効率的な英語練習法!シャドーイングとオーバーラッピングの違い!
シャドーイングと似た学習法のひとつに、オーバーラッピングがあります。
今までも記事の中で度々触れてきたオーバーラッピングですが、
そのオーバーラッティングとは、具体的にはどういった勉強法なのでしょうか?
今回はシャドーイングに似た学習法のひとつである
オーバーラッピングとシャドーイングとの違いについてご紹介しようと思います。
オーバーラッピングとは?
オーバーラッピングはシャドーイングと同様の効果が狙える学習法で、
シャドーイング以上にポピュラーな方法です。
シャドーイングは、お手本の音声に少し遅れて真似をする学習法ですが、
オーバーラッピングは音声を聞きながらテキストやスクリプトを見て、
お手本と同時に声を出す英語の勉強法です。
こちらもシャドーイング同様に、お手本を真似る訓練法ですが
音を被せている分、発音の違いが分かりやすくなるというメリットがあります。
オーバーラッピングのデメリット
そんな風に、お手本と自分の発音との違いが鮮明に分かるので、
シャドーイングより優れている部分もありますが、同時にデメリットもあります。
それは、お手本と同時進行で目で文章を確かめながら口に出すので、
視覚からの情報によって、自己流の発音になりやすくなってしまう点です。
また、それに加えて英文を文字で理解することもできるので、
純粋に音で英語を聞き取るという点においてもシャドーイングに劣ります。
実際の英会話では、文字による情報は得られないですしね。。。
そういった意味で、イントネーションやアクセントを身に付けるには、
オーバーラッピングも大変優れた英語学習法のひとつではありますが、
リスニング力や発音に関しては、シャドーイングの方が優れています。
シャドーイングとオーバーラッピングの差
これは個人的な見解になりますが、効果や継続性なども含め総合的に見ると
シャドーイングの方がオーバーラッピングより優れていると思います。
何故シャドーイングの方が優れているのかというと。。。
それは、スクリプトやテキストを見る必要がなく「音」のみで学習できるからです。
英語の学習は勉強法もそうですが、何より継続が大事です。
オーバーラッピングのように視覚からの情報も必要になる勉強法の場合、
机に向かって学習する時間を作らなければなりません!!
一方、シャドーイングのように音声のみで学習できる勉強法ならば、
日課の散歩中、皿洗いや洗濯物を畳んでいる間、料理などの家事の最中、
お風呂に入っている時や、ベットに入って寝むりに落ちるまでの数分間など、
隙間時間を活用しながらの学習が可能になります。
また、それらの時間は生活をする上で欠かせない習慣化しているものです。
その時間にシャドーイングを取り入れることで、
自動的に学習時間を作り、習慣化させることができるという訳です。
やはり、語学学習で最大の敵は、なんと言っても学習時間の確保ですよね?
英語の勉強をやろうと思っても、
その時間を確保できず結局挫折してしまい自己嫌悪に陥る。。。
あなたも、そんな経験をしたことはありませんか?
そういったしがらみを無くすには、
既に習慣化している時間に英語学習の時間を組み込んでしまうのが、
一番手っ取り早く、確実に続けてられる方法です。
シャドーイングで一石二鳥!一石三鳥!
シャドーイングは単語や熟語の学習との相性も抜群です。
以前ご紹介した、語彙力UP・英単語の学習法を覚えていますか?
(詳しくはこちらをご覧ください↓)
⇒ 英単語を覚える効率の良い学習法!語彙力を伸ばす勉強のコツ!!
単語を覚える際には、コロケーションや発音を同時に覚えるのが大事です。
英単語の学習の際に使っている教材をシャドーイングに用いれば、
単語や熟語の暗記をしながら、発音やリスニングなどを鍛えることができます。
また、英単語や熟語用の教材についている音声は単語などの暗記がメインのため、
文章の構成自体も単純で短くシャドーイングがしやすいという特徴もあります。
私も単語の勉強はシャドーイングと同時に行って覚えていました。
⇒ 英単語の勉強とシャドーイングで使いまくった語彙力UP用の教材
英語を習得するには時間がかかるので、英語力を伸ばしたいのなら、
英語の勉強を長く続けることは必須の条件のひとつです。
ですが、なかなか時間を作れずに悩んでいる人も多いと思います。
だからこそ、習慣化しやすい(既にしている)時間に効率の良い学習法、
シャドーイングを取り入れて、英語学習の習慣化を目指してくださいね♪
前のページ ⇒ シャドーイングの効果!リスニング力向上と発音が良くなる理由!
次のページ ⇒ 英語学習への取り組み方!シャドーイングはどのレベルまでやる?
※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)