リスニングのやり方!英語は精聴と多聴でバランス良く学習しよう!

 

単語 (2)

 

リスニングは気軽に始められる英語の学習法で素材も簡単に手に入るので、
英語の勉強を始める人にとっては、一番とっつきやすい勉強法です!!

ですが、手軽に始められるからこそ、間違った勉強法をしてしまう人が多く、
上達を実感できずに、伸び悩んでしまうケースも少なくありません。

その一番の原因は前回お話した「英語の聞き流し」なのですが、
文法や単語を勉強し、しっかりと英語を理解できるようになってからやる!!
ことが英語をたくさん聞く際には重要になります。

今回はリスニングの学習に欠かせない2つの方法をご紹介致します!!

 

英語の学習の順番!!

 

文法 (4)

 

リスニングの学習に欠かせない2つの方法についてお話しする前に、
前回と前々回のリスニングのポイントを復習をしましょう!!

英語の学習は順番が大事です。

ただ闇雲に初めてもなかなか上達させることができません!!

効率的な英語の学習の順番は、

1.文法 + 日常的な単語 + リスニング
2.本気でリスニング + 日常的な単語
3.英会話 + 日常的な単語
4.難しい単語

この順番!!

文法や単語などの基礎ができていないと、いくらリスニングを頑張ったところで、
英語を理解するのに時間がかかりますし、応用して使うことができません!!

最低でも、中学生レベルの文法力と語彙力を先に身に付けてから、
リスニングを始めるようにしましょう!!

また、英語が分からない状態でやる「英語の聞き流し」は効果がありません!!

英語は言語として理解し、その情景をイメージできた時に初めて機能します。

内容を理解できない状態で聞き続けても効果が薄いので注意しましょう!!

 

リスニングの2つの勉強法!精聴と多聴!!

 

リスニング

 

リスニングには、内容をできるだけ一語一句逃さずに拾いながら聞き取る精聴と、
全体をザックリと聞いて内容を理解していく多聴の2通りの方法があります。

学生時代に良くやる勉強法はテスト対策が中心なため、
おそらく、一語一句単語を拾いながら行う「精聴」がメインだと思います。

しかし、それだけでは英語のスピードについていくことができません!!

英語に限らず言語を聞き取る際は、その言語の知識だけでなく、
経験、感覚、予測、構成、流れ。。。など様々な力を使って内容を理解しています。

なので、言語を聞き取る際には一語一句逃さず理解することは、
実践の場では、必ずしも必要でないことが多々あります!!

 

具体的な例をひとつ上げてみましょう!!

例えば、「I told you he’d be late.」という文章があったとして、
聞き取りの際に「I told you he be late.」としか聞き取れない人がいたとします。

しかし、実はこの文章はしっかり聞き取れなかったとしても、
文法を理解できていれば「he」と「be」の間に助動詞が入ることが予測できます。

このように、例え使われている英単語を一語一句全て逃さず聞き取れなくても、
言語は知識や経験や流れなどから、正しく認識することが可能になります。

実際、私達は日本語を聞いている際は一語一句聞き取っているわけではありません。

例えば、テレビを観ていて渇舌の悪い芸能人が出てきた際に、
その人の言っている事がしっかり聞き取れなくても内容を理解できたりしませんか?

それは、言語を単語として拾っているのではなく、
知識や経験や流れなどから内容を拾っているからに他なりません!!

 

一方の多聴は、英語を聞いた際に一語一句残さず拾っていくのはなく、
全体の流れをザックリと掴めるようになるために行います!!

上記の例で、日本語では渇舌が悪い芸能人の話している内容が聞き取れるのは、
精聴と多聴の能力が、どちらも高いのが理由なのは分かりますよね?^^

この予測のスキルは、一朝一夕で身に付けられるものではなく、
文法や単語といった英語の基礎知識、文章の流れや経験はもちろん、
広く言えば、話者の人間関係や背景なども知る必要がある場合もあります。

英語をたくさん聞けば、その経験積んでいくことができますが、
それだけでは、詳細までしっかりと掴むことが困難です。

なぜなら、リスニングは理解できるものを聞く事で効果が得られるからです。

そこで、それらを掴むには、精聴のレベルも上げて、
まずは英語を理解できる能力を上げる必要があります!!

つまり、精聴で理解できる英語を増やし、分からない英語を減らして、
その後、多聴を行って「英語をたくさん聞くこと」がリスニングのポイントです!!

 

精聴と多聴はバランスよく勉強する!!

 

リスニング (1)

 

リスニングの勉強の際は、精聴と多聴はバランス良く鍛える必要があります。

なぜなら、片方の脳力が低いと英語を聞き取ることができないからです。

精聴ばかりやっていると。。。
英語のスピードについていくことができなくなってしまいます。

その結果、一度に多くの英語を処理することができなくなり、
パニックになってしまい、話の内容を見失ってしまいます!!

一方、多聴ばかりやっていると。。。
細かいところまで内容を理解することができなくなってしまいます。

その結果、大雑把な理解になってしまい支障が出るばかりか、
自分で都合の良いように内容を理解してしまうことさえあります!!

精聴と多聴は表裏一体です!!

どちらの能力もしっかり磨き上げて行きましょう!

 

精聴が弱い?多聴が弱い?

 

単語 (3)

 

精聴のスキルが弱いのか、多聴のスキルが弱いのかは見分けることができます!!

もし仮にあなたが精聴に偏った学習をしてきていたら、

・単語は聞き取れるけど英語のスピードに付いていけない
・聞き取れない単語が出てくると途端に見失っていまう
・意味のある文章として理解できない

こういったことが起こります。

また、もし仮にあなたが多聴に偏った学習をしてきていたら、

・何となく全体像は理解できるけど良く分からない
・細かいことを聞かれると答えられない
・分かった気になっていることが多い

こういったことが起こります。

精聴の弱点であるスピードと全体像をカバーしてくれるのが多聴で、
多聴のモヤモヤした理解を吹き飛ばしてくれるのが精聴です。

 

もちろん、文法や英単語などの基礎を抑えているのが前提になりますが、
リスニングの勉強をしていて限界をを感じてしまったとしたら原因は、

1.基礎力が足りない
2.精聴のスキルが弱い
3.多聴のスキルが弱い

この3つのどれかが原因である場合が多いので、
それらを見極めて自分に足りないスキルを磨くようにしてくださいね^^

 

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※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)


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