リスニングの注意点!効果的に英語を聞き取る練習をするには?
前回は大量のインプットをすることで英語のセンスが磨かれる!!
。。。という、お話を致しました。
インプットすべきものは文法、単語、使い方などたくさんありますが、
その手段のひとつとしてリスニングやリーディングがあります。
そして普段から大量にリスニングやリーディングをすることで、
文法や単語などと同時に英語のニュアンスを掴めるというわけです。
中でもリスニングはいつでもどこでもできる究極の勉強法です。
今回はそんなリスニングをする上で重要な点をご紹介致します。
学生時代の勉強法
あなたは学生時代どのような英語の勉強法をしていましたか?
私は参考書を読んで文法を覚え、分からない単語を書き出し、
必要であれば単語ノート作り、手が痛くなるまで右から左へびっしり書いて、
実際に問題集を解いてみる。。。こんな風にやっていました。
おそらく私に限らず多くの人(もしかしたら今の学生も?)が、
受験や学校での試験のために、こんな感じの勉強法をしてると思います。
また、私の学生時代にはiPodなんてものはありませんでした。
重たくてかさばり、ちょっとの揺れで音飛びするCDプレーヤー^^;
もちろんインターネットなんてものは普及していません!!
そんな時代が、私の中学・高校時代です。
英語の専門学校に通っていた頃には携帯やインターネットが普及しましたが、
学校の生徒の1/3くらいは、まだ自分のパソコンを持っておらず、
学校のパソコンルームでワイワイ課題の作文やプレゼンの下調べをしていました。
さて、そこで何が言いたいのかというと。。。
私の世代、30代前半もしかしたら20代後半くらいから上の人は、
英語を聞くという事に対して、恐ろしいほど土台ができていないということです。
あなたも私と同じように、学生時代は参考書を読んで英語を覚えたり、
問題集を解いて、英語の理解度を測ったりしていたんではないでしょうか?
私は20歳くらいの頃、留学を夢見て英語の専門学校に通っていたので、
普段から一般の人よりは若干英語を話したり聞いたりしていたと思います。
ですが多くの人は「英語を聞く」ということに対して無知で、
とにかく「英語を聞きまくればいいんでしょ?」と思っています!!
しかし、学校で受験のために問題を解く練習法を学んだのと同じように、
聞いて英語を勉強するには、効率的な勉強法を知っておく必要があります。
短期間で効果を発揮できるリスニングの勉強法
リスニングの効果的な勉強法は以下の3つです。
1.最初から細かく理解しようとしない
2.同じものを何度も繰り返し使う
3.内容の確認、スクリプトは最後まで見ない
1.最初から細かく理解しようとしない
普段、英語を聞きなれてない人、リスニングの勉強法を知らない人は、
「最初から全部聞き取ろう!!100%理解してやろう!!」と思い、
ひとつ単語につまずいただけで、途端に全てを見失ってしまいがちです。
受験や試験では一語一句聞き取る必要性はでてくるかもしれませんが、
一般の英会話や聞き取りにおいては、一語一句は重要ではありません。
例えば、「His English is very well.」という文章があったとします。
学校のテストでは「彼の英語はとても上手だ!」と訳さないとダメですが、
会話では「彼は英語が上手いんだ」と、分かればそれで十分ですよね?
早い話「とても」だろうが、「そこそこ」だろうが大差がないですw
もちろん、完璧に訳したり理解できるに越したことはないですが、
そもそも訳すという行為自体が問題を解くための行為であって、
リスニングで英語を理解するという行為とは全くの別物なんです。
だからリスニングに不慣れな人が1回目にその音声を聞く際は、
どんな場面で何の話なのか、ぼんやりと分かればそれでOKです。
あなたは、今テストを受けているわけではありません!!
まずは一旦聞いて、多少分からなくても全体像を掴んでください!!
2.同じものを何度も繰り返し使う
1度だけ聞いて終わりにするのではなく、何回も聞くようにしてください。
何回も聞いていれば、分からなかったところがぼんやり見えてきたりします。
先ほどあった、初めてに聞いた際につまずいた単語が分かったりもします。
何回か聞いて分からなかったら単語を調べてみましょう。
そうすることで、段々細かいところまで理解できるようになってきます。
何より英語教材を購入した場合、何度も聞かないのは勿体無いですよね?
もう骨の髄までしゃぶりつくして、味がなくなるまで聞きまくってください!!
私なんて4年前に購入した初心者用の英語教材を未だに聞く事があります^^
もう内容なんてほぼ覚えてしまいましたし、必要ないほど簡単です。
1万円も2万円も出して購入した教材です、それくらい聞かないと勿体無いです。
あとはこれには、前回お話しした英語のセンスを付ける効果もありますね↓
⇒ 英語のセンスを磨く方法!英会話でニュアンスを掴むためのコツは?
3.内容の確認、スクリプトは最後まで見ない
最後に一番やってはいけないことが、すぐに答えを確認をしてしまうことです。
1回や2回聞き終えた後、分からないからスクリプトを見て答え合わせ。。。
これをやると「そんな事言ってたんだ」と分かったつもりになってしまいます。
できるだけ、何度も何度も何度も何度もしつこくねちっこく聞いて、
「これ以上、新しいことは聞こえてこない!」となってから確認しましょう。
この3つを守ることがリスニングの練習になります。
私自身このやり方を意識した際に一番難しかったのは全体像の把握です。
これまで中学や高校では英語の勉強をする際には、
英語読む際には英文を100%、一語一句もらさず日本語に変換して考える。
英作文を作るには日本語を100%、一語一句もらさず英語にして組み立てる。
そんな勉強法を行ってきたのですから当然です。
あなたも学生時代はそんな英語の勉強法をしていませんでしたか?
しかし、それをやってしまうと、
一つ一つの単語に捉われている間に話の流れをどんどん見失ってしまいますし、
分からない単語が一つでもでてくると、もうパニックになってしまいます^^;
なので、上の3つを意識してリスニングの勉強をしましょう。
そうすれば、実力がついてきて細かいところも1回で分かるようになりますよ。
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※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)