英会話の自主練習はクエッショニングとシャドーイングがおススメ!
英会話を習得する上では自主練習が大事というお話をしました。
英会話スクールに通えばネイティブと話す機会を作れます。
しかし「英語を話す時間の長さ」という視点から見てみると、
英会話スクールでの学習だけでは練習量が十分ではありません!!
スクールに通う効果を最大限に引き出し英会話を習得するには、
独学こそ最も重要で必ずやらなければならないことです。
前回と前々回の記事では、その点について紹介しました。
今回は英語を話す自主練にお薦めの手法を2つご紹介致します!!
英会話の習得には自主練習が不可欠
英語を話せるようになるためには自主練習が不可欠です。
⇒ 毎日どれだけ英語を話してますか?英会話の習得に必要なこと!
普段、英語を話さなければならない環境にいる人は毎日英語を話せますが、
ほとんどの人は毎日の生活の中で英語を話す環境にはいないと思います。
そのため、多くの人が英語を話すために英会話スクールに通いますが、
スクールでの練習だけでは、圧倒的に英語を話す時間が足りていません!!
なので、独学で英語を話す練習をやる必要があります。
そこでおススメなのが「クエッショニング」と「シャドーイング」です。
独学の英会話練習法 : クエッショニング
クエッショニングとは、英語の質問を浴びてそれに答える勉強法です。
実は意識していませんが「会話は質問と答え」で成り立っています。
あなたが今日、友達や家族や同僚と話した内容を思い出してみてください。
必ず会話の中で質問と答えのキャッチボールをしていませんか?
もちろん、ただ言いたいことを伝えるだけといった会話もありますが、
「相手の言葉を受けてそれに対して返す」という面では質問と答えです。
なので、普段から英語でたくさん質問を受けて答えを英語で返す。
この練習をすれば、英語への反射神経や英文を組み立てる能力を鍛えながら、
同時に英語で話しかけられることに慣れることができます。
例えば、海外旅行でのネイティブとの会話のシーンを想像してください。
旅行へ行く飛行機での会話「お食事はチキンと魚どちらがいいですか?」
「お飲み物はいかがですか?」「お下げしてよろしいですか?」
こんな事でもいきなり英語で話しかえられると緊張してしまいます。
でも聞かれていることは中学生でも分かる簡単な英語ばかりですよね?
それでも、上手に話せなかったり頭が真っ白になってしまいませんか?
これは英語で質問されて英語で返すことに慣れていないからです。
入国審査でも同じです。
「何しに来たの?」「どれくらい泊まるの?」「職業は?」
「宿泊先はどちら?」「帰りの航空券は?」。。。などなど、
これらも全て中学生でも分かる簡単な英語です。
この他にも、旅先で他の外国人旅行客に出会ったりもします。
そこでその人と話すことも「どこからいらしたんですか?」とか、
簡単な英語の「質問と答えのキャッチボール」ですよよね?
レストランもショッピングもホテルもタクシーも全て質問と答えです。
なので独学で英会話を練習をするには、質問を受けて質問に答える。
その繰り返しをすれば、実際に英会話をする際に答えが出やすくなるわけです。
しかしこれをやるには、あなたに質問をしてくれる人が必要になりますよね?
ですが、日本ではその環境を作るのもままなりません!!
そこで1人で質問と答えのやりとりができる教材や本を3つ紹介します。
1.スティーブ・ソレイシィの英会話1000本ノック
2.ユーキャンのピンズラーアメリカ英会話
3.英語ぺらぺら君シリーズ
1.スティーブ・ソレイシィの英会話1000本ノック
こちらはCD付きの本で日常的に使われる質問が1000問出題されます。
その音声を「CDで聞きいて質問に答えていく」という方式です。
この本は基本的な質問に英語で答えて英語慣れするにはお薦めの本ですが、
残念ながらCDには最初の100問しか模範解答が収録されていません!!
残りの900問は本でしか回答が確認できないというデメリットがありますが、
それでも十分英語で質問を聞いて英語で答える練習ができます。
2.ユーキャンのピンズラーアメリカ英会話
こちらの教材は通信教育の大手「ユーキャン」が提供している教材です。
特徴は「1日30分、CDの中で出てくる英語を口に出す」というもので、
聞きながら話すことで、英会話に対する瞬発力を鍛えることができます。
デメリットは教材が少し高すぎる点ですが、
面白いので飽きないですし、大手なので信頼感があります。
資料請求だけでもして、検討してみるのも良いかもしれません!!
3.英語ぺらぺら君シリーズ
こちらは、カーター大統領、レーガン大統領、ブッシュ副大統領などの
歴代大統領の通訳を務めた小谷啓氏が監修人を務めている教材です。
特徴は「英語で質問をたくさん受けて、たくさん答える」といったもので、
ピンズラーアメリカ英語と同じく英会話の反射神経を鍛えられます。
【英語ぺらぺら君初級編 レッスン1試聴】
ユーキャンのピンズラーアメリカ英会話よりも価格が安く、
上達しなかった場合は全額返金してくれます。
レビューも書いてるので興味があったら覗いてみてください↓
デメリットはテキストが充実していないので読んで確認ができない点ですが、
CDだけで完結できる教材なので全く問題ありません!!
クエッショニングを取り入れた英語教材としては上の3つがおススメです。
独学の英会話練習法 : シャドーイング
シャドーイングとは、例文を真似をしながらついていく学習法です。
具体的には。。。
お手本: I read the book which she had bought at the secondhand bookstore.
学習者: I read the book which she had bought at the secondhand bookstore.
といった風に、音声を聞きながら後を追って声に出す訓練をします。
これをやることで以下の3つの効果が期待できます。
1.発音が上達する
2.リスニング力がアップする
3.能動言語が増える(アウトプットの練習)
また、シャドーイングをやるメリットとして最も大きいのが、
「自分の英会話の弱点が目に見えてわかる点」です。
例えば、先ほどの例文
I read the book which she had bought at the secondhand bookstore.
この文をシャドーイングしていて途中で詰ってしまったとします。
その部分が、ズバリあなたの英会話での弱点になります。
そういった意味でもシャドーイングは英会話の自主練習には最適な方法です。
シャドーイングのやり方やメリットについてはこちらから順にご覧ください↓
英会話を習得する上で、毎日英語を話せる環境にいる人は問題ないですが、
日本にいると日常生活で普段から英語を話す機会は多くありません!!
なので、自主的に英語を話す機会を作る必要が出てきますが、
「独学で英語を話す練習を毎日している」という人は本当に少ないです。
英語を話せるようになるには、基礎力があるのは絶対条件ですが、
それに加えて、とにかく英語を話す練習をすることは必要不可欠なので、
自主練習を毎日するようにして、それを習慣化させてください。
おススメは、やはり英会話教材を使った自主練習です。
無料の音声でもシャドーイングは可能ですが、無料なので挫折しやすいでし、
英会話の学習用に作られていないので、レベルが合っていないと効果が弱いです。
覚悟を決めるためにも、お金を払って挑戦するのも悪くないと思います。
とにかくどんな方法でも、英語を話す練習を習慣化させるようにしましょう♪
前のページ ⇒ 英会話学校は役に立たない?スクールの役割と英語の練習法!
次のページ ⇒ 語学スクールやオンライン英会話を使って英語を話す練習をしよう!
※要望が多かったため作りました!良かったら参考にして下さい(^^)