悩み相談:知っている単語であっても文章になると理解できない!

 

悩み (2)

 

当ブログに寄せられたアンケートの中から悩み相談にお答えしていきます。

今回のお悩みは。。。

聞き取れない、話せない、

英語を聞いても聞き取れた最後の語句にどうしても執着してしまう!!

なので次の文章に移っているのに前の文章の語句で判断しようとするため、
会話のほとんどが分からないし、理解できない!!

知っている単語であっても文章になると理解できなくなってしまう!!

(相談者:30~34歳 男性)

 

聞き取れた最後の語句に執着してしまう!!

 

悩み (1)

 

まず最初の悩み「聞き取れた最後の語句に執着してしまう。。。」

この現象は本当に日本人が多く感じている悩みです!!

実際、あなたも英語を聞いていて「最後だけやたら覚えている」だとか、
何故か「会話の最後の語句だけ聞き取れたな」。。。なんてことないですか?

実はこれには「日本語と英語の構造の違い」が関係しています!!

その違いとは。。。

「日本語は後半、英語は前半に重要な情報が置かれる言語」

。。。というものです!!

 

分かりやすく、例をあげて日本語の構造を見てみましょう!!

(日本語) 外食しま。。。

どうですか?これだけでは「どうするつもりのか」が分からないですよね?

ですが。。。

(日本語) 外食しません。。。

こうなると、この人が「外食をしない事が」が分かってきますが、
それだけでは「過去なのか現在なのか未来なのか」が分かりません!!

しかし、もし仮に。。。

(日本語) 外食しません!!

だとしたら「これから外食しない」つまり「現在(未来)」だと分かりますよね?

ですが、こうだったとすると。。。

(日本語) 外食しませんでした!!

実は「過去の事だったんだ」と初めて分かるようになります!!

つまり、日本語は基本的に「文の後半に重要な情報がある言語」で、
私達は日々の生活で「その仕組み」で会話を聞いて慣れているので、
英語を聞いても、文の後半を無意識に拾ってしまう癖があるんです!!

 

ですが、英語で「外食をしませんでした」と言うと、以下のようになります。

(英語) I did not eat out.

このように英語では、前半に「過去」と「否定」を意味する語句があり、
文の意味を決定付ける要素は文の前半に置かれる構造になっています。

つまり英語は、前半部分を特に重要視すべき言語なんですね^^

だから今回の相談者さんが言っている「最後の言葉が印象に残る」は、
辻褄が合っていて、日本人がリスニングの際に陥りやすい現象なんです!!

じゃぁ、何をどうすれば解決できるのか?

その答えはめちゃくちゃ簡単で。。。

前半部分に集中!!

実はたったこれだけで、リスニング力を飛躍的に伸ばす事ができます!!

 

なぜそれだけで、英語が聞き取りやすく、理解しやすくなるのかと言うと、
私達日本人は集中しなくても文の後半は勝手に聞き取れるからなんです。

その理由も単純で、日本語で大量に訓練しているからです。

例えば先ほどの文「I did not eat out.」に場所を加えると。。。

(英語) I did not eat out at restaurant in Tokyo.

こんな感じになりますが、どう感じましたか?

読んだだけでも「in Tokyo」が、頭に残る感じがしませんか?

これをリスニングにすると、もっとそれが顕著になります!!

その理由は日本語で普段から無意識に後半部分を拾っているからです。

なので、英語を聞く時は「前半部分に集中」、これをやってみて下さいね♪

 

知っている単語でも文になると理解できなくなる

 

悩み (3)

 

この原因は「リスニングの前半部分を聞き取れない」というのもありますが、
それよりも何よりも一番の原因は間違いなく「文法力不足」です!!

せっかくなので分かりやすく例をあげますね♪

今からあげる例文を返り読みをせずに一回だけ読んで意味を理解して下さい。

“The lady talked about in this little town known for its wine is
a golf player nobody thought would be great.”

いかがですか?理解できましたか?

使われている単語ひとつひとつは簡単なものですが難しくないですか?

因みにこの文の意味は。。。

「ワインで知られているこの小さな町で話題になっているその女性は、
誰も素晴らしい選手になるとは思わなかったゴルフ選手だ!!」です。

 

もしこの文を返り読みをせずにサラッと読んで理解できないのであれば、
一回聞いただけでは、間違いなく理解できないはずです!!

この文では「talked about」「The lady」を後ろから修飾する語句で、
「talked about」以下が「The lady」がどんな人かを表現しています。

そして「nobody thought would be great」「a golf player」を修飾し、
「The lady」「そういった”a golf player”」だ。。。と表現しています。

つまり文法力がないと、どの英語がどの単語に影響を及ぼしているのかが、
全く分からなくなってしまい、読んでも聞いても理解できないんです!!

なので、先ほどの「リスニングは前半に特に集中」に合わせて、
英文の理解力、つまり「文法力を上げる事」が英語では大事になってきます。

 

リスニング、スピーキングの理解を深める解決策!!

