精聴でリスニング力をアップ!英語を聞き取るための正しい勉強法!

 

センス1

 

リスニングの勉強には精聴と多聴の2通りの方法があります!!

精聴とは、使われている単語を「一語一句」逃さず聞き取る勉強法で、
これによって、細かい部分まで聞き取ることができるようになります。

一方、多聴とは、英文全体の流れを意識しながら英語聞き取る勉強法で、
これによって、英語のスピードに着いていくことができるようになります。

リスニングでは、この精聴と多聴は正にコインの表と裏なので、
どちらか片方が欠けてしまうと、思うように英語を聞き取ることができません。

そこでどちらもバランス良く鍛えていく必要があります!!

今回は、初心者や中級者が最初にやるべき精聴についてお話します。

 

リスニングは精聴から始めよう!!

 

瞬間英作文 (2)

 

リスニングの学習では欠かせない「精聴」と「多聴」ですが、
初級者や中級者は精聴をメインにやるのがお薦めです。

なぜなら「英語の聞き流しの記事」でもお話しましたが、
英語は意味が理解できるものを聞かないと意味がないからです!!

なのでリスニングは、まず先に精聴の割合を多くし、
その素材の中でどう単語動詞が影響を及ぼしあっているのか?
文法や単語がどう使われているのか?

。。。などを精聴によって、研究するのが多聴よりも先です。

それをせずに多聴をやってしまうと、
意味や使われ方や構成が分からないままの勉強になってしまうので、
リスニングは必ず精聴から始めるようにしましょう!!

 

リスニング!精聴のメリット!!

 

シャドーイング (3)

 

精聴はできる限り単語を一語一句聞き取り、理解しながら進めていく学習法です。

それをすることで、大きく以下の5つのメリットが得られます。

1.単語同士の繋がりや影響が理解できる
2.英語の使われ方を学ぶことができる
3.正しい英語の発音が習得できる
4.音と音の繋がり(リエゾン)を体感できる
5.多聴をする際に内容を掴みやすくなる

この中でも1と2は、英語の基礎である文法や単語の知識がどう使われているのか?

それを実際の英文を聞いて瞬間的に判断できるための訓練になります。

これができるようになると、英語を聞いた際に先が予想できるようになるため、
リスニングにおいては大変有利になります。

また、3と4の発音やリエゾンはかなり大事です。

せっかく聞き取れても、実際に自分が話す際に発音が良くないと、
相手もあなたの発言を理解するのが難しいですよね?

英語には文章になると隣の単語の音が重なり変化する
リエゾン・リンキング(音と音の繋がり)と呼ばれているものがあり、
精聴では「音同士がどう影響を及ぼしているのか」を知ることができます。

そして、それらを知って経験を積むことによって、
今度は多聴をした際に内容が掴みやすくなるというわけなんです。

 

特に私達日本人は英語を聞く事に対して、全く慣れていません!!

なぜなら、読んだり問題を解く練習は学校で行ってきていますが、
リスニングに関しては、ほとんど練習をしてきていないからです。

その結果、文章で見ると中学生レベルの簡単な英語でさえ、
いざ「聞く」となると理解できず、焦ってしまうことがほとんどです。

実際、海外旅行などの入国審査で質問されて焦ったりしませんか?

でも、その質問の内容自体は凄く簡単な英語ですよね?

その他にも、映画やドラマなどでよく聞き取れなかった英語を確認してみたら、
驚くほど簡単な英語だった。。。なんて経験をしたこともあると思います。

なので、最初は多聴で全体を抑える訓練をする前に。。。

細かいところを聞く事ができるようになる精聴をメインに行っていき、
上達に合わせて徐々に多聴の割合を増やして行くようにして下さいね^^

 

リスニング!精聴の訓練方法!!

 

リスニング (3)

 

精聴の訓練方法なのですが、お薦めなのは教材、ドラマ、映画などを使う方法です。

この方法はコストも安くできますし、何より素材がたくさん手に入ります。

リスニング用の教材であれば、それ用に開発されているので問題ありませんが、
映画やドラマを使って勉強する際は、特に以下の3つの点に注意して下さい!!

1.自分のレベルよりも下か同等のものを選ぶ
2.スクリプト(台本)が手に入るものを選ぶ
3.何度も聞き直しができるものを選ぶ

1については、これまで何度もお話していますが、
英語は内容が理解できないものを聞き続けても効果がありません!!

特に最初のうちはリスニングに慣れていないので、
読んで理解できる英語と、聞いて理解できる英語のレベルにはギャップがあるので、
慣れるまでは簡単なものを中心に精聴をするようにしましょう。

また2や3については、正解か不正解か分からないのでは意味がないですし、
たった一度しか聞けないものでは、反復練習や確認することが出来ませんよね?

なので、精聴の際には必ず上の3点を抑えたものを選びましょう!!

それができたら、できるだけ一語一句逃さず聞き取りながら、
意味、使われ方、構成、発音、リエゾン。。。などを掴みながら学習し、
経験値を積み重ねて行って下さい^^

 

リスニング!精聴の注意点!!

 

シャドーイング (5)

 

さて、英語を一語一句聞き取っていく「精聴」ですが注意点があります!

それは、一語一句聞き取れないこともある!!

。。。ということです^^;

「え?一語一句聞き取るのが精聴でしょ?」と矛盾を感じるかもしれませんが、
残念ながら、どんなに頑張って聞こうとしても聞き取れない単語はあります!!

それは英語である以上、仕方のないことですし、
母国語である日本語でさえ、実は聞き取れないことはあるんです。

ですが、私達は日本語でなら、聞き取らなくても予想して理解できたりします。

それは何故だか分かりますか?

答えは、日本語の経験や感覚を持っているからです。

 

例えば、「I told you he’d be late.」という文章があったとして、
聞き取りの際に「I told you he be late.」としか聞き取れない人がいたとします。

 

ですが、これは例え、しっかりと聞き取れなくても、
リスニングに慣れていれば、瞬時に文法的に正しくないのが判断できて、
しかも文脈から、そこには「Would」の省略形で来ることが分かります。

 

そして、この英語を一瞬で理解できる判断力については、
文法や単語などの基礎知識がある状態でリスニング(特に精聴)をやって、
経験を積んでいくだけで、本当にすぐに得ることができます。

なぜなら、以前にもお話しましたが、私達は何語でもリスニングの際は、
一語一句完璧に拾って、理解しながら聞いているわけではないからです。

実際は、知識、構成、流れ。。。など様々な要素から言語を聞き取っています。

そして、それらは経験を積むことで自然と磨かれていくものなので、
何度か精聴をして聞き取れなかったのなら、サッサとスクリプトを確認し、
それで「こういうことか」と理解するようにしてくださいね^^

精聴を行う際には、予想も含めて一語一句聞き取る訓練をするのが大事です!!

 

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