前置詞「into」の意味とイメージ!「in」との違い!!
前置詞は文中での位置関係を表す品詞です。
そんな前置詞ですが、日本語訳で見ると一見同じような意味に感じる前置詞でも、
意味や用法やニュアンスが全く異なる事が多くあります!!
なので、ひとつひとつ意味や用法を覚えるだけではなく、
その意味や用法が生まれてくる前置詞の持っているイメージを掴む事が大事です。
今回はそんな前置詞の中から「into」のイメージについてお伝えいたします。
前置詞「into」のイメージ!!
前置詞「into」のイメージは「外から中へ」です!!
意識としては「in + to」で、「中の”in”」と「方向の”to”」が合わさったもので、
単純な「位置」だけでなく「動き」も連想させる前置詞になります。
せっかくなので、例文を見ながら「into」の意識を掴んでみましょう。
派生イメージ : 中へ
He came into the house.(彼はその家へ入ってきた)
She looked into a telescope.(彼女は望遠鏡を覗いた)
Our company got into difficulties.(我々の会社は困難に陥った)
最初の文は単純に「家の中へ入っていく」ですよね?
一番簡単な「into」の使い方です。
次の「望遠鏡を覗く」と「困難に陥る」は、実際に中に入った訳ではないですが、
その状況は、どちらも「何かの内部へ向かう感覚」が感じられると思います。
こんな風に「into」は「内部へ」が基本の意識になります!!
派生イメージ : 変化
The rain changed into the snow.(雨は雪に変わった)
She translate Chinese into Japanese.(彼女は中国語を日本語に訳した)¥
何かが何かへ変化する様子は、物理的に内部へ入る訳ではありませんが、
そういう「状況の中に向かって行く」とも取れますよね?
1つ目の文では「雨が雪に」、2つ目の文では「中国語を日本語に」、と
「別の状況に入っていく意識」があります!!
派生イメージ : 衝突
The car ran into a wall.(車が塀にぶつかった)
何かの「衝突」が「別の何かの中に入ろうとしている感覚」を感じさせます。
上の例文では、故意に中に入りたい訳ではないと思いますが、
周りから見ると「衝突」は「何かに向かって突っ込むイメージ」ですよね?
こんな風に「内部へ」の方向が前置詞「into」のコアイメージになります!!
前置詞「into」と「in」の違い!!
前置詞「into」と「in」は「中」を連想させますが「into」は「方向」も感じられます。
・in ⇒ 空間の中(位置)
・into ⇒ 空間の中へ(位置+方向)
それ程難しくないと思いますが、例文をあげるとこうです。
I ran in the gym.(私はジムの中で走った)
I ran into the gym.(私はジムの中へ走って入った)
日本語で考える際には「の中」は要らないですが、違いが分かりやすいですよね?
なので「in」ではなく「into」が使われている時には、
ただの「位置の中」だけでなく「中への方向」も意識されていると思って下さい!!
因みに「into」の反意語の「外へ」は「out of」です^^
前置詞は、ひとつひとつ意味を覚えてしまいがちですが、
意味を覚えるよりも、イメージを感覚的に掴んでいく事が大事です!!
特に英会話の際には前置詞の選択で迷ってしまう事があるので、
頭で考えて選択するのではなく、自然な感覚で選択できるように練習して下さいね♪
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※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)
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タグ:前置詞
1 He translated Japanese into English .
2 They went into the room .
3 They are in the room .
で 合ってるかな?
>momoさん
コメントありがとうございます。
・彼は日本語を英語に訳した
・He translated Japanese into English.
・彼らは部屋へ入った
・They went into the room.
・彼らは部屋にいる
・They are in the room.
完璧ですね、3問目は引っ掛けだったのですがおめでとうございます(^^)