 

悩み (4)

 

では、この相談者さんは、具体的にはどうしたら良いのかというと、
まずは「文法力を徹底的に鍛え上げる事」が大事です!!

当ブログでもお伝えしていますが、英語上達の効率的な順番は、

1.文法 + 単語 + リスニング

2.本格的にリスニング + 単語

3.本格的にスピーキング + 単語

4.本格的に単語

この順番です!!

その理由は、文法は「英語を組み立てるための設計図」で、
簡単な「英単語は英語を組み立てるための材料」になるからです!!

 

よく、お手軽だからといって「英語の聞き流し」に挑戦する人がいますが、
英語を理解できる文法力と単語力がなければ、ただの雑音に過ぎません。

仮にフレーズを覚えたとしても、それを応用できる設計図がないので、
実際には全然使えない意味のないフレーズになってしまいます。

また「まずは英会話スクールだ」と最初から英会話に挑戦する人もいますが、
これは、はっきり言って「もっと無謀な挑戦」と言っても良いです!!

相手の言葉を理解できる「文法力」も「語彙力」もないなら英会話は無理です。

そして、英会話だけで文法力や語彙力を鍛えるのは非効率的です!!

 

なので英語学習はこの順番↓

1.文法 + 単語 + リスニング

2.本格的にリスニング + 単語

3.本格的にスピーキング + 単語

4.本格的に単語

これが一番効率的な「学習の順番」になります!!

 

でも、文法の勉強って学生時代に散々やったけど英語は話せないですよね?

その理由は学生時代にやった英文法は受験用の文法だからです。

ペーパーテストの穴埋めや選択問題を解くための勉強で、
自分で英文を一から組み立てて、瞬間的に理解して作る学習ではありません!

もし文法をやったというのであれば、以下の文↓

“The lady talked about in this little town known for its wine is
a golf player nobody thought would be great.”

これが瞬間的に理解できるはずなんです!!

これが理解できないというのであれば、あなたの文法力には隙があります!!

 

その隙を埋めるのにお薦めなのが、文法を基礎から学べる以下の講座です!!

⇒ ゼロからの英語やり直し教室New Beginning

この通信講座は、初めの方は中学校で習った内容が少し含まれてますが、
途中から学校で教わらなかった文法の隙間がしっかり学べます!!

特に名詞、形容詞、副詞、動詞、前置詞、などの文中での働きや役割が、
あまり良く分からない、うろ覚えだ。。。という人にはお薦めです。

 

私も講座を受講するまでは「中学の文法なんて楽勝」って思っていましたが、
講座を受講したところ「理解できていない部分が多い」と思い知らされました。

それくらい、それぞれのパートが分かりやすく解説されていて、
この講座を受けると、パズルを解くみたいに英語を理解できるようになれます。

更にこの通信講座では、鈴木先生に分からないところを直接質問できるので、
「分からないところが分からないまま終わる」という事が決してありません!!

特に文法は積み重ねが大事な英語のスキルなので、
分らないまま先へ進んでしまうと後の項目まで理解できなくなってしまいます。

ですが、文法は英語の設計図なのでルールが変わることがなく、
基礎から順番にしっかり積み上げていけば、完全に習得が可能なスキルです。

なので、無制限で先生に質問できる点は、本当に優れていると思います!!

⇒ ゼロからの英語やり直し教室New Beginning

先生からの返信も速いので、ガンガン進む事ができ躓くこともありません。

英会話やTOEICのための土台作りになる講座ですので是非お試し下さい!!

 

因みに、鈴木先生はもうひとつ上の講座でTOEIC対策の講座もやっています。

⇒ 1年でTOEIC900点!分かる!解ける!英文法!

この講座も優れた教材なので、先ほどの講座の次のステップにはピッタリです。

TOEIC500~600点の中級者や上級者の方が、
TOEICのスコアアップや英会話のスキルを上げるのに効果的な講座ですので、
先ほど紹介した講座と合わせて、ステップアップしていくと良いです。

両方受けると、そこそこの値段はしますが、
それで文法をマスターしてTOEICなどでもハイスコアを獲得できて、
英会話にも使える「確かな文法力」が身に付くなら、安い投資だと思います!!

英語を極めたい方は是非チャレンジしてみて下さい♪

 

世の中には「聞き流し」や「フレーズの暗記」などの勉強法が溢れかえっていますが、
文法を極めて「一から自分の力だけで英語を組み立てる能力」を身に付けることより、
確かな英語のスキルアップの方法はないと思います!!

なので土台となる「英語の設計図・英文法」は、最低限身に付けるようにしましょう!!

 


英語の学習方法に関して、悩みがある方はこちらよりご相談下さい↓

⇒ 英語の学習方法に関するお悩み相談室!!

私がお答えできそうな範囲であれば、
その解決策と出来る限り具体的な学習方法をご紹介致します!!

⇒ 当ブログに寄せられた学習のお悩み一覧!!

※全てのアンケートにお答えできるとは限りません。
※また、個別の回答はできませんので宜しくお願います^^
※翻訳をお願いしますなど、細かい知識に関してはお答え致しません!!

 




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