前置詞「under」の意味とイメージ!「below」との違い!!
前置詞は位置関係を表す品詞で、似た意味を持つものが多くあります!!
ですが、その意味にはニュアンスの違いがあり、
日本語を主体で覚えてしまうと、上手に使いこなすことができません。
なので、前置詞を覚える際には「意味」や「用法」ではなく、
それらを生み出している「コアのイメージ」を掴むことが重要です。
今回は、そんな前置詞の中から「under」の意味やイメージをお伝えします。
前置詞「under」の基本的なイメージ!!
前置詞「under」のイメージは「下」です!!
基本的なイメージは「下」ですが「支配下」も表現できます。
せっかくなので、例文を見ながらイメージを掴んで行きしょう。
派生イメージ : 下
There is a cat under the tree.(木の下に猫がいます)
He is wearing a vest under his suits.(彼はスーツの下にチョッキを着ていた)
これらの「下」は、基本的な「under」のイメージです。
木の下に、スーツの下に、
と「物理的に何かの下」にある様子を表していますよね?
派生イメージ : 支配下・影響下・状況下
He yelled under the infulence of wine.(彼は酒の勢いで叫んだ)
I want to study under the best teacher.(僕は最高の師の元で学びたい)
何かの状況や誰かの「監視下・影響下」にある時にも使えます。
日本語でも「~の下(もと)で学んだ」「影響下」っていいますよね?
The bridge is under repair.(その橋は修理中です)
The issue is under investigation.(その問題は調査中です)
また、上の例文のように「状況などの下」を表現することもできます。
派生イメージ : 未満
They are under 20.(彼らは二十歳以下だ)
ある「基準より下」にあるイメージです。
Tom has been here under a week.(トムはここへ来て1週間足らずです)
何かを基準として「まだそこへ到達していない意識」つまり下です!!
基本前置詞「under」と「below」の違い!!
同じように「下」を表現する前置詞には「below」などがありますが、
それぞれニュアンスが異なります!!
・under ⇒ 真下、影響下、覆われているなどがある(場所)
・below ⇒ 単に低さを表す、覆われるイメージはない(位置)
具体的に例文を上げて説明するとこうです。
○ The book is under the table.(その本は机の下にあります) ← 場所
× The book is below the table.(その本は机の下にあります) ← 位置
違いを表現するために上のような例をあげましたが、
意味が不明なので、本来は2つ目のような言い方はあまりしません!!
ですが「場所」と「位置」の考えが理解出来ましたよね?
こんな風に「under」は「何かの下という場所」を指しますが、
一方の「below」は「何かよりも低い場所という位置」を指しています。
なかなか難しいので、一度で覚えて使いこなすことは大変だと思います。
日本語主体で意味や用法だけをではなくイメージも一緒に覚えて、
覚えたら納得するだけでなく、実際に声に出して使う練習を行って下さいね^^
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※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)
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タグ:前置詞
・少佐は大佐の支配下にある
The major is under the colonel.
・少佐は大佐より地位が低い
The major is below the colonel.
ん〜、「a」か「the」か悩みます…
>jjさん
コメントありがとうございます。
この場合は「a」ですね。
ここで「The」を使うと「特定の少佐・大佐」になってしまうので、
一般的な地位を指すのなら「a」が相応しいです。
宿題の答え自体は合ってますよ。
1 The major is under the colonel .
2 The major is below the colonel .
こんなに単純で良いのかな?
>momoさん
コメントありがとうございます。
正解です、単純で大丈夫ですよ。
ただここで「The」を使うと「特定の少佐・大佐」になってしまうので、
一般的な地位を指すのなら「a」が相応しいです。