インプットの効率を上げるために「文法」と「単語」から始めましょう!!
英文法の効率的な学習方法!!
英文法と聞くと「学生時代の死ぬほど退屈な授業」を思い出してしまって、
苦手意識を持っている人も、少なくないのではないでしょうか?^^;
ですが、文法は本来とても楽しいものですし、
英語を組み立てるためのルールなので新たに増えることもありません!!
なので、どんなに初心者の人でも、本気で取り組めば、
3ヶ月から半年程度でアウトプットに必要な文法力を身に付けられます。
しっかり、はりきって勉強して行きましょう!!
。。。ということで、早速、間髪入れずに行ってみたいのですが(笑)
皆さんは英文法と聞くと「どのような勉強法」を思い浮かべますか?
きっと「机に向かって参考書で文法のルールを必死で暗記」したり、
授業で「一生懸命ノートを取って覚えている姿」などを想像しますよね?
簡単に言ってしまえば、
「これはこういうルールだから覚えとけ!!」
。。。という、身も蓋もない、あの勉強方法です^^;
ですが、そうやってルールを暗記する勉強法は間違いです!!
だって、そんな勉強法は退屈過ぎて「覚えられるわけがない」と思いませんか?
英文法には、必ずそのルールが生まれた理由があります。
野球やサッカーなどのルールと同じです。
例えば、野球なら「フォアボールなら進塁」というルールがありますよね?
理由は、そのルールがないとピッチャーが有利になってしまって、
野球が全く面白くない退屈なスポーツになってしまうからです!!
野球の醍醐味は「ヒット」じゃないですか?
そんな風に英語も含めてルールには必ず「理由」があるんですよ!!
言葉だけでは分らないと思うので、いくつか具体的な例を紹介しますね。
例えば、英語では「なぜ疑問文になると語順が変わる」のか知ってますか?
「そういうルールだから?」
。。。それを言ったら「覚えとけ!!」と一緒ですね^^;
答えは、英語は日本語と違い「基本となる文型(型)」があり、
その型に要素(単語など)を当てはめて文章を完成させる言語なので、
語順を入れ替えることは、話し手にも聞き手にも大きな事件なるからです!!
そこで、その大事件を逆手にとって生まれた英語のルールが、
疑問文などの「配置転換のルール」つまり語順を入れ替えるルールです。
話し手は疑問文に「通常文と違う感情」を込めてますよね?
つまり話し手が相手に「質問したいという感情を込めて表現している」ので、
それを示すために「語順を入れ変えるルール」を作ったというわけなんです。
この語順の入れ替えは、疑問文だけでなく命令文や感嘆文などもそうですよね?
英語にはまず「型通りの文、通常文のルール(文法)」があります。
そのルールに「型を崩すルール(文法)」を加えて新たな意味を発生させました。
それが疑問文や命令文や感嘆文というわけです。
決して「型を崩すのが疑問文」というルールが先にあったわけではないんですよ!!
もうひとつ例をあげますね
英語の「限定」と「説明」の修飾のルール(文法)です。
This coffee is too strong for me to drink.
(このコーヒーは私にとっては強すぎる)
この文で「なぜ、この語順で修飾語が並んでいるのか?」分かりますか?
英語には
・「限定」の感情を伴っている時はターゲットの前に修飾語を置く
・「説明」の感情を伴っている時はターゲットの後ろに修飾語を置く
。。。というルール(文法)があります。
・This coffee is too strong for me to drink.
つまり、この文は、
このコーヒーは。。。 ← 強すぎる~(説明)
このコーヒーは強すぎる。。。 ← 私にとって~(説明)
私にとってこのコーヒーは強すぎる。。。 ← 飲むのが~(説明)
。。。となっており、「説明」が次々とターゲットに向けて加えられています。
だから、この文は「説明ルール」にのっとって↓
○ This coffee is too strong for me to drink.
× This coffee is too strong to drink for me .
この順番に並べるのが正解になります。
「限定が前、説明が後ろ!!」
このルールも「限定」と「説明」の感情を区別するために生まれたもので、
「説明」が後ろにつく理由は、話し手の「欠乏感」から来ています!!
なので、その「欠乏感」を補うために「説明」の場合は修飾語句は後ろに置き、
足りなかったら「どんどん付け足していきましょう」というルールになったんですね。
一方「”この”コーヒー」と「コーヒー」を「限定」している「This」は。。。
This coffee…
こんな感じで「coffee」の前に置く必要があります。
どうですか?
感情(理由)を理解して文法を覚えれば、英語も案外簡単じゃないですか?^^
今回の説明は少し難しかったかもしれませんね。。。
ですが英文法には、不定詞だろうが関係詞であろうがなんであろうが、
そういうルールになっているのには、必ず「理由」があります。
その「根拠」を無視して英文法を「ルールだから」と暗記しまっては、
自分の中で納得させることも、定着させることもできないですし、
実践の場で英文法の知識を活かして使うことも難しくなります。
つまり、試験のためだけの使えない文法(英語)になってしまうんです!!
英文法の学習は順番が大事!!
英文法の勉強は順番通りにやっていくのが大事です!!
仮に覚えるべき「文法項目」が1~100まであったとすると、
1、2、3。。。という順番に学習していかないといけません!!
なぜなら「文法項目」は、全てが繋がっているので順番通りにやらないと、
高度な「項目」になって行くにつれて理解できなくなってしまうからです。
例えば具体的な例をあげると。。。
関係代名詞が苦手な人がいて、克服のためにそのパート復習したとします。
ですが、実はそれでだけで苦手を克服することは難しいです。
なぜなら、関係代名詞は「数ある文法項目」の中でも上級の文法項目であり、
「品詞、文型、副詞、前置詞、従属接続詞。。。」などの、
関係詞よりも前に学習する項目を深く理解できてないと理解できないからです。
しかし、多くの人が関係代名詞が分からないから関係代名詞を徹底的に
。。。といった風に「苦手な項目」ばかりを中心に勉強をしてしまいます。
その結果、
「これが分からないのは頭が悪いせいだ!!」
「この参考書の解説や説明が良くないんだ!」
「なんか分からないけど、とりあえず暗記!」
「よく分からないけど、こんな気がする!!」
。。。となってしまい、穴だらけのまま使えない英語になってしまいます。
なので、英語の学習は「1 ⇒ 2 ⇒ 3」と順番通り学習していきましょう!!
いかがでしたか?
文法の勉強のヒントになりましたか?
英文法は勉強法が超重要です!!
長く慣れ親しんでいるので「感覚」で使いこなせる日本語と違い、
英語の場合は「理屈と感覚を結びつけること」が習得の近道です!!
そのために英文法を学習する際には、
1.文法が何故そういうルールなのか理由を意識する
2.文法項目は基礎から順番に進めていく
この2つがポイントになります!!
英語は一度ルール(英文法)さえ、しっかり覚えてしまえば、
スポーツと同じで、楽しみながら続けていくことができるようになります。
英文法は敬遠せず最初にコツコツやってしまいましょう!!
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※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)