ベトナム・サパの観光!山岳に暮らす少数民族の村を訪ねて...
昨日に引き続き、今日もサパのモン族の村へトレッキングに行ってきました。
今回のトレッキングが昨日のトレッキングと違う点、
それはサパに来て初日に出会ったスーさんの家へ遊びに行くという点です。
素人の案内なので、ガイドという点では微妙ですが、
その分、旅行会社主催のツアーより身近に文化や生活が感じられそうです!!
。。。と、そんな訳で待ち合わせのサパ教会前に朝8時半に到着!!
スーさん、既に来てました。
サパ初日にバスターミナルで出会ったモン族のスーさん
(正確には「押し売りされた」とも言う)
スーさんの村は、昨日のトレッキングツアーで行った村とは反対方向にあり、
タフィン村と呼ばれるザオ族が暮らす村です。
そしてサパからタフィン村の途中には、黒モン族のマーチャ村があります。
水牛を連れて歩くマーチャ村の村人
ひさびさに間近で見た水牛、むかし家族旅行で行った沖縄以来です。
因みに、水牛は市場に行けば買えるらしく、
1頭辺りの値段は約800万ドン、日本円にすると約4万円で、
スーさんの家でも、水牛と牛と豚とニワトリと猫と犬を飼っているそうです。
なんか、それだけ動物がいると「ムツゴロウ王国」ですねw
そんな雑談をしながら歩いていたところ、今度は突然スーさんが森の中へ。。。
突然、森の中へ入って行きます
何かの葉っぱを集めてます
訳も分からず眺めていたところ、現地の人が通ったので聞いてみました。
私「なんかツレが突然で森に行っちゃったんだけど、あれ何してるの?」
現「あぁ、あれはね、薬になる葉っぱを集めてるんだよ」
現「ところで君こそ、こんな所で何してるの?」
私「彼女(スーさん)の家に遊びに行くんだよ」
現「そうなんだ、でもベトナムではガイドをするなら免許が必要なんだよ」
現「だから本当は、彼女(スーさん)のように免許なしはダメなんだ」
現「免許なしに着いて行くと、危険な事もあるから気をつけてね」
私「そうなんですね」
。。。と、こんな会話をしていたところ、
大量に薬の葉っぱを手に入れ、満足そうに戻ってくるスーさん。
その後、いろいろ話していると通りすがりの男性は実は正規のガイドらしく、
案内してくれながら、しばらく一緒に来てくれることになりました!!
通りすがりのガイドさんとスーさん
一緒に着いてくるガイドさん
そんなこんな、談笑しながら進んでいるうちに、マーチャ村に到着!!
マーチャ村は昨日のラオチャイ村と同じ黒モン族の村ですが、
観光地化されていないため、住民のほとんどは農業で生計を立てています。
なので、それだけ昔ながらのモン族の生活を垣間見ることができます!!
遠くで刺繍をしているマーチャ村の黒モン族
近くで刺繍をしているマーチャ村の黒モン族
気持ち良くお昼寝中の豚、近づいても逃げません!!
ここでガイドのお兄さんとはバイバイし、スーさんのタフィン村に到着!!
タフィン村はスーさんの民族、ザイ族が住む村で、
先ほどのマーチャ村に比べると、物凄く観光地化されています。
そして観光地化されているということは、当然押し売りが凄いです。
まぁ私の場合、スーさんのお客さんということだったので、
少しの押し売りだけで済みましたが、本来ザオ族が一番ガツガツなんだとかw
タフィン村の入り口辺りの建物の中
ザイ族のおばちゃん達が観光客を待ち構えています
収穫したトウモロコシを入れてる袋に穴を空ける男の子
きっと、後で怒られるんだろうな。。。
スーさんの姪っ子
スーさんはランチ用の野菜を収穫中
そして、いよいよスーさんの家へ
ワンコがお出迎えです
モン族の家、初めてお邪魔しましたが、物が無く本当にシンプルです。
目立つのはテレビのみ、後は椅子とテーブルという造りで掃除がしやすそう!!
今では懐かしいブラウン管テレビ
キッチンはこんな感じで大きな鍋が置いてあります
スーさんの息子、11歳です
そして、めちゃくちゃ人懐っこいワンコ
今日のランチ、スーさんの手作り家庭料理です
今朝仕入れた豆腐と卵、収穫したての野菜で昼食を作ってくれました。
メニューは。。。
・白いご飯
・卵焼き
・揚げ豆腐
・野菜のスープ
・野菜炒め
・キノコ炒め
。。。です。
使っている材料は全部素朴で質素な物が多かったですが、
味はしっかりしていて、モン族の家庭の味をしっかり堪能させて頂きました。
因みに、スーさんの卵焼きは絶品でした。
食事の後は家族でテレビタイム、コレは日本と一緒ですね
スーさんの家のベランダ的なところ、景色がめちゃくちゃ良いです
スーさんファミリー、ワンコもしっかりフレームインしてくれました♪
今回、少数民族の村やお家にお邪魔して気づいたことがあります。
それは、特に大きな発見や驚きは無く、
ほんの数十年前に日本人が送っていた生活と同じだということです。
どういう事かと言うと。。。
例えば、住民の多くの仕事は農業で冬は街で観光客相手に商売をし、
家では野菜と卵を中心としたご飯を食べます。
調理器具は竈とお鍋で、小さなテーブルを囲み、
家族みんなでご飯を食べて、食後はテレビを見て一家団欒。。。
これって、なんとなく昭和40年~50年代の日本の生活に近い気がしませんか?
まぁ、私自身、そんなに昭和の古い人ではないので詳しくは分かりませんが、
古き良き時代の日本によく似た姿がそのままそこにある。
スーさんの家を訪れてみて、そんな風に感じました。
観光地化されて、徐々に文明の波が押し寄せてきているタフィン村、
まだまだ観光地化されていなくて、昔ながらの生活が残っているマーチャ村、
今後、どちらも発展していき便利になるんだろうなと思う反面、
昔、日本人が持っていたような素朴な生活は失わないで欲しいなと思いました。
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■今日のフレーズ「何をしているのか尋ねてみよう」
What are you doing?(何してるの?)
森の中に入っていったスーさんが「何をしているのか?」尋ねる文です。
但し、この場合は「彼女は何してるの?」ですね♪
What is she doing?(彼女は何してるの?)
他にも旅行中に「What are you doing in Japan?」と聞かれた場合は、
前後の文脈にもよりますが「仕事は何してるの?」っていう意味になります。
職業を尋ねる際、日本人は「What is your job?」と相手に尋ねがちですが、
欧米人はあまりそのような言い回しをしてきません!!
What are you doing?(仕事は何してるの?)
これが欧米人が相手に職業を尋ねる時によく使うフレーズです。
理由は日本語は状況の描写を好み、英語は動作の描写を好む言語だからです。
⇒ 英文を日本語の意味ではなく英語本来のイメージで組み立てるコツ!
この描写と動作の捉え方を覚えると、英会話が意外と簡単になりますよ♪
⇒ ベトナム語でコミュニケーションを取るなら!旅の指さし会話帳!!
※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)