速読で英語を英語のまま理解する!お薦めのリスニング学習法!!
私達は学校教育の影響で「英語を日本語に訳して考える癖」があります。
その結果、実際に英語を読んだり、聞いたり、書いたり、話したりする際に、
考える時間が必要になってしまい「英語を使いこなすこと」が苦手です!!
この英語の翻訳癖は、長い時間かけて教育されてきているものなので、
修正するのに戸惑うかもしれませんが、慣れれば簡単に修正することができます!!
そのために必要なことは「英語を英語のまま理解する癖」をつけることなのですが、
今回は、英語のまま理解するための「リーディング学習法」をご紹介致します。
リーディング上達のポイント!!
早速、英語を英語で理解するためのコツについてお話したいのですが、
今回はそちらに進む前に、少し前回の復習をしましょう!!
英語を英語のまま理解できるようになるためのポイント
それは、考えるまでも無く英語のままイメージを捉えることができる英語!!
あなたにとって、そういった「簡単な英語」をたくさん増やしていくことです。
そして、そのためには英語に慣れる必要があります!!
例えば、英語で「How are you?」という文を読んだ際には、
わざわざ日本語で意味を考えなくても、意味を掴むことができますよね?
その理由は、あなたがこの英文を考えるまでも無く理解できるほど、
しっかりと習得し「英語のイメージ」を抑えているからに他なりません!!
それと同じように「英語を英語の意味のまま捉える」には、
リーディングでは、文法や英単語などの基礎を中学生レベルまで抑えたら、
次は英語に実際に触れて練習をし「英語に慣れること」が大事です!!
⇒ 英語で長文が読めない理由!リーディング上達のためのポイント!!
なぜなら、英語は文章を組み立てる設計図である文法と、
文章の材料である単語を覚えただけでは、使えるようにはならないからです。
これは、英語に限らずスポーツなどでもそうですよね?
「ルール」や「やり方」を覚えただけでは、スポーツは上達しません!!
英語もそれと全く同じで、一番最初に「ルール」や「やり方」を覚えたら、
今度は実際に「それを使う練習」をして身に付ける必要があります!!
では、そのためには具体的に、どんな練習をしていけば良いのでしょうか?
英語を翻訳してしまう癖を修正する!!
まずは、英語を日本語に翻訳してしまう癖を無くすところから始めましょう。
なぜなら、この癖がある限り、いつまで経っても瞬間的に英語を理解し、
英語に対して即座に反応できるようにはなれないからです!!
では、そのためには何をしたら良いのでしょうか?
答えは「速読」です!!
日本人は英語の文章に出会うと、どうしても日本語訳をしてしまうため、
頭の中で英語の語順をグルグルと並び替えて、日本語で理解しようとします!!
その日本語へ翻訳してしまう癖を出させないためには、
翻訳できる間もないほどの速さで英文を詰め込むのが一番です!!
速読では「あなたが理解できる最高速度で英語を読む訓練」ができるので、
英語の構造を頭で考えて、日本語へ翻訳する間を取ることができなくなります!!
そして、その英語を英語で理解する訓練をするためには、
自分でインプットする速度を調整しやすいリーディングが最も適しています。
速読の際の注意点!!
日本語への翻訳癖を無くし、英語を英語のまま理解できるようになるためには、
速読が一番お薦めの方法なのですが、速読には3つの注意点があります。
それは以下の3つです↓
・基礎を先にやる
・簡単な英語を読む
・とにかくたくさん読む
基礎を先にやる
当たり前ですが、文章を読んで内容を理解できるようになるためには、
文法や単語などの「英語の基礎力」が、ある程度必要です!!
文法や単語を全然身に付けていない状態でリーディングに挑戦しても、
内容を理解できないのは、火を見るより明らかですよね?
最低でも「中学生レベルの英語力」を身に付けてから挑戦しましょう!!
簡単な英語を読む
あなたにとって簡単な英語で書かれているものを多く読むことで、
徐々に英語を英語のまま理解できるようになってきます!!
当たり前ですが、難しい英文を速く読むことはできないですよね?
速読は、英文を速く読んで日本語に翻訳しないようにする訓練です、
そこで辞書が必要な難しい文を読んでしまっては意味がありません。
分析をしなくて済むくらい「簡単な英語」を読むようにしましょう!!
とにかくたくさん読む
速読には、英語を日本語に翻訳してしまう癖を無くすという目的の他に、
英語をたくさん読むことができるというメリットがあります!!
実はこのメリットは、すごく大きなもので英語力アップの鍵になります。
以前に、英語に限らずアウトプットはインプットの質と量で決まる!!
。。。というお話をしたのを覚えていますか?
あなたの中にインプットできた「英語の質と量」が高くて多いほど、
アウトプットする際にも「正しい英語」が出てくるようになります!!
速読では、数稽古をすることができるのでメリットは大きいです。
以上の点を踏まえて、速読の教材を選ぶ際には以下の点に注意して下さい!!
1.自分のレベルよりも下のもの
2.知らない単語が全くない(あっても数パーセント)のもの
3.安くてたくさん手に入るもの
速読をするには、基本的にはスラスラ問題なく読めるものであれば大丈夫です。
返り読みをしないようにし、理解できる最高速度で英語を読むことを心がけましょう。
速読の最大のメリット
速読には「英語を英語のまま理解する練習」以外にもメリットがあります。
それは「多くの英語表現と出会える」というメリットです!!
例えば、英語を話している時や映画やドラマなどで英語を聞いている際に、
今度使ってみたいな。。。なんていう英語表現に出会った事がありませんか?
英会話やリスニングでは、後でそれを振り返って復習するのが面倒ですが、
リーディングでなら、気軽にその部分に戻って勉強することができます!!
そのページをドックイヤーして、フレーズに印を付けておくだけですしね♪
以前、単語の学習の際にお話しましたが、英語や英語を使った表現というのは、
たった一度の出会いで、完璧に覚えて忘れないようにすることは不可能です!!
英語を「読める、聞ける、書ける、話せるようになる」ということは、
様々な場所での英語との出会い、つまり複合的な反復によって成り立っています。
これは英語に限らず日本語でもそうですよね?
私達が日本語を自由自在に使えるようになったのは、
色々な日本語を、読んで、聞いて、書いて、話してきたからに他なりません!!
そして、そういう積み重ねをしてきたからこそ、
日本語を読んだりした際にも、少し先を予想することもできるようになりました。
英語も全くそれと同じです。
いろいろな場所で出会い、徐々に覚えていくことで使えるようになるわけです。
テストや試験の場では「完璧に覚えている英語」しか役に立ちませんが、
英語を使う場面では「完璧に覚えていない英語」も役に立っていて、
そして「うろ覚えの英語」は、出会えば出会うほど覚えることができます!!
そういった意味でも、速読は「英語との出会いの場」としては最高の場所です。
このように速読は「英語のまま理解する練習」と「英語との出会い」
これら2つを同時に、しかも効率よく行うことができます。
英語を日本語に翻訳してしまう癖を修正し、英語のまま理解できるようになれば、
TOEICなどの試験でも、時間に追われることなく解けるようになれます。
また、リスニングや英会話でも、話を瞬時に理解できる力を身に付けられます!!
リーディングは、英語のテストのための勉強と思われがちですが、
リスニングや英会話にも、ばっちり生きてくる立派な英語のスキルです!!
是非、あなたの英語学習にリーディング(速読)も取り入れてみてくださいね^^
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※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